ニューヨークのレストランの楽しみ方~選び方から予約まで

予約の仕方、チップの払い方、マナー…ニューヨークのレストランの楽しむコツを、余す所なくお伝えします。

こんにちは、ニューヨークナビです。
あらゆる国の人が集まり、「世界の台所」と呼ばれるほど多彩なレストランが揃うニューヨーク。美食を求めて集まる人々を魅了する、最高峰のレストランが揃っています。

ハンバーガーなどのファストフードも良いけれど、時にはシックなレストランの雰囲気を味わいたい。でも、予約方法や、チップの払い方、マナーにちょっと不安がある…という方。ご安心ください!ナビが今回、ニューヨークのレストランの楽しみ方、ハウツーを伝授します。

★ニューヨークのレストラン選びは慎重に!


数えきれないほど多くの店が集まるニューヨークだからこそ、レストラン選びは慎重に。ひとつ例に取ると、マンハッタンには至る所に「SUSHI」の看板がありますが、中には「ひどい!これは寿司じゃない!」と思うような、パサパサのまがい物を出す店もちらほら。競争力の激しいマンハッタンでは自然に淘汰されていくものの、旅行中にこういった店に当たると、とても悲しいですよね。

当たりも多ければハズレも多いのがマンハッタン。だからこそ、「行き当たりばったりの入店」はNG。レストランの事前リサーチは、日本にいる時よりも念入りに!が基本です。ニューヨークナビのグルメカテゴリをはじめ、口コミサイトやガイドブックを駆使して、行きたいレストランをリストアップしておきましょう。


気になる衛生面は、「ABC」で、一目でチェック!

ニューヨーク市では、2010年より、飲食店すべての「衛生度」をランクで表す制度がスタートしました。各店舗は厳正な衛生検査をされ、市衛生局の基準によってA、B、Cの三段階に評価されます。そしてこの評価を、飲食店は店頭に大きく掲げなければならないのです。

店頭に「A」と書かれた証明書が掲げられているレストランは、衛生基準を充分に満たしているということ。ひとつの目安として、知っておくと安心です。

★レストランの予約方法


ニューヨークでは、世界のレストランランキングでも上位に食い込む名店が多数。しかし人気のレストランでは、「1ヶ月以上前からの予約が必須」という所も…。旅行前にしっかり計画を立てて、行きたいレストランがあれば、予約をとっておきましょう。

ほとんどのレストランはウェブからの予約が可能

まずは、気になるレストランのホームページをチェックしてみてください。多くのレストランでは、ウェブでの予約受付を行なっています。この方法だと英語に自信がなくても間違いは少なく、予約確定後、予約情報がメールで送られてくる場合がほとんどなので確認もバッチリ!



今、アメリカで最も利用されているのが、「Open Table」というサイト。行きたいレストランの名前や予約したい日時を入力すれば、スピーディに検索・予約が可能です。


電話で予約する場合の会話例

【店側】Thank you for calling ABC Kitchen. How may I help you? 
(ABCキッチンにお電話ありがとうございます。ご用件をお伺いします)

【あなた】Hi, I would like to make a reservation for tonight.
(こんにちは。今晩の予約を取りたいのですが)

【店側】Of course, what time would you like the reservation for?
(かしこまりました、何時が宜しいでしょうか)

【あなた】We would prefer 7:00.
(7時がいいです)

 【店側】OK. How many people?
(何人ですか?)

【あなた】There will be three of us.
(3人です)

【店側】Fine, I have a table for three available at 7:00, if you would kindly give me your name.
(かしこまりました。お名前を頂けたら、7時に4人様の席をご用意いたします)

【あなた】My last name is Navi.
(私の名字はナビです)

【店側】See you at 7:00 tonight, Mr. Navi.
(それでは今夜7時に、ナビさん)

【あなた】Thanks for your help. See you tonight.
(ありがとうございました。それでは今夜)

★レストランでの会計方法


精算を依頼したい場合は、席に座ったまま、ウエイターに「Check, please.」と言いましょう。ウエイターがレシートを持ってきます。

▼現金で支払いをする場合

レシートの上に、合計金額、そしてチップ(合計金額の15%−20%)をのせます。お釣りがいらない時は、これで終了。テーブルにお金を置いたまま、店を出てかまいません。

お釣りを貰いたい時は、「Give me (数字) dollars back, please.」と金額を指定してウエイターに伝えましょう。例えば合計金額が21ドル、チップ4ドル、合わせて25ドルを支払いたい場合。30ドルを渡して、「Give me 5 dollars back, please.」と伝えましょう。

これを言わないと、お釣りが貰えないこともしばしば…。つまり9ドルをチップとして渡したと勘違いされるのです。

▼キャッシュカードで支払いをする場合

レシートの上にカードを置いて、ウエイターに渡してください。ウエイターがクレジットカードの領収書を持ってきたら、その領収書の「TIP AMOUNT」という欄にチップの金額を、「TOTAL AMOUNT」欄には合計金額を記入。そして一番下にサインをしたら、その領収書をテーブルの上に置いたまま、店を出ればOKです。

※チップについて
アメリカでは、レストランをはじめ、ホテルやタクシーなど、サービスを受けたらチップを渡す習慣があります。基本給はほんのわずかで、チップを貰うことにより生計を立てている従業員もいるので、チップは必ず渡すのがマナーです。

※コートを預ける場合
冬、レストランの入り口では、コートを預けるかどうか聞かれることが多々あります。預けて食事を楽しみ、帰りにコートを受け取る際には、1ドルのチップを手渡すことを忘れずに。


★ナビおすすめのレストラン

それでは、ニューヨーカーに人気のオススメレストランをご紹介します。

ギリシャ料理/「Estiatorio Milos」

ギリシャ系移民が多いニューヨークでは、ギリシャレストランがチラホラ。中でもひときわ洗練され、ドラマ「Sex and the City」にも登場したギリシャ料理レストランが、「Milos(ミロス)」です。天井が高く広々とした店内で、所々に配置された白いパラソルが、爽やかでファッショナブルな空間を演出しています。こちらでお勧めしたいのが、ギリシャ料理の代名詞とも言える新鮮な魚介類です。店内には、魚介類がズラリと並んだ鮮魚コーナーが。実際に見ながら好きな素材を選び、料理してもらえるのがミロスの大きな魅力でもあり、楽しさでもあります。

予算はディナー(アラカルト:平均予算$100)、プレシアタープリフィクス:$49、ランチプリフィクス:$25です。



フランス料理/「Bouley Restaurant」

記念日などの特別な日にお勧めしたいのが、ニューヨークの最高峰とも言うべきフレンチレストラン「Bouley(ブーレイ)」。世界の美食家が大絶賛するフレンチの巨匠、デビッド・ブーレイ氏によるお店です。日本料理にも造詣が深いブーレイ氏は、フレンチの技法と日本の食材を組み合わせ、絶妙な味を引き出すことを得意としています。開店以来、毎年ザガット30点中29点、28点という高得点を維持し続けるほどハイレベルなその味を、あなたも是非楽しんでみては。

予算はディナー6コース:$185〜(ワインペアリング付き$290)、ランチはとてもお得で、5コース:$55〜です。

※食事所要時間(目安):ランチ5コースで2時間から2時間30分。ランチでもディナーでもスケジュールに余裕をもって訪れましょう。



敷居が高そうに見えるオシャレなレストランですが、そこは全世界から旅行者が集まるニューヨーク。予約の電話や、注文をとる時などは、旅行者でも分かるようにゆっくりと話してくれます。ぜひこの機会にニューヨーカーたちが絶賛する料理を味わい、ドラマや映画の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?以上、ニューヨークナビでした!

関連タグ:レストランマナーチップ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-06-19

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