ニューヨーク、各エリア

区は全部で5つ!いろんな顔を持つニューヨークの各エリアを紹介します。

ニューヨーク市はマンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド島の5つの地区に分かれています。マンハッタンが観光の中心。マンハッタンと周辺地区とは地下鉄やバス、フェリーなどでつながっています。

ミッドタウン

五番街でショッピング、ブロードウェイでミュージカル、9番街でエスニック料理に舌鼓、摩天楼の夜景も忘れずに。なんでもあるからこのエリアだけでも十分楽しめる。オフィス街で働く人や観光客が混ざり、何か凝縮されたエネルギーが発しられている。歩いているとニューヨーカーの躍動感が伝わってくるはず。中心部とあって地下鉄の便もとても良く、碁盤の目ストリートは徒歩でも迷うことなく歩けるのが観光客にはうれしい。

チェルシー/ミート・パッキング・ディストリクト

チェルシー
200軒以上のアート・ギャラリーがこのウエスト・チェルシーに集中しているので、アートのお好きな方にはたまりません。チェルシー・ピアには、 ゴルフ、ボーリング、バスケット等が出来るスポーツ施設や、マリーナ、レストランもあり、楽しみかたは人それぞれ。その他、20世紀初め、ボヘミアン芸術家が定宿としていたチェルシー・ホテルや、ニューヨークでもっとも古いゴシック様式のビルのあるゼネラル神学校など、歴史地区でもあるのです。

ミート・パッキング・ディストリクト
その昔、精肉工場が多く立ち並んでいたため「ミート・パッキング」という名のついたこのエリア。夜には近づけないほど危険な地域だったこのエリアも、ここ10数年ほどで開発が進み、今ではその精肉工場跡地におしゃれで高級なブティックやレストラン、バー、ホテルなどが入り、昼間はショッピングやブランチを楽しむ場所として、夜はバーやクラブへ繰り出す若者で賑わう、今一番ホットなエリアへと変身。注目の「ハイライン・パーク」もこのエリアにあり。また、ファッションやアート系のイベントも頻繁に開催されています。

グラマシー/ユニオン

グラマシー
グラマシーパークを中心に南は18丁目、北は22丁目、東は3番街から西はパークアベニューまでの小さなエリア。この付近の歴史は古く1830年代まで遡る。パーク周辺の建物はその頃建設されたものでエリア一帯は歴史地区に指定されている。パークは周辺住民で鍵を持っている人かパークの北側にあるグラマシーパークホテル宿泊者のみアクセスがある。パークの南側の通りアービングプレイス沿いには隠れ家的なカフェやワインバー、ダイニングスポットがあり、グラマシーの住民気分が味わえる。閑静な住宅街で治安の良さには定評あり。

ユニオン・スクエア
駅の目の前とあって、多くの人が集まり行き来する場所。駅前の広場では、待ち合わせをする人、座って食事をする人、一休みしている人などさまざま。たびたび集会やイベント会場としても使用され、常に人が集まる賑やかな広場です。広場内には小さな公園もあり、芝生の広場、その周りに一休みできるベンチ、キッズ用プレイグラウンド、ドッグ・ランなどがあります。またNYでも有名なグリーン・マーケットが週4日開催され、新鮮な野菜やフルーツ、ミルクなどを売る農家がテントを連ねます。

グリニッチ・ビレッジ/ウエスト・ビレッジ

グリニッチ・ビレッジ
19世紀前半の雰囲気を残しながらも、常に新しい文化の発展の地であるグリニッチ・ビレッジ。このエリアの中心にはニューヨーク大学とその学生が集うワシントン・スクエア・パークが位置し、おしゃれなカフェやレストラン、バーなどが立並び、若い人々の熱気に満ちたエネルギッシュなエリア。ブルー・ノートやヴィレッジ・バンガードなど有名ジャズ・クラブがあるのもこのエリア。昔から有名作家や、アーティストなどが多く住んだことで知られている。エリアの西側(7th Aveから西)はウエスト・ビレッジと呼ばれている。

ウェスト・ビレッジ
このエリアは歴史ある閑静な高級住宅街。昔から有名作家やアーティストなどが住み、現在も有名セレブなどが多く住んでいる人気のエリア。高層ビルはなく、ほとんどが3~5階建てのレンガ造りの建物。その1階部分にはおしゃれなレストランやカフェ、ショップなどが入っていて、ショッピングやお散歩に最適!緑が多く、とても心地の良い雰囲気。「SATC」の撮影場所や、有名なカップケーキ屋さんがあるのもこのエリア。ブリーカー・ストリートにはブランドショップの出店が相次ぎ、観光客も多く訪れます。

イースト・ビレッジ

イーストビレッジは、アンティーク家具や古着屋、個性的なショップ・カフェ・バー、さまざまな国のレストランなどが立並ぶ、とても広いエリア。多民族が入り混じり、アーティストや若者が多く集まります。NY在住日本人にはお馴染みの日系のお店も多く点在し、またオフ・ブロードウェイ・ショーのSTOMPやBlue Manの劇場などもあります。このエリアの東側「アルファベット・シティー」と呼ばれるアベニューA~Dは、昔は麻薬取引やホームレスが溢れる危険なエリア。現在でも夜の一人歩きは避けた方が良さそうです。

ロウアー・イーストサイド

ダウンタウンの南東に広がる一帯で、さまざまな移民たちによってつくられた、まさにメルティング・ポットといえる活気あふれるエリア。今でも街を歩けばその名残りを見つけることができます。ここ十数年で急激な再開発が進み、おしゃれなレストランやバー、ブティックが増えて、若者が集まるヒップなエリアへと劇的な変化を遂げました。ショッピングや食べ歩き、ナイトライフに常に観光客でにぎわうダウンタウンの人気スポットです。

ソーホー/ノリータ

ソーホー
以前は倉庫街として安い家賃に引かれたアーティスト達が多く住んでいた街。今はセレクトショップやブランドショップが多く並び、五番街にも負けないくらいのショッピング街に変貌。トレンドに敏感な人達が多く訪れる。とは言え、まだまだアーティスティックな雰囲気も十分残っていて、新旧入り交じる街並みはそぞろ歩きにぴったり。路上アーティストをひやかしながら歩いているとあっという間に時間は経ってしまう。ほとんどのショップは午後7時頃には閉まるのでその後はレストランやバーの散策も楽しい。

ノリータ
ソーホーの隣り、リトルイタリーの上に位置し、細い道が多くこじんまりしているエリア。小さなエリアには個人経営のオリジナルアイテムを扱うブティックが中心に集まっている。かわいい雑貨に他では見かけなさそうなバック、靴、自分がほしかったものが見つかりそうでうれしくなってしまう。交通量もあまり多くないので自分のペースで歩けるのもホッとする。歩きつかれたらこれまた雰囲気のあるカフェで休んでもいい。おなかがすいたらリトルイタリーやチャイナタウンまで足をのばしてもいいかも。

トライベッカ

Triangle Below Canalを略した名前のとおり、キャナル・ストリートから下の、南西に位置する三角地帯をさします。かつてはさびれた倉庫街でしたが、ソーホーやイースト・ビレッジの家賃が高騰したことをうけて、アーティストたちが移り住むようになり、おしゃれなお店やレストラン、バーなどが増えてきて、注目エリアのひとつになりました。キャスト・アイアンとよばれる建築法で建てられた巨大なビルが並ぶ街並みは、独特の雰囲気をかもし出しています。

チャイナタウン/リトルイタリー

チャイナタウン
香港、広東州出身者を中心に約10万人が住む全米最大のチャイナタウン。住宅街に発生した生活密着型の観光地。キャナルストリートを境に南側はお土産屋さんやレストランが多い観光エリア、北側はスーパーなどの地元の人お買い物エリア。バウリー・ストリートより東に行くともっとディープなチャイナタウンが待っている。中国系学校もあり、1ドル餃子屋さんでは子供が1ドル札を握り締めて買い食いする姿も見られほほえましい。リトルイタリーを吸収しそうな勢いで拡大を続けているが、最近は東へ拡大している模様。

リトル・イタリー
イタリア系移民によってつくられたエリアで、マルベリー・ストリートを中心にひろがっています。近年は隣にあるチャイナタウンに侵食され、やや縮小しつつありますが、昔からあるレストランやカフェが立ち並び、イタリア系移民の歴史を感じることができるエリアです。また毎年9月の半ばから行われるイタリア文化を祝うお祭り「サンジェローナ・フェスティバル」は通りにたくさんの屋台が出て、多くの観光客でにぎわいます。

ロウアー・マンハッタン

その名のとおりマンハッタンの南端に位置し、ビジネスの主要機関を抱えるオフィス街を中心にひろがるエリアですが、ブルックリン・ブリッジやサウス・ストリート・シーポートなど人気の観光スポットが豊富なエリアでもあります。また最南端にあるバッテリー・パークからは、ニューヨークのシンボル、自由の女神があるリバティ島へのフェリーが出ています。

アッパー・ウェスト・サイド

59丁目から北、セントラル・パークの西側に広がるエリア。美しい高級アパートに、スーパー等生活に根ざしたお店も多く、高級さと庶民的な雰囲気がいい感じにまじりあっていて居心地がよい。歩いているとニューヨークに住んでいる気分になってしまう。ブロードウェイ沿いはアメリカを代表するチェーン店が多くにぎわっている。アムステルダム・アベニューとコロンバス・アベニューには地元の人ご用達の小粋な店が並ぶ。リンカーンセンター、コロンビア大学がかもしだす知的な雰囲気もこのエリアを個性的なものにしている。

アッパー・イーストサイド

5番街から東、南北は59丁目から96丁目の間のエリア。セントラルパーク隣りの5番街は高級マンション街、ミュージアムマイルとしても名高い。地下鉄の急行が停まる86丁目付近は量販店も進出しておりこのエリアではもっとも庶民的な雰囲気の商店街。マディソンアベニュー沿い60丁目から80丁目付近までは地元のセレブ御用達のブランドショップ、高級ブティックが連なる。エリア全体に点在する高級スーパー、デリ巡りもおすすめ。2番街と3番街沿いには手頃なレストランも多い。

セントラル・パーク

地下鉄とバスの便も良く、旅行者でも気軽に行ける公園。ニューヨーカーと観光客が入りみだれる公園内は橋、噴水、彫刻といった写真スポットはもちろんのことレンタル自転車にレンタルボート、冬のアイススケートとみんなが楽しめる工夫がいっぱい。摩天楼を背景に芝生でごろごろしながらニューヨーカーになった気分もいいし、自転車を借りてサイクリングコースを走るのも楽しい。夏場の無料イベントも要チェック。

ハーレム

マンハッタンの北部にひろがるエリアで、ニューヨークのアフリカンアメリカンの文化の中心地。19世紀後半に建てられた美しい住宅郡や昔ながらの商店、ソールフードのレストランなど風情ある街並みがひろがります。また、アポロシアターやスタジオミュージアムなど、アフロアメリカンの音楽や美術、歴史や文化に触れることのできる施設も必見です。

モーニングサイド・ハイツ

世界的に有名な名門校、コロンビア大学の広いキャンパスが広がるエリア。西はハドソン川に沿って広がるリバーサイドパーク、東はセントラルパークがあり、のんびりした気分になれます。少し早起きをして、リバーサイドパークでニューヨーカーたちに混ざってジョギングやウォーキングをしてみてはいかが?園内には南北戦争での将軍、後の18代大統領ユリシーズ・グラントの墓があり、展示室もあります。この付近は意外と見所が沢山あるのです。リバーサイド・ドライブ沿いには、19世紀の住宅や豪邸も立ち並んでいたり、歴史的に有名なリバーサイド教会、セントジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂も近接していて、一見の価値あり。

ブルックリン

ニューヨーク市の5つの区のひとつで、マンハッタンの南東に位置しています。個性豊かな移民のコミュニティが点在する活気あふれるエリアで、その人口は約250万人でニューヨーク五区の中で最多です。大部分が住宅地ですが、公園やミュージアムなど見所もたくさんあり、またマンハッタンとは違ったのんびりとした雰囲気も魅力です。

ダンポ

Down Under the Manhattan Bridge Overpassという名前のとおり、マンハッタン・ブリッジのたもとにひろがるブルックリンの人気エリアです。もともと倉庫街でしたが、近年再開発がすすみ、レストランやカフェ、おしゃれなショップが立ち並ぶようになりました。またイースト・リバーをはさんで見えるマンハッタンの眺めはすばらしく、ニューヨークの絶景スポットのひとつとなっています。

ウィリアムズバーグ

今やブルックリンのみならずニューヨークの中でも注目される、おしゃれでヒップなエリアのひとつです。ここ10年ほどで再開発が進み、個性的なブティックやギャラリー、レストランやカフェが立ち並ぶ、一大人気スポットになりました。建物が全体的に低いため広々とした景観と、地元の若者たちのかもし出すリラックスした雰囲気が魅力です。

クィーンズ

ニューヨーク市の5つの区のひとつで、イーストリバーを挟みマンハッタンの東に位置しています。地下鉄の便もよくマンハッタンへ通勤しやすいため古くからの住宅地です。とくに中華街、インド人街、南米系移民街とエスニック系住民が多いエリアです。イーストリバー沿いはマンハッタンの眺めのすばらしさから近年は再開発が進み高級住宅地として注目を浴びています。また最近ではおしゃれなバーやレストランも増えています。

ブロンクス


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-07-11

ページTOPへ▲

その他の記事を見る