ニューヨーカーにも特別な場所。広い公園内はいろいろな施設が充実。のんびり派にも行動派にもおすすめ。
こんにちは、ニューヨークナビです。今日はマンハッタンの真ん中にあるセントラルパークをご紹介します。まず、都会にありながらその広さに驚きです。南北は59丁目から110丁目、距離にして2.5マイル(約4km)、東西はセントラルパークウエスト(8番街)から5番街で距離にして0.5マイル(約800m)。公園内のベンチの数は9,000個、24,000本の木があります。広い園内はくつろぐスペース、観光スポット、アクティビティと楽しめる施設がいっぱい。
このセントラルパークの歴史は、19世紀までさかのぼります。ニューヨーク市の人口増加とともに、ロンドンのハイドパーク、パリのブローニュの森のような落ち着く場所が欲しいとの要望が増え、1850年代に建設計画が始まり、1873年に完成しました。現在は年間3500万人が訪れる公園になっています。
アクセス方法
72丁目駅を利用するとダコタハウスもすぐ
地下鉄N/Q/R線 59th Street(59丁目)駅下車。地下鉄駅を出るとセントラルパークの南東の角にあたる5番街と59丁目に出ます。公園の入口は地下鉄出口の目の前。ちなみに公園入口は各所にあります。公園の西境あたるセントラルパークウエスト沿いは地下鉄B/C線、東境の5番街はダウンタウン行きのバスが走っています。
見逃せない園内の観光名所
セントラルパークを単なる広い公園ではなく、観光地として魅力的な場所にしているのが数ある観光名所。主な観光名所は59丁目から80丁目付近に点在しています。公園内は案内所の看板も多くでているので、迷いそうになったら利用しましょう。では公園の南にあたる59丁目からご紹介しましょう。
〈59丁目から67丁目付近まで〉
●グランドアーミープラザ
地下鉄N/Q/R線59丁目駅をでるとすぐ目に入るのが59丁目と5番街の角にあり。黄金に輝く兵士の像が目印。セントラルパーク内を観光する馬車の発着地の一つになっています。
●ウールマンリンク @63丁目東側
冬はスケートリンクになり、映画にもよく登場する場所。夏はミニ遊園地になり、子供たちに大人気。ミニ遊園地、スケートリンクとも入場料が必要です。
●メリーゴーランド(英語ではCarousel) @65丁目公園中央付近
ウールマンリンクから少し歩くとメリーゴーランドがあります。有料。19世紀の公園オープン当初から20世紀初頭まではなんと本物の動物に乗って回っていたそう。現在のメリーゴーランドは1990年に修復されたもの。
営業時間:10:00-18:00(夏季)
●シープメドウ @67丁目西側付近
メリーゴーランドから北へ数分行った場所にあり、ミッドタウンのビル群を背景に芝生が広がり気持ちのよい場所。休日はピックニックや日光浴をする人がたくさんいます。
グランドアーミープラザ
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ウールマンリンク
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メリーゴーランド
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シープメドウ
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〈67丁目から72丁目付近〉
●ザ・モール @67丁目~70丁目付近
シープメドウから東に向かうとある、公園内で唯一まっすぐな道。道の両側には公園の自慢の一つでもあるニレの並木が広がり新緑の季節はとてもきれいです。
●ベセスダ噴水 @72丁目付近
公園内で有名な写真スポット。週末にはストリートパフォーマーも多く、観客と一体になったパフォーマンスはなかなか見ごたえあり。
●ストロベリーフィールズ @71丁目付近の西側
ビートルズの曲「ストロベリーフィールドフォーエバー(1966年)」にちなんで名づけられました。場所は生前レノンが住んでいたダコタハウス前の広場。今でも多くの人がイマジンの碑をおとずれ、碑の近くではレノンの歌を静かにうたうパフォーマーも。
〈73丁目から80丁目付近〉
●ザ・レイクとボウブリッジ @73丁目付近公園真ん中
ボウブリッジの上からザ・レイクとマンハッタンを一緒に写真にとると絵になります。
●不思議の国のアリス像 @75丁目東側
1959年にセントラルパークに登場。キノコの上に座るアリスをかこむアリスの仲間たちの像。形と大きさからか子供たちの格好の遊び場になっている。
●ベルベドーレ城 @79丁目付近西側
なんと1869年に建てられた高台のお城。お城の塔に登ることもでき、塔からの眺めは気持ちがいい。
(火-日)10:00~17:00 /休業日:月曜日/料金:無料
●シェークスピアガーデン @80丁目付近西側
ベルベドーレ城のとなり。シェークスピアの作品のなかでとりあげられた花が中心に植えられているのでイギリスのコテージを連想させるかわいさ。
ボウブリッジからの眺め
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子供達に囲まれるアリス
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ベルベドーレ城
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シェークスピアガーデン
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そしてまだまだ紹介し足りないです。公園内には橋やアーチが36個、銅像や噴水は48個あります。きっと面白い発見がありますよ。
人気アクティビティ
●レンタルサイクル
ボートハウス駐車場(74丁目付近)にレンタルサイクルのオフィスがあります。借りるときはパスポートまたはクレジットカードを預ける必要あり。ヘルメットも無料で借りれます。
料金:1時間9ドル、1日45ドル/営業時間:10:00-18:00(夏季)
●ボートレンタル
ボートハウス(74丁目付近)隣りのオフィスで手漕ぎボートが借りれます。1艘で4人まで乗れます。
料金:1時間12ドル、現金のみ。$20のデポジットが必要。
営業時間:10:00-日没まで
●人力車 (英語ではPedicab)
1台で3人まで乗れます。公園の入口各所に乗り場があります。
料金の目安:$25.00/15分、$50.00/30分 チップ別。
●馬車
1台で4人まで乗れます。公園の南側59丁目に馬車の発着地があります。
料金:20分で$50+$20(チップ)。
レンタルサイクル
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ボートレンタルオフィス
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公園内の観光案内つき
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優雅な馬車
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公園内案内所
とにかく広いので案内所で地図をもらいましょう。公園各所は案内板もあります。歩いていると方向がわからなくなってしまいがち。公園内の小道は入り組んでいるので大通りからはずれないほうが安心です。
食べる
以前はプレッチェルかホットドッグくらいの選択肢しかなかったのですが、最近はかなりオプションが増えています。
●ボートハウス @74丁目付近
室内はフルサービスのレストラン。屋外はハンバーガー等のファーストフード中心。
●ルパンコォティディアン @69丁目付近、シープメドウの北側
ベルギー発のベーカリーチェーン。
●屋台各種
公園内いたるところにプレッチェルとホットドッグ、アイスクリーム売りがいます。週末には元タバーンオンザグリーンにグルメ屋台が出没。ワッフル売りの屋台も週末になると現れます。
いかがでしたか?広いセントラルパークをかなり駆け足で紹介してみました。セントラルパークの春から夏は、野外コンサートや映画と無料イベントも目白押し。日光浴やジョギングにピクニックとニューヨーカーの普段の生活が垣間見れ、季節によっていろいろな顔をみせてくれます。是非時間をとって訪れてくださいね。ニューヨークナビがお伝えしました。