蚤の市そぞろ歩きでのどかな週末の始まり。見ているだけでも楽しいアメリカンな雑貨はみんな日本に一緒に連れて帰りたい!
こんにちは、ニューヨークナビです。週末はニューヨーカーも朝のコーヒー片手に蚤の市をブラブラ。歩いていると面白い物がたくさんありそうでワクワクします。そんな中からお気に入りを発見した時の達成感がたまらない!今回はニューヨークを代表する蚤の市、ヘルズキッチンフリーマーケットをご紹介します。掘り出し物を見つければきっと旅のいい思い出になりますね!さっそく出かけましょう!
ヘルズキッチンフリーマーケットとは?
ヘルズキッチンフリーマーケットは毎週末の朝9時から夕方5時、39丁目の9番街と10番街の間の約300メートルを歩行者天国にして開催される蚤の市。屋外なので天候の悪い日はお休みです。以前チェルシーにあった蚤の市がこちらに引越してきたのが始まり。現在はアンティークや古着を扱う業者からハンドメイド雑貨を売る若者まで多種多様な店が約90店舗。名前の一部のヘルズキッチンとは、34丁目から59丁目の8番街から西のエリアの名称。このエリア自体がヘル(地獄)だった等名前の由来には諸説あります。以前までは貧困層が住む治安の悪いエリアだったのですがここ数年はホテル、マンションが次々と建設され注目の再開発エリア。
アクセス方法
マスコットが出迎えてくれます
ヘルズキッチンフリーマーケット入口は39丁目と9番街。地下鉄A/C/E線の42丁目・ポートオーソリティバスターミナル駅から徒歩約5分。朝9時オープンですが10時前は開店準備中のお店もあり、買い物客が増え始める10時30分以降の訪問がオススメ。朝食後の散策にもってこいです。
どんなお店に出会えるかな?
百戦錬磨風の業者さんが多い
*毎回同じ店が出店しているとは限りません。
思わず興奮!蚤の市定番
アンティークまたの名をガラクタ市的雑貨商
「あっベティちゃん、あっドナルド」なじみの顔だけど古いせいかどこかトボケタ風合い。いかにも掘り出し物がありそうな人形や置物にノベルティグッズでぎっしりの雑貨テーブル。かつてのアメリカ文化が垣間見れる1960年代のアメリカ製ブリキのおもちゃのMade in USAの文字が新鮮。アメリカらしいデザインの物を見つけたいならこれらのテーブルは丁寧に見る価値あり。値段は5ドルの物もあれば数十ドルする物もありピンキリ。小物は荷物にならないのも魅力。思わず目が合って衝動買いした物が意外と価値があるかも!?
味のある家具が見つかる
家具・古着・古本・古新聞・古レコード2010年にはニューヨークの情報誌タイムアウトでベストファーニチャー(家具)マーケットに選ばれたヘルズキッチンフリーマーケット。旅行者や家が遠い場合は家具は見るだけですがニューヨーカーはおしゃれな家具はこういう場所で調達してるんですね。ちょっと状態が悪くても修理して使います。古新聞も売っていてよく探すと20世紀初頭の新聞もあり(もちろん英語です)日本関連のニュースが載っていたりして購買心をくすぐられます。古着屋さんも多く出店しています。
夫婦で手作りマフラーを売っているお店
ハンドメイド雑貨古い物ばかりでなく新品も扱っている店やハンドメイド雑貨にエスニック調の店も数店舗あり。ハンドメイド店は作った人がオーナーとして店番しているパターン。センスの良いデザインの鞄やジュエリーが見つかりそう、要チェック。
新種のお店発見!
マッサージ店はマーケット散策で疲れた体を癒すため!?蚤の市の1ドル均一ショップは「この箱の中どれでも1ドル」の段ボールが並びガレージセール感覚で掘り出し物を探す人で大賑わい。
簡易マッサージ屋さん
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蚤の市版1ドル均一ショップも登場
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実際に買ってみる
値札が貼ってあることも多い
品物を見ているとさりげなく商品説明してくれる店員もいるけれどたいていほおっておかれます。押し売りやしつこい店員もいないし気兼ねなく散策できます。買う前に品物の状態をよくチェックしてから買いましょう。アメリカは日常に値切る習慣がないせいか、ほとんどの人が言い値で購入しているよう。なかには2つ買うから安くしてよ~と交渉する人も見たので、もちろん値切り交渉可。普段できない値切り交渉も楽しい。ただし割引率はあまり期待できないかも。店によってはクレジットカードも利用可。買った品物は袋に入れてくれるけれどもエコバック持参が楽。
お腹がすいてしまったら
周辺には小さなレストランが多い
2011年には4月から10月の第2日曜日に有名屋台が特別出店したイベントもありましたが、基本的には食べ物は売っていないヘルズキッチンフリーマーケット。お腹がすいたらこじんまりしたレストランやカフェが多い9番街沿いを歩いてみましょう。
いかがでしたか?骨董品探しというより気軽に歩いて自分のお気に入りを見つけるのにぴったりの市です。皆さんも週末に覗いてみてくださいね。以上ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-11-01