ブルックリンにあるクリエイター達が集まる空間。まだまだ発展中のスポットです。
こんにちは、ニューヨークナビです。
今回はブルックリンのサンセットパークにあるインダストリーシティをご紹介します。8つのビルにまたがりクリエイター中心のオフィススペースでありながら、フードコートやショップもある注目スポットです。古い物を上手に利用するニューヨークらしくお店の出店が進み、お洒落スポットになりつつあります。なお、お店は現在進行形で増えています。これから、ますます変わっていきそうです。
歴史を簡単にご紹介
19世紀末に開発された埠頭兼巨大倉庫兼巨大工場群跡地を再開発しています。このエリアは一時はかなり発展したものの、70年代には衰退。1980年代に今と同じ、インダストリーシティに名称変更され再復興案が浮上。その後も縫製工場、データーセンター、倉庫等に利用されていましたが、2009年にアーティスト達がスタジオを構えてから変わりました。さらに2011年の10年大変身計画が発表後は、アーティスト、フォトグラファー、個人起業家等が集まるオフィスに変身しました。
訪問する日時に気を付けよう
インダストリーシティ内の飲食店、ショップの営業時間は例えば午後12時から午後5時等と短いです。また、週末限定オープンするお店もあれば、日曜日はお休みのお店も多いです。祝日は休業するお店がほとんどですので、祝日訪問は避けたほうが無難そうです。平日の夕方以降に行くとお店は閉まっていて本当に寂しいです。訪問するなら金曜日、土曜日の午後12時過ぎがおすすめです。
行き方
高速道路が走る高架線下を渡ったらすぐ
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最寄り駅地下鉄D/N/R線 36丁目(36th Street)駅下車。
駅から無料シャトルバスが出ていますが、歩いても数分の距離です。
36丁目を歩き、高速道路が走る高架線下を渡ります。渡ったらすぐ目の前に見える中層階のビル群がインダストリーシティです。
早速歩いてみよう
ビル番号の表示あり。この場合は2
外観はインダストリーと言うだけあって、とても殺風景な工業ビルです。
インダストリーシティのコンプレックスは33丁目から39丁目の間にあるビル8棟と少し離れた所にあるビル1棟から成り立ちます。そんなにあるのぉ!と悲鳴をあげそうですが、お店があるのは1階部分がほとんどです。でも、見た目は全く同じビルが並んでいるので初めてでは戸惑うはず。各ビルには番号がふってあり、入口にはビル番号の表示、またはビルの地番を書いた旗があります。さらに方向を示す矢印や、お店案内が随所にあります。ビルとビルの間の移動は徒歩で簡単に移動できます。
全体は殺風景ですが、ところどころにアート展示があります。
フード関係
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フードコート
ビルディング2(36丁目沿いのビル)36丁目を歩いていくと左手にあるビル1階にフードコートがあります。フードホールと旗が出ているのでわかりやすいです。
フードコートには人気ハンバーガー店のバーガージョイント、オーガニックアイスのブルーマーブルアイス、エンズ・ミート、世界初のアボカド料理専門店のアボカデリアがあります。他にはタイ料理やピザ屋さんも入っています。
ただ、ショッピングモールのフードコートと違い広場を囲むように全店があるわけではありません。ビルディング2の1階に散らばるようにお店はあるのでゆっくりと歩いてみましょう。
フードコート以外でのおすすめ店。
■ブルックリン蔵ビルディング6(34丁目沿いのビル、入口は中庭から)ニューヨーク初の日本酒の醸造所です。お酒はオーダーすると生ビールのようなサーバーから出してくれます。日本酒好きアメリカ人男性2人がオーナーです。お米はアメリカ原産、ブルックリンの水を使ったニューヨークの地酒です。
※営業時間:金(午後5時から午後9時)・土(午後1時から午後9時)・日(午後1時から午後6時)
月曜日から木曜日は休業
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エクトラクション・ラボ・コーヒー・バー
ビルディング5(35丁目沿いのビル)コーヒーとお茶専門店です。このお店はオーダー後、なんと全自動の機械でコーヒーを淹れてくれます。コーヒーはサイフォン式なので見ていて楽しいです。もちろんコーヒー豆もお茶も厳選した物を使っています。ペイストリーやクッキーはありますが、飲み物中心です。コーヒー休憩におすすめです。
ショップ
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ライラック・チョコレートビルディング4(35丁目沿いのビル)
グランドセントラル駅をはじめ市内にいくつか店舗のあるニューヨーク生まれのチョコレートショップの工場もこちらにあります。工場の様子が少しだけですが見えます。販売もしています。
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ストアー・バイ・ウォンティッド・デザイン
ビルディング2(36丁目沿いのビル)フードコートと同じビルに入っている雑貨屋さんです。世界中から集めた雑貨にインダストリーシティ内にオフィスを持つデザイナーの作品も扱っています。ハイセンスな物が並んでいるので雑貨好きはぜひ立ち寄って欲しいですね。
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テレサ・フォグリア・ハット・ショップ
ビルディング5(35丁目沿いのビル)手作り帽子のお店です。帽子が並んだ店内は圧巻です。こちらでデザインして作成しているそうです。一から作ることも可能ですが、店内に並んでいる帽子は完成品なので購入可能です。でも、お値段は高めです。ナビが手にとった帽子は350ドル、900ドルしていました。
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ジャパン・ビレッジ
ビルディング4(35丁目沿いのビル)10月初旬にオープン予定です。日本食のフードコート、日本食のスーパーマーケット等が出店予定です。
広いスペースがふんだんにあるためか、家具屋さんが多いです。ABCカーペットの支店もビル群から少し離れた所にあります。
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ブルックリンフリー(季節限定)
夏はビルディング1と2の間の中庭
冬はビルディング1の2階のイベントスペース季節限定で開催されるニューヨークの人気フリーマーケットです。アンティークからハンドメイドアクセサリー、雑貨など見ていて楽しいお店が並びます。お土産や自分用のお買い物に持ってこいです。
中庭はイベントスペース・アート展示スペース
各ブロックには2つビルが建っており、ビルとビルの間は中庭があります。中庭はアート展示スペース、イベントスペースとです。イベントはヨガやライブミュージック等、地元の人が集うものが中心です。
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ゲームルーム
ビルディング5(35丁目沿いのビル)卓球台やゲームが並んだスペースはゲームルームです。5ドルかかりますが遊びたい放題です。
いかがでしたか?
グルメもお買い物も楽しめる便利スポットを期待して行くとがっかりするかもしれません。寂れたビルがクリエイター達の集まるオフィスに変身し、彼らから情報発信がされ少しずつお店が増えてきているスポットです。ジャパン・ビレッジもオープンしますます変化していくでしょう。
以上、ニューヨークナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-09-23