マンハッタンから2時間半!アメリカン・アンティークに出会う旅

ファイヤーキングやオールドパイレックスなど、アメリカン・コレクティブル好き必見!アメリカ最大級のアンティーク街、アダムスタウンについて紹介します。

こんにちは、ニューヨークナビです。
今回は、ニューヨークから車で行けるアンティークの街、アダムスタウンについてご紹介します。ここ数年、日本で爆発的な人気を博している北米アンティーク・コレクティブル食器。ビンテージ品ならではの味わいや、時代を超えても色あせないデザイン、そして希少価値の高さなどから、今もなお多くの人に愛されています。
新しいものを生み出す精神と共に、古いものに価値を見出す心を併せ持つアメリカでは、どこの街にもアンティークショップがあります。

中でも、ナビが今回訪れるアダムスタウンは、北米最大級のアンティークのメッカ!古い時代の可愛いものたちと出会う旅…。もう、ワクワクが止まりません!

アダムスタウンって、こんな街。

アダムスタウンは、ペンシルバニア州にある街。「アンティーク・キャピタル(アンティークの中心地)」と謳われ、5000以上のディーラーが事業を営んでいます。といっても、ショップが5000軒ある訳ではありません。一軒の店舗の中に複数のディーラーが集まり、ブースに分かれて営業をしています。ディーラーによって価格も違えば、得意とする商品ラインナップも違うので、見て回るだけでも楽しい気分に♪お値段もニューヨークのショップに比べて3割以上お安くなっています。
アダムスタウンへの移動は、車が便利。マンハッタンから2時間半ほどで到着します。アムトラック鉄道を利用する場合は、ニューヨークのペンステーションから、最寄りの駅「Lancaster(ランカスター)」まで3時間(運賃は時間帯により58ドル〜281ドル)で行くことが出来ますが、ランカスター駅周辺にタクシーやバスは殆どないため、やはり現地で車をレンタルすることになります。アダムスタウンでは、数キロ、十数キロといった範囲内でショップが点々とあるため、徒歩での移動は不可能。とすれば、ニューヨークで車をレンタルした方が、時間とお金、両方の節約になることは間違いナシ!です。

行く前に…人気のアメリカン・コレクティブルを事前予習!

なんといっても一番人気のファイヤーキング。

1940年代〜80年代にアンカーホッキング社によって製造されたブランドです。「オーブンに利用しても大丈夫」という耐熱性・耐久性の高さ、そしてポッテリした可愛い色合いが愛される理由。中でも「ジェダイ」と呼ばれる翡翠色のラインが、最も人気があります。
耐熱ガラスの元祖、オールドパイレックス。

1910年代〜80年代にコーニング社より製造された、オールドパイレックス。ポップな柄のデザイン、ビビッドカラーを始めとしたカラフルな色合いが、根強い人気を博しています。特に冷蔵庫保存容器は、コレクター注目の商品です。
ヨーロッパらしいデザインが特徴のヘーゼルアトラス。

ヘーゼルアトラス社によって製造されたミルクガラスは、ヨーロッパを感じるデザインが特徴。キッチンウェアやチルドレンウェアなど、幅広いシリーズがあります。ストライプ柄のマグや、鮮やかな色のカップ&ソーサーが代表的な商品。
ビー玉のような縁取りが可愛いキャンドルウィック。

1930年代~80年代にアメリカのインペリアル社で作られたキャンドルウィック。ビー玉が連なったような縁取りが可愛らしい、繊細でエレガントなデザインが人気。日本でコレクターが急増中のブランドです。

ナビ一押しのアンティークショップ

お待たせしました。それではいよいよ、アンティークショップへ行ってみましょう。20軒以上あるショップの中で、ナビ一押しのお店を3軒ご紹介します。

【1】Pine Hills Antique Mall
(パインヒルズアンティークモール)


100以上のディーラーが営業している、アダムスタウン最大のアンティークモール。グラスウェアや陶器を中心に、レース、布製品、洋服、ジュエリー、靴など、幅広い商品が揃っており、店舗の広さにも圧倒されます。こちらのショップの特徴は、なんといってもグラスウェアの種類の多さ。ファイヤーキングやオールドパイレックス、ヘーゼルアトラス、キャンドルウィックなどの人気所も、アダムスタウン随一の品揃えがあります。中には、なかなかお目にかかれないレアな商品も。そのぶん値段も、アダムスタウン内の他のお店に比べると少し強気ですが…日本人には大人気のお店です。

【2】Mad Hatter Antique Mall
(マッドハッターアンティークモール)


お次に向かうのは、上に紹介したパインヒルズアンティークモールの姉妹店。こちらもグラスウェアはエリア内5本指に入る品揃えですが、パインヒルズと比べると少し少なめ。その分ビンテージ家具やレコード、クリスマスデコレーションアイテム、おもちゃ、その他古道具類など、コレクターズアイテムの種類が豊富な印象でした。「食器に興味がない」といった男性たちも、夢中にさせること間違いなしの空間。家族で楽しめるお店です。

【3】Adams Antiques
(アダムスアンティークス)

店内には、85のブースと、125個のショーケースがズラリ。ビクトリア調の家具が多く、ファイヤーキングなどのメジャーなグラスウェアなどはそれほど多くはありませんが、よく探すとチラホラあります。こちらのショップは先に挙げた2つのお店に比べて、お得な価格が魅力。1割ほどお安い値段で売っているので、ついいろいろ買ってしまいます。アダムスアンティークスのもうひとつの特徴は、ビンテージジュエリーを豊富に扱っていること。大ぶりでレトロなデザインのジュエリーは、胸がキュンとなる可愛さです。

かしこいお買い物のポイント。

「お気に入りの商品が見つかった!さて、まだまだ見たいけどグラスウェアを持ちながら歩くのも怖い…」というあなた。ご安心ください。店内にはディーラーさんが巡回しており、手に持っている物を預かって、レジ付近のボックスに保管しておいてくれます。その際多くのショップでは数字が書いた紙を渡されますので、お会計の際にその紙を見せれば、店員さんが商品を取り出して渡してくれます。全部買う気がない場合は、その場でセレクトしてもOK。とりあえず気に入ったものがあれば、渡してしまいましょう。

支払いに関してですが、クレジットカードが使用可能な店と、現金のみの店、またはクレジットカード払いの場合は価格が高くなる店など、いろいろあります。アンティークを見に行く際は、現金を持って行くことを忘れずに。

ちょっと一息入れたい時は

そろそろお腹すいた…。そんな時、一息入れるのにオススメなのが、「Stoudts Black Angus Restaurant」。アメリカ産の高級牛肉、ブラックアンガスビーフのハンバーガーが有名です。敷地内で地ビールを造っており、そのビールと、ビールに合うオイスターやポテト、オランダ風料理などが楽しめます。レストランの内装も、この街にぴったりのアンティーク調で、とっても雰囲気の良いレストラン。敷地内にアンティークモールもあります。


いかがでしたでしょうか?日帰り旅行気分で行ける、楽しいアンティーキング♪そして気づけば財布のヒモは緩みっぱなし…。ナビもつい買いすぎてしまいました。アダムスタウンには、アンティーク・コレクティブル好きの方なら、おもわず大興奮して「わー!」と叫んでしまいたくなるようなお店がいっぱいあります。一軒のショップが広く、見るのに2時間ほどかかるため、多くのお店を回りたい場合は、宿泊するのもオススメです。以上、ニューヨークナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-05-15

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