ニュー•ワールド•モール

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ニューヨーク最大の屋内アジアン•モール!チャイナ•タウンよりアジア人率が高く、ここがニューヨークとは信じられません!

こんにちは、NYナビです。実はニューヨークにいくつか存在するチャイナタウン。その中でも一番大きいのがここフラッシングです。
マンハッタンから頻繁にシャトルは出ているとは言うもの、それは知る人ぞ知る的存在なのでまだまだ観光客よりも、ニューヨーク在住らしき人の数が圧倒的に多いのも特徴。そんなフラッシングのチャイナタウンに‘ニュー・ワールド・モール’がオープンしたのは2011年5月。‘NYで一番大きなアジアンショッピングモール’というこのスペース、オープンして数年しかたっていないのでモール内もモダンでとても新しい。チャイナタウンお決まりの古くて小さな商店やレストランを見慣れている地元っ子にも衝撃だったのでは。
ニュー・ワールド・モールは大きく分けて4つのパートに分ける事が出来ます。
1階のほとんどのスペースを占める巨大アジアン食品店、
2階には雑貨、小物、服飾などのショッピング系、
3階には大きくてきれいな飲茶が大人気のレストラン、
そして地下一階には巨大フードコート。
大きな店内はいつも人であふれています。

グルメなニューヨーカーは知っている!人気のフードコート

新しいモールという事もありフードコートには今NYのチャイナタウンで人気のレストランが集められ、格安でおいしい料理を多くの客に提供しています。
実はこのモール、知る人ぞ知る、グルメモールなのです。地元っ子だけではなく、マンハッタンやブルックリン在住のニューヨーカーも、このモールに食べ物目当てでわざわざやってくる事も。多くのレストランが軒を並べているので競争も激しく、人気のない店はすぐに他の人気店に差し替えられています。そのため今、本当にニューヨーカーに好まれている旬な食べ物に気楽にトライできるのです。地下一階をぐるりと囲む壁側に並ぶレストランのカウンター、そして中央には大きなダイニングエリアが広がるこのフードコート、周りの人たちの食べている物も気楽にチェックできるし、様々なレストランのアイテムを少しづつ食べ比べ出来るのも魅力の一つ。そんな話題のニュー・ワールド・モール、まずはフードコートからの紹介です!
フラッシングならでは!台湾料理を気軽においしく!
フラッシングのチャイナタウンは、マンハッタンのそれに比べ後期に発展したのもあり、台湾系の移民が多いのが特徴。ニュー・ワールド・モールにもそんな美食の国、台湾の軽食などが気軽に味わえるお店が数件入っています。ナビのおすすめはタイワン・マーケット・フーズ。台湾でおなじみの屋台料理が揃っているこのレストラン、カウンターの奥には豚のローストが回っていたり、ショーケースの中にも美味しそうな見本が並んだりしていて何を食べるか迷ってしまいます。ごはんの上におかずが載せられたプレート料理も安くて美味しい。
でも、なんと言ってもここに来たら、メニューNo.2,ブレイズド・ポーク・ベリー・イン・スチームド・バンズを頼むのをお忘れなく。(Braised Pork Belly Crushed Peanut, Pickled Cabbage in Steamed Buns/英語では長い名前です、そして漢字だと刈包、注文する時はナンバー2、というと大丈夫です)ほろほろになるまで長時間調理された台湾版豚の角煮を、肉まんの皮のような、蒸したての中華パンに挟んだこの台湾版サンドイッチ、高菜とピーナツソース、そして砕いたピーナツの香りと、以外にあっさりした大きな角煮のコンビネーションがたまりません。直径6センチくらいのサンドイッチが二つで5ドル30セント、という値段も魅力的。あまりお腹が空いていない時は袋をもらって一つは持ち帰りましょう!
サラダバーならぬウォック(Wok/中華鍋)バーが人気?!
そしてこのモールで特に人気のあるのがサラダバー形式で自分で具材を選んで調理してもらえるレストランたち。アメリカではカフェなどに行って、サンドイッチのパンから具、ドレッシングまで自分で選ぶシステムの所などがありますが、それの中華料理版と言っていいと思います。カウンターに所狭しと並ぶ様々な種類の野菜、肉、魚介類。それを好きなだけ指差して注文すると、それを全部混ぜて中華鍋で高温でさっと調理。ポイントは炒めるときに入れられる赤唐辛子とスパイスたち。外食だと偏りがちな栄養も、野菜をたくさん選ぶとバランスのとれた食事に早変わり。それにしても一人前の量が多く、洗面器サイズのお皿に出てくるので注意しましょう。数人でシェアできない場合は持ち帰り用の容器をもらいましょう!
そしてこれと同じシステムで、スープ版の料理を提供するレストランも大人気。同じように好きなように選んだ具材はここでは四川料理の真っ赤なスープに入れられて調理されます。ぐつぐつに煮えたぎるスープは辛いけど、微妙なスパイス具合が何とも言えず、後引く美味しさ。辛い物好きはぜひトライしてみましょう。
その他にも火鍋一人前(スープのフレーバーを3つの中から選び、肉を指定、野菜はついてくる)がドリンク込みで10ドル以下など、破格の値段で中華系の人気の激辛系料理にトライする事も出来ます。マンハッタンのチャイナタウンとは違って、中華料理に厳しいチャイニーズ系ニューヨーカーが多いフラッシング、スパイス使いも本格的です。基本的なクオリティーの高さ、そして値段の低さに、感心させられてしまいます。
辛いのが苦手な方も安心、美味しい上海料理店の小龍包、中国北部地方発祥のうどんのような手延麺、ベトナムのヌードルスープ‘フォー’の専門店など、一つ一つのお店をチェックしているだけで時間がしばらくたってしまう位たくさんのレストランが入っているので何か食べたい物がきっと見つかるはず!そしてデザートは別腹、という方にはちゃんと、香港で大人気のスイーツ店、満記甜品や、今やマンハッタンにも数件店を出す、タピオカミルクティーで有名な功夫茶なども入っているのでチェックしてみましょう。

巨大アジアン食品店には驚きがいっぱい?

そしてこのモール一階にある巨大スーパーJマート。一歩中に入ると広々とした店内にはたくさんの人と商品が目に入ります。大きなシーフードコーナーには水槽に入った魚や貝類、そして食用の亀まで!様々な物が並んでいます。日本では見た事のないような種類の物もたくさん。冷凍されて量り売りされているおでんの具?のような物や豆腐など、少し日本人になじみのあるような物を眺めつつ、これが食卓でどういう料理に変身するのかを考えるのもちょっと楽しい。アメリカの一般的なスーパーは日本と比べてサイズも品数も膨大。家賃の高いマンハッタンではなかなか目にする事の出来ないスケールですが、ここニューワールドモールはそんな‘アメリカ’的サイズなので見応えも大。香港風ヌードルスープによく使われる、細いたまご麺や、エビ、ホタテ入りなどの乾麺などのセレクションもたくさん。地元の多くの胃袋を支えているのが分かります。

行列のできるベーカリー!

そしてそんな食品スーパーの横にひっそりと店を構えるのがニュー・フラッシング・ベーカリー。2つ入り口のあるこのモールの、Main St.沿いの入り口から入ってすぐのエスカレーターを上がった左側にあります。小さな店舗に小さなショーケース、注意しないとつい見逃してしまいそうになりますが、週末になるとお客さんが並んで待つ程の人気。ここの一番の人気はエッグタルト。さくさくのパイ生地とカスタードクリームの組み合わせがたまりません。チャイナタウンのお菓子は、アメリカの一般的なスイーツに比べ甘さ控えめなのも嬉しいです。焼きプリンのようなポルトガル・エッグタルトと蒸しプリン風の香港エッグ・タルトの他にもコーヒー味、ココナッツミルクやマンゴーなどのフレーバーも美味しい。直径5センチ程のタルトが一つ1ドル25セント。3つ買うと4個目はタダ!軽い食感なのでまとめ買いして も後悔しないかも?!

その他にも最上階にあるレストラン、グランド・レストランも広々としたきれいな店内で楽しめる飲茶が大人気。(2014年4月現在改装中)2階のファッションエリアにはネイルサロンなども入っています。日本に比べて格安でマニキュア/ペディキュアなどが出来るNY、しかもフラッシングはマンハッタンよりもさらに安いのです!新しいモールの中なので、使用している設備なども新しい。
快適な空間でショッピングや食べ歩きの疲れを癒してみては?
マンハッタンのチャイナタウンに比べてもっと地元民の生活密着型のこのモール、本当の中華街でかいま見るアジアン系ニューヨーカーにまぎれてお気に入りのスポットを見つけてみては?
では、NYナビでした。

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記事登録日:2012-01-02

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-01-02

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