おいしくニューヨークを食べ尽すための「10の心得」

これを押さえればニューヨーカー?!

こんにちは、ニューヨークナビです。
約2万件ものレストランがあるといわれているニューヨーク、旅行中にどこで何を食べるかって本当に悩みますよね。ましてや人類のるつぼならぬサラダボールなどとも言われるこの街では、本当にいろんな人種の人がいて、それぞれの文化や国ごとに伝統的なお店もあるし、新しい感覚で食材や調理方法をミックスさせた流行りのお店もあります。今回はそんな中でのお店の選び方や、ちょっといいサービスをしてもらうコツなどを教えちゃいます。

心得1:ハンバーガーにハズレなし

ナビがニューヨークに来たばかりの頃に何度か言われたのが「アメリカと言えばハンバーガーなだけあって、どこで食べてもそれなりに美味しいよ」ということでした。
もちろん有名なお店は美味しいですが、好き嫌いで焼き加減も選べるし、「野菜はすべてオン・ザ・サイドで」なんてお願いして自分の好みや食べやすいようにして食べる事が出来るんですよね。
ナビは経験上、店名にバーガーとついてるところ、チェーンではないけど2・3店舗展開しているところなどはだいたい美味しいと思います。
ちなみにハンバーガーとはハンバーグがパンに挟まってるものなので、サンドウィッチと書かれていてもハンバーガーと同じバンズで出てくるお店もあります。
逆にハンバーグ、とだけ書かれてあってバンズを食パンの様なものや他のものとで選べるお店もあります。
ピクルスとコールスローをオンザサイドで

ピクルスとコールスローをオンザサイドで

こちらはサンドウィッチタイプ

こちらはサンドウィッチタイプ

心得2:行きたいお店は予約するべし!

並んででもおいしいものを食べたいニューヨーカー。有名店はいつも予約でいっぱい。週末になるとなおさらです。限られた時間の中で効率よく過ごすにはいちいち並んで待ってられないですよね?なので絶対行きたい店があったり、食事にあまり時間取れないけどそれなりのものを食べたい!という人は事前に予約してしまうのがベストです。
そんな事言われても電話はハードル高いよ~という人も多いと思いますが、最近はホームページからネットで予約出来たり、予約サイトがあったりするので一度はトライしてみる価値アリです。
ただ前日までに予約確認の電話を折り返さないとダメな場合もあるので、予約した時の画面や送られてきたメールはしっかり見ておきましょう。
また、予約した人数が全員そろってからじゃないとテーブルに案内してもらえない事も結構あるので要注意です。

心得3:入り口に注目すべし!

日本でもよくあるように、ニューヨークでも入り口にいろんなステッカーが張られてたりします。とはいえミシュランくらいは知っていても、見たことないステッカーばかりで良く分からない…というものも多いですよね。よく見かけるもの、ナビが目安にしているものをピックアップしてみました。
○ザガット…ニューヨークに住むザガット夫妻が1979年に創刊させた、一般人へのアンケートで評価されたもの。
○ミシュラン…フランス発祥のこちらは日本でも発行されるようになりよりポピュラーになりましたね。匿名調査員による評価。ニューヨークに上陸したのは2006年。
○イエルプ…アメリカの口コミグルメサイト。日本の食べログみたいなものですね。
○トリップアドバイザー…世界中を網羅する旅行口コミサイト。イエルプがニューヨーカーもしくはアメリカに住む人の評価がほとんどなのに対して、こちらはニューヨークを旅行で訪れた人の評価、といった感じです。
これらはレストランだけじゃなく服屋や雑貨屋などにも貼られていたりします。
ザガットとイエルプ(yelp)

ザガットとイエルプ(yelp)

取り扱いカードのステッカーが貼っているところも

取り扱いカードのステッカーが貼っているところも

上は衛生局のグレード。保留中のようです。

上は衛生局のグレード。保留中のようです。

番外編
Seamlessと書かれたものはインターネットで宅配をお願い出来るサービス。他にもdelivery.comなどがあります。
A、B、Cと書かれた証明書はニューヨーク市が定めた衛生基準。すべての飲食店はこの証明書を入り口の見えるところに貼る事が定められています。
おいしくニューヨークを食べ尽すための「10の心得」 スペシャルやサービスやハッピーアワーを見かけるとつい入りたくなっちゃいます。

スペシャルやサービスやハッピーアワーを見かけるとつい入りたくなっちゃいます。


そのほかにも、ニューヨークのレストランは入れ替わりが激しいので、ナビはsince19××という表示を見かけると気になっちゃいます。美味しいのはもちろん、ニューヨーカーに愛されてこそ生き延びられるレストラン達。老舗でいることって本当に大変だそうです。

心得4:店員さんにどんどん質問するべし!

「窓側の席がいいんだけど」「お水にレモン入れてもらえる?」「ソースは自分でかけたいから別でつけて」
せっかくレストランで食事をするんだから、とニューヨーカーは自分の要求を店員さんにどんどん伝えます。別にそれはワガママなんじゃなくって、より素敵な時間を過ごしたいからこそ出来る限りの事をしているだけなのです。
つたない英語でも誠意を持って接すれば、店員さんはキチンと接客してくれます。「あなたのおすすめは?」「隣の人が食べてるのは何?」お店によっては今日のオススメは毎日変わるためメニューに載ってなかったり、食べたいものを伝えたらメニューに載ってなくても作ってくれる場合もあります。
ベジタリアンやグルテンフリー、デイリー(乳製品)フリーに対応しているメニューを用意しているお店もあるので、気になる人は遠慮なく聞いてみましょう。
店員さんに限らずニューヨーカーはそういったちょっとした会話(スモールトーク)をとても大切にします。何気なく話しをしてたら思いがけないサービスをしてもらった事が、ナビは何度もあります。隣の人と話が盛り上がって、さみしい1人ご飯の予定がとても楽しい時間を過ごせたということも。みなさんもぜひ積極的に話しかけてみてください。
またお皿を下げてもらうときは「ありがとう」「美味しかったです」とキチンと伝えるのもマナーです。

心得5:TPOに合わせたマナーは大切です

一般的に日本人の服装は清潔でおしゃれと言われているので、取り立てて気にする必要はないと思いますが、高級レストランに行く場合はサンダル、スニーカーはNGだと考えましょう。男性はTシャツNGの場合もあります。また、きちんとした服装をした人にはきちんとした対応をしてもらえるのもニューヨークのおもしろいところです。記念日のお食事や旅行最後のディナーなど、あえてドレスアップして出かけるのも良いと思います。「今日は彼女の誕生日なの」とこっそり伝えていたらデザートの時に店員全員で大合唱してくれたこともあります。
また日本人がやりがちな、食べ終わった食器をひとつにまとめたり、落ちたナイフやフォークを拾うのはあまりマナーとしてはよくありません。
お会計のときに人指し指で×を作るジェスチャーも通じません。「キャ・ナイ(ウィー)・ハブ・チェック?Can I have check?」とか「ビルプリーズBill Please」で通じます。空中にサインをするジェスチャーでも通じます。
ほとんどのお店ではテーブルでお会計をし、現金支払いの場合はテーブルに置いてそのまま帰ってOKです。

心得6:ひとりならランチに挑戦すべし!

一人旅って本当に食事に困りますよね。ファーストフードやデリでなんとなく気分を味わってみたりしても、旅行中1度くらいはきちんとレストランでご飯を食べたい!そんなときはランチがオススメです。アメリカではほとんどがカップル単位、と言われていたのも今や昔、自立した大人の多いニューヨークではカジュアルなレストランで1人でご飯を食べているところもよく見かけます。
お昼時にステーキを1人で食べてるサラリーマンもいたくらい!
量が多くても残った分は包んでもらえるので、持って帰って後で食べましょう。
カフェはひとりご飯の強い味方!

カフェはひとりご飯の強い味方!

パンケーキならぺろっと食べられちゃうかも

パンケーキならぺろっと食べられちゃうかも

ワッフル&チキンはアメリカの南部料理です

ワッフル&チキンはアメリカの南部料理です

心得7:デリ3段活用

①ちょっと小腹が空いたとき
駅前や近所のコンビニみたいな雰囲気の小さいお店って、いちいち気にしてられない位あちこちにあります。それって逆に言うと何か困ったらとりあえず行ってみることが出来るってこと。日本のように自動販売機がないのでジュース1本、ガム1つ欲しい時、思い立ったらすぐどうぞ。余談ですがナビはスカートのホックが外れてしまい「安全ピン売ってませんか?」って聞いてみたところ奥の方からゴソゴソと探し出してくれました。品揃えはもちろんお店によりますが、意外なものも売ってたりするんですね。
②お惣菜買ってホテルでゆっくりしたいとき
わざわざスーパーに行かなくても、少し大きめのデリではビュッフェスタイルの量り売りお惣菜コーナーがあったりします。お店によって品揃えが違ったりと地域ごとに特色があっておもしろいですよ。
③飲食スペースがあるデリも
少し大きめのデリの中には飲食スペースがあるお店もあります。
そういったお店はその場でサンドウィッチやサラダ等を作ってくれるところも多いので、旅行中の一人ご飯にはうってつけです。
サラダに自由にトッピングしたり

サラダに自由にトッピングしたり

うどんが食べれるデリもあります

うどんが食べれるデリもあります

持ち帰って部屋で食べるのも楽しいですね

持ち帰って部屋で食べるのも楽しいですね

暖かい日はセントラルパークで食べるのも素敵です

暖かい日はセントラルパークで食べるのも素敵です

心得8:甘いものはみんな大好き

ニューヨークと言えばチーズケーキ!カップケーキ!パンケーキ!甘い物好きにはたまらないですよね。日本に出店しているお店も多いですが、本店にしかないメニューがあったり、イートインスペースで作り立てが食べられたり、日本では考えられない様な色とりどりのスイーツ達を体験出来るはず。ぜひお気に入りを見つけてみてください。
最近はオーガニック系のドーナツが流行りです

最近はオーガニック系のドーナツが流行りです

甘いものは別腹!

甘いものは別腹!

心得9:困った時のダイナー様

ダイナーって響きはおしゃれですが、要は日本でいうところの定食屋さん。24時間営業のお店も多く、ザ・アメリカンなご飯が食べたい時、朝早くや夜遅く周りのレストランが開いていない時、観光客ばっかりじゃなくて地元の人が行くお店に行きたい時など何かと便利に使えるんです。「目玉焼きとトースト」といった朝食メニューでも良いし「ハンバーガー」でも良し「バナナサンデー」もあり。長時間ダラダラしていても大丈夫なお店も多いのでファミレスみたいなノリで使う事もできます。朝からおしゃべりに夢中な常連客や、忙しそうにさっとお昼を食べていくサラリーマンに混じって地元人っぽくダイナーに通えたら楽しいですよね。
ついつい頼んじゃうサンデー

ついつい頼んじゃうサンデー

アメリカ料理以外のダイナーもあります

アメリカ料理以外のダイナーもあります

心得10:みんな気になるチップのお話

アメリカのレストランでのチップは15%~20%と言われていますが、ニューヨークでは最低ダブルタックス(消費税の2倍)が通常だと言われています。しかもこれは必要最低限の普通のサービスをしてもらった場合。味もサービスも満足、また来たいなと思えるお店であれば20%、何か特別なサービスや要求に応えてもらった場合はさらにプラスした方が良いでしょう。ニューヨークのウェイター・ウェイトレスはチップメインで生活している人が多く、お客さんの支払うチップにはとてもシビアです。15%以下の場合は「何か不都合があったでしょうか?」と呼び止められることもあります。もちろん食事に髪の毛が入っていたなどのひどいサービスを受けた場合は15%以下でも構いませんが、黙ってチップの額を下げて帰るなんてあまりスマートなやり方だとは思えません。
その他にもクロークで上着を預かってもらったり、ドアマンがいてタクシーを呼んでもらったらそれぞれ1~3ドル渡しましょう。
マクドナルドやスターバックスなどでは必要ありませんが、コーヒーショップでは1杯につき1~2ドル、バーなら飲んだ額の15%程度を渡しましょう。
また小銭でチップを渡すのは失礼にあたるので、かならずお札で渡すようにしましょう。
ニューヨークでは5人以上のグループは15%以上のチップを置く事が法律で定められています。このため○○以上のグループには18%(もしくは20%)加算されます、とメニューに書かれていて、お会計に最初から含まれている事がほとんどなので、必ず確認するようにしましょう。

◎合わせてこちらもチェック!

いかがでしたか?
5泊7日の旅行で食べれるご飯の回数は朝昼夜合わせて15回程度。どうせなら楽しい食事の時間にしたいですよね。ニューヨークには本当に世界各国のいろんなレストランが点在していて、ハンバーガーやピザ・ステーキに飽きても今日は中華、明日はイタリアン、その次は…と毎日いろんな料理が楽しめます。ぜひたくさんチャレンジして、お気に入りを見つけてくださいね。

以上、ニューヨークナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-05-28

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