アメリカ人が大好きなパンプキン味。食べてみると......同じカボチャでも日本との味の違いに驚愕!?カルチャーショックかも。
こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークも秋を迎え、秋の味覚であるパンプキンを街中で見かけるようになりました。ファーマーズマーケットでもオレンジ色のパンプキンの山、ベイカリーやスーパーではパンプキンフレーバーメニューが並んでいます。
パンプキンは日本語ではカボチャですが、ニューヨークのパンプキン系の食べ物は日本のそれとは全く異なる味わいです。日本のカボチャを想像して食べるとスパイスの味がきつくてガーンとショックを受けてしまうはずです。ナビとしてはそれだけにぜひ食べてほしいですね。パンプキン系フードは期間限定で、10月一杯のお店もあれば11月中旬までのお店もあります。いずれにせよ秋!の味覚です。
それでは、ニューヨークのパンプキンフレーバーの食べ物をご紹介します。
パンプキンと言っても、味の正体はスパイス
パンプキンとは言っていますが、カボチャの味はほとんどせず、スパイスの味が前面に出ています。この独特のスパイスはパンプキンパイ・スパイスと呼ばれシナモン、ナツメグ、クローブ、生姜等をミックスしたものです。名前の通りパンプキンパイに主に使われています。秋になると一斉に登場するパンプキンフレーバーの数々の食べ物にも必ずこのパンプキンパイ・スパイスが入っています。物によってはパンプキンは入ってなくスパイスのみのこともあります。
なお、街で見かける関連商品にはパンプキン、パンプキンパイ・スパイス、パンプキン・スパイス等が名前に付いており、多少の違いがあるもののどれも味はスパイスが基本です。
全てはここから始まった、スターバックスのPSL
今でこそ、秋の定番ドリンクのパンプキン・スパイス・ラテは2003年にスターバックスから売り出されたのが始まりです。ここ数年は、スターバックスとダンキンが売出し開始時期を競うように早めています。2019年はどちらのチェーンも8月中に開始しました。また、2019年は新商品としてスターバックスはパンプキンクリーム・コールド・ブリューをダンキンはシナモン・シュガーパンプキン・シグネチャー・ラテを追加。食べ物ではパンプキン味のスコーン、ドーナツがあります。
ちなみにスターバックスでは秋限定のキャラメル・アップル・スパイスドリンク(シナモンが効いた温かいアップルジュース)にパンプキンソースを2ショット追加した裏メニューのキャラメル・アップル・パンプキン・スパイスドリンクが美味しいとネットで話題になっているんですよ。
ニューヨークで食べたいパンプキン系フード
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パンプキンパイパンプキン系で食べたいものはやっぱりスイーツですよね。なかでも基本となるパンプキンパイは絶対に食べたいです。オレンジ色の小さめのカボチャをピューレ状にし、パンプキンパイスパイスを混ぜ焼いた秋・冬の定番のパイです。パイ専門店なら必ずあるはず。初めて食べるとスパイスがきついと感じるかもしれませんが、ホイップクリームやバニラアイスクリームを添えて食べればマイルドになります。パイ専門店でどうぞ。
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パンプキン・ジンジャースナップ・バナナ・プディング
マグノリアベーカリーカップケーキ屋さんも秋にはパンプキン系スイーツを売り出します。
ナビのおすすめはマグノリアベーカリーのパンプキン・ジンジャースナップ・バナナ・プディング。おなじみバナナプディングにパンプキンピューレ、パンプキンスパイスを混ぜあわせ、ジンジャースナップクッキーを加えたものです。ジンジャースナップ・クッキーもスーパーで買える定番のクッキーですが、かなりパンチのある味でナビは実は苦手なんです。でも、このパンプキン・ジンジャー・スナップ・バナナ・プディングではジンジャースナップ・クッキーもパンプキンパイ・スパイスも調和していてクセになる美味しさです。
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パンプキン・バー
ビリーズベーカリーシナモンとレーズンをまぜたスポンジにクリームチーズをたっぷりと塗ったバー。バーは本来ならブラウニーに近い固い焼き菓子ですが、こちらのパンプキン・バーはバー部分がしっとりしていてケーキのような感覚です。クリームチーズたっぷりながらも甘さも食感もちょうどいい感じです。シナモンが効いたアメリカらしい味ですね。コーヒーと合います。
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パンプキン・ブラウニー
ファット・ウィッチベーカリーお土産で定番のブラウニー店でも期間限定でパンプキン味のブラウニーがあるんです。下がパンプキン味のブラウニー、上にチョコレートファッジの2層になっています。普通のブラウニーよりも柔らかめで、甘さひかえめ。そしてパンプキンパイ・スパイスの味も控えめでした。シナモンが苦手な人にはおすすめです。
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パンプキンドーナツパンプキン味のドーナツも定番です。生地にパンプキンピューレを混ぜたものや、パンプキン味のグレーズをしたものなど様々です。写真はドーナツプラントものでトッピングはカボチャの種です。
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パンプキンチーズケーキ
そして、パンプキン味のチーズケーキも定番中の定番です。パンプキンパイ・スパイスはクリームチーズと相性がいいんですね。ねっとりとした味わいです。マグノリアベーカリー、ビリーズベーカリー等のアメリカンベーカリーで買えます。
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ビールパンプキンフレーバーのビールもすっかり定着しましたね。エール、コーヒー豆スタウト等様々な種類があるんですよ。酒屋さんの他にはホールフーズ、トレーダージョーズ等のスーパーで買えます。ニューヨーク近郊の有名クラフトビールブリュワリ―のブルックリン・ブリュワリーでもパンプキンエールがあります。ナビは「パンプキン味のビール???」と飲むまではありえないと思ってましたが、飲んでみて驚きました。ビールの苦さにパンプキンスパイスの匂いとほんのりした甘さがミックスされ飲みやすい味でした。ただ、料理と一緒よりもビールそのものだけで味わうビールのような気がしましたね。なお、お酒の購入は21歳以上で、写真付き身分証明書が必要なのでくれぐれもお忘れなく。
パンプキン味を日本へお持ち帰り!
毎年、10月になるとパンプキン味の新商品が続々と登場します。2019年にはパンプキン味スパムまで誕生し、一部では「行き過ぎだろう」と言われているくらいヒートアップしているパンプキンフレーバー市場。秋ならではのお土産として買うのも面白いですよね。
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キットカットタイムズスクエアのハーシーズ・チョコレート・ワールドでパンプキンパイ味のキットカットが買えます。お徳用パックなので職場のお土産になるかも!
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トレーダー・ジョーズ秋になるとスーパーマーケットに色々なパンプキンフレーバーの商品が並びます。スーパーに行ったらぜひチェックしてみてください。ナビ一番のおすすめはトレーダー・ジョーズです。コーヒー豆、ルイボスティー、トルティーヤチップス、マドレーヌ、グラノラ・バーク、トースター・ペイストリー等豊富です。パンに塗るパンプキン・バターもありますよ。
日持ちするお菓子が多いのでお土産にどうでしょう。
いかがでしたか?
10月になると街はパンプキンだらけです。
ナビも初めてパンプキンパイを食べた時はスパイスの味しかしないと思ったくらい衝撃的でしたね。食べなれた今ではシナモンが効いたこの味がアメリカの味なんだと理解できるようになりました。日本では食べられない味だと思いますので、ぜひ一つは食べて帰ってほしいですね。
以上、ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-10-15