レッドフックに行ってみよう!

マンハッタンから近くて遠い海辺の街。ニューヨークの違った一面が絶対見つかります!

こんにちは、ニューヨークナビです。
今回はナビお気に入りのブルックリンの海辺の街、レッドフックをご紹介します。観光スポットでもお洒落スポットでもないので派手さはありませんが、それがかえってホッとするんです。それにポツリポツリと散らばる遊びのエッセンスが歩いていて楽しい!マンハッタンからの行き方は少し面倒ながら「それも旅の醍醐味」と旅人の好奇心を満たしてくれるはずです。それではレッドフックをご案内しましょう。

ブルックリンの小さな街です。地図で見ると遠くない印象ですが地下鉄が近くを走っていないのが難点。2012年10月末のハリケーンサンディでは多くのお店が床上浸水し大被害を受けました。現在はほとんどのお店が再オープンしています(2013年8月)。

アクセス方法

レッドフックへはイケア・ブルックリン店を玄関口として行くと簡単です。また地下鉄と市バスを乗り継いでも行けます。

ピア11

ピア11

週末は長い列

週末は長い列

<イケア・ブルックリン店への行き方>
イケアへはマンハッタンからフェリーまたはブルックリンの地下鉄駅から無料シャトルバス利用で行けます。とくにおすすめはフェリー利用です。フェリーは平日は片道5ドル、週末は無料。イケアからレッドフックの主なスポットへは徒歩約10分以内。
1.フェリーでの行き方
マンハッタンのピア11発着。スケジュールはイケアブルックリンのホームページ内、行き方(Dirction)内のウォータータクシー欄を参考に。平日は午後から運行、週末は午前11時頃から約20分から30分おきに運行。週末は行列覚悟で行きましょう。
またはNYCフェリー(片道2.75ドル)でも行けます。

※ピア11への行き方。地下鉄2/3線ウォールストリート(Wall St)駅下車。地下鉄駅下車後、ウォールストリートをイーストリバーに向かって歩く。川の手前の大きな通りのサウスストリートに出たら右に曲がる。徒歩約7分。

2.地下鉄とイケア無料シャトルバスでの行き方
地下鉄2/3/4/5/N/R ボローホール(Borough Hall)駅または地下鉄F/G線 スミス-9丁目(Smith-9th St.)駅から平日は午後3時から午後9時、週末は午前11時から午後9時の間30分おきに運行。

イケア行きフェリー(ウォータータクシーと呼ぶことも)

イケア行きフェリー(ウォータータクシーと呼ぶことも)

イケア行き無料シャトルバス

イケア行き無料シャトルバス

<地下鉄と市バスを乗り継いで行く方法>
地下鉄F/G線 スミス-9丁目(Smith-9th St)駅下車。駅前のスミスと9丁目の角からB61バス、ダウンタウンブルックリン行きに乗る。バスで約15分。(※レッドフックからの帰りは地下鉄駅までB61バスのパークスロープ行き利用)

B61バスはレッドフックの目抜き通りのバン・ブラントストリートを走ります。ただ地味な通りですので、頼りになるのはやはりイケア。青と黄色のイケアが見えてきたらもうレッドフック内です。バンブラントストリートもすぐそこ。運転手さんにバン・ブラントストリートとXXストリートで降ろしてねとお願いするのも手ですが、わかりづらかったらイケアで降りて徒歩移動です。

レッドフックはこんなとこ

同じブルックリンでもウィリアムスバーグのようなお洒落エリアとは全く違う魅力のある街です。公共交通機関の便が悪いため、開発のスピードがゆっくりで都会化、高級化されていません。新スポットが続々オープンでもないし、観光スポットもなく、文化人が集まるような場所でもないのになぜか話題に時々上る不思議な場所なんですよね。

さて、レッドフックの良さは歩いているとじわじわ伝わってきます。低い建物は空が良く見えて開放感があるし、人とほとんどすれ違わない石畳の道や砂利道を歩いていると小さな島にある街にいる気分に浸れます。お店は数少なくてもジャンルが広く、街全体がなんだか掘り出し物を見つけたようなお得感があります。オススメシーズンは初夏から10月末頃までの週末の午後!お店によっては週末のみオープンの場合もあります。午後からぶらっと行って滞在時間3時間くらいで十分楽しめます。

一見すると何も無いようだけど。。。
内陸部は低いビル、海沿いは古い工場街と変化する街並みを歩いているとなぜか飽きない。つまらなそうなのに時折見せる表情がいいとでも言いますか。。。看板とたま~にポっと出てくる不思議なアートや建物、通りの向こうに見える海は街歩きのとってもいいアクセントになっています。荒々しい男性オーナーが店番のお店も海の近くにふさわしいです。

早速歩いてみよう

目抜き通りはバン・ブラントストリート
とは言うものの。。。シャッターが下りた店、荒れた空き地、まばらな人影と目抜き通りとは信じられない雰囲気。何も知らなかったらここでバスを降りようと考えないでしょう~。この通りにベイクド、レッドフックロブスターパウンド、ホームメードのグルメスポットが並んでいます。地味な通りが目抜き通りと言うのもレッドフックらしい。レッドフックの奥深さを物語っています。


■■レッドフックでココははずせない!おすすめスポット■■
その1.レッドフックロブスターパウンド

2013年には某ウエブサイトで全米屋台1に選ばれ、ニューヨークだけでなく、アメリカ中で有名なロブスターロール店。一つ16ドルでアメリカにしてはサイズは小ぶり。高くて小さい、お腹いっぱいになるかな~と不安でしたが、食べ始めたらロブスターたっぷりでこれで16ドルはお値打ちと感じるようになるはずです。絶対食べて欲しいです。

外観はイマイチ

外観はイマイチ

店内は賑やかです

店内は賑やかです

その2.
スティーブズオーセンティックキーライムパイ

ロブスターロールの次はデザートです。街のはずれにあるスティーブズオーセンティックキーライムパイへ。媚びないオーナー、メニューはキーライムパイのみと言う清さの個性的なお店。ぜひ足を運んでほしいです。ちなみに看板メニューのスウィングルズは激甘!

スウィングルス。食べきれるかな?

スウィングルス。食べきれるかな?

いたる所にお店の広告があります♪

いたる所にお店の広告があります♪

その3.ルイスバレンティノジュニアパーク
スティーブズオーセンティックキーライムパイのすぐ隣にある小さな公園です。お腹が一杯になったあと、潮風を感じながら海と自由の女神を眺めてしばしのんびり。家族連れや釣り人もみんなくつろぎタイムを満喫中。マンハッタンの高層ビルが見えなければニューヨークに居ることを忘れそう!
その4.ベイクド
ベイクドは超人気カフェ。とくに週末は街中の人が集まっているかと思うくらい店内はお客さんで一杯。周辺にカフェがないから込んでいるのではなくてニューヨークのメディアでしょっちゅう取り上げられる実力店です。クッキー、ブラウニー、カップケーキとアメリカンデザートが揃っています。歩き疲れたときのコーヒー休憩もいいし、お土産にブラウニーの購入もいいですよ~。
その5.レッド・フック・タバーン
2019年夏にオープンしてすぐに話題店の仲間入り。話題の中心はなんと言っても市内の人気ハンバーガーを参考にした熟成ハンバーガー。お肉と玉ねぎとチーズのハンバーガーは味付もシンプルでお肉の旨みを存分に味わえる。付け合せの大ぶりのフライドポテトも塩がしっかり効いており付け合せにぴったり。お肉好きならこのハンバーガーを食べにレッド・フックに行ってほしい。
その6.アンプルヒルズ・クリーマリー
ブルックリン発の人気アイスクリームショップが2018年にレッドフックに工場兼店舗として進出。ブラウニーや、クッキードウをまぜたり、他業種とのコラボをしてユニークなフレーバーを続々と生んでいるニューヨークの人気アイスクリームショップ。工場はガラス張りなので無料でアイスクリーム作りの様子が見学出来ます。夜遅くまで営業しているので食後のデザートにもおすすめ。

まだまだあるレッドフックのおすすめ


レッドフックワイナリー
海沿いにあるワイナリー。メイド・イン・ブルックリンです。
カカオプリート
チョコレート工場兼ウィスキー工場。週末は見学ツアーあり(要予約)。お土産になりそうなチョコレートがみつかります。
ビー・ワック・ギャラリー
元工場を利用したギャラリー。かなり巨大スペースながらも入場料無料です。(展示のある時の週末のみオープン)
イケア
日本にも進出しているスウェーデン発の家具屋さん。レッドフック歩きの玄関口。
フェアウェイ 
ニューヨークの人気スーパーのフェアウェイ・レッドフック店。海沿いにありスーパーのすぐ裏は写真スポットです。

レッドフックワイナリー

レッドフックワイナリー

BWAC

BWAC

カカオプリート

カカオプリート

イケア

イケア

フェアウェイ

フェアウェイ

いかがでしたか?
ナビはいつもイケアフェリーを利用して行きます。帰りのフェリーからマンハッタンの高層ビルが見えるとレッドフックの静けさがウソのように感じます。ぜひ皆さんもマンハッタンとは違う風を感じに出かけてみてください。レッドフックののびのびした空気の中歩いていると気分がスッキリしますよ。
以上ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-13

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