やっぱり気になる!ハイブリッドフード特集

これとあれとが一緒になっちゃった?!ニューヨークで愛されるおもしろメニューをご紹介します!

こんにちは、ニューヨークナビです。
皆さんはハイブリッドフードってご存知ですか?ハイブリッドフードを知らなくてもきっとクロナツはご存知ですよね!ハイブリッドフードとはクロナツのように2つの異なる食べ物の掛け合わせから生まれたコラボメニューのことです。今やハイブリッドフードはニューヨークでは新しいジャンルとして定番になりました。スイーツはもちろん、食事系までいろいろなハイブリッドフードがあるんです。大好きな2つの味が一挙に楽しめるパターンもあれば、本当に大丈夫か?と不安になるような組み合わせもあります。
それではニューヨークのハイブリッドフードをご紹介します♪

※カッコ内は購入できるお店です。

ブームは2013年から

ハイブリッドフードは昔から存在していましたが、メジャーになったのは2013年からです。この年はクロナツが5月に誕生し、夏にはラーメンバーガーも登場し、ハイブリッドフードと言うジャンルが定着した年ですね。この2つの成功でシェフ達の挑戦魂に火がついて、ニューヨーカーも次は何?と期待しはじめた感があります。ちょうど両者の気持ちがぴったり合った時期だったんでしょう。なお、ハイブリッドフードはニューヨークだけでなく全米中で話題です。2013年以前に生まれたものも再度脚光を浴びたり、アメリカの他都市からニューヨークに上陸したものもあります。ニューヨークではクロナツやラーメンバーガーのような大ヒットこそ出ていませんが新しいハイブリッドフードは続々と登場しています。2015年は期間限定物が多かったですね。なお、ハイブリッドフードはマッシュアップフードとも呼ばれています。

もはや定番のハイブリッドフード!

クロナツ
クロワッサン+ドーナツ

(ドミニク・アンセルベーカリー)

発売とほぼ同時に話題になったドミニク・アンセル・ベーカリーのクロナツ。ハイブリッドフードの代表的存在。そして、すでにニューヨークのシンボル的ペーストリーとなっています。大ヒットを受けて市内のベーカリーがこぞって類似品を発売しました。クロワッサンのような生地を揚げ、中にクリームを入れ、ドーナツ同様グレイズドをかけて仕上げます。類似品は揚げたペーストリーを2つに切ってクリームを挟んでいるパターンが多いのですが、本家は切らずにシュークリームのようにクリームを絞り入れています。フレーバーは毎月変わり、同じものを繰り返したことはないそうです。発売からすでに2年以上が経ち、短くなっているものの今だに列ができます。
ラーメンバーガー
ラーメン+ハンバーガー


ラーメンバーガーは日系アメリカ人のケイゾー・シマモト氏が考案。パンの代わりにラーメンをパン型にして焼いたものでパテを挟みます。お味は醤油ベースのソースにネギも入っていて馴染みやすい味です。スモーガスバーグや期間限定の屋外マーケットで食べることができます。
スシブリトー
寿司+ブリトー

(ゴッサムウエストマーケット内のユマ・テマケリア)
*14丁目と7番街の交差点付近にも支店があります。
スシブリトーは2011年サンフランシスコ生まれ。ニューヨーク上陸は2015年夏です。ナビは初めて聞いたときにトルティーヤに酢飯が詰まっているのだろうかと想像しましたが、実物を手にした瞬間、恵方巻を思い浮かべました!見た目は海苔に酢飯、サーモンや野菜を具にした切っていない太巻きです。トルティーヤで巻いていないしブリトーと言うには無理があるんじゃない~とも言いたくなります。でも太巻きとブリトーのご飯と具を巻くという共通項を発見したシェフの着眼点に脱帽です。さらにブリトーチェーン店のオーダー方法を取り入れてわかりやすいし、ボリュームも満点です。
プレッチェルクロワッサン
プレッチェル+クロワッサン

(シティ・ベーカリー)

こちらは2013年前からあるシティベーカリーの人気商品です。見た目はあまり良いとは言えませんが、外は薄皮の層でバリバリ、中はしっとり。フレーバーはちょっとしょっぱい感じです。また表面についているゴマがさらに食感を引き立てます。朝食にもいいし、おやつにもおすすめです。

ナビおすすめハイブリッドフード

アボカドアイスクリームトースト
アボカド+アイスクリーム+トースト

(モーゲンスターンズファイネストアイスクリーム)

ドミニク・アンセルベーカリーに負けないくらい話題のモーゲンスターンズファイネストアイスクリームが朝食として2015年冬に発売したアボカドアイスクリームトースト。2013年頃、アボカドトーストが流行った時期がありました。そこに目をつけたのがこちらのお店。アボカド風味のアイスクリームをトーストに塗り、仕上げにオリーブオイルをトッピングしたペパーミント色が美しい。お味も美味しいです。午後4時までのメニューです。
シリアルミルクソフトクリーム
コーンフレーク+牛乳+ソフトクリーム

(モモフク・ミルクバー)

朝食の定番のコーンフレークと牛乳。コーンフレークを食べ終わって、お皿に残ったコーンフレークの風味がほんのりする甘い牛乳を飲むのが好きだったと言うアメリカ人が多いんです。それからヒントを得てソフトクリームにしたのがモモフクミルクバー。アメリカ人にしたら、郷愁をそそりつつもまさか!そんなものわざわざメニューにしちゃったの?とちょっと頭が混乱しそうなソフトクリームです。でもはっきり言って美味しいです。おすすめです。
また、11月限定でサンクスギビングデークロワッサンと言う、サンクスギビングデーディナーの定番、グレービーソースとクランベリーソースの入ったハイブリッドフードも登場します。
フレンチトーストベーグル
フレンチトースト+ベーグル

(トンプキンス・スクエア・ベーグル)

ニューヨークの人気朝食のベーグルにもハイブリッドフードがあるんです。ベーグルを使ったフレンチトーストではなくてフレンチトースト風味のベーグルです。このお店はバースデーケーキ風味、チョコレートチップクッキードウ風味など面白いオリジナルフレーバーのクリームチーズでも有名です。とくにレインボーカラーのスプリンクル入りのバースデーケーキ風味チーズクリームは甘党の方はぜひお試しください。

まだまだハイブリッドフード続きます!

ブラッフィン
ブリオッシュ+マフィン
(ザ・ブラッフィン、ガンズボート・マーケット内)

ブラッフィンはブリオッシュのような生地をマフィン型に仕上げたペーストリー。甘い系だけでなく、世界各国をイメージしたフレーバーを取り揃えていて16個も種類があります。例えばアメリカはB級グルメの定番のバッファローチキンウィング風味、インドはチキンカレー、そして照り焼きチキン風味で日本もあります。各国の旗がちょこんと乗っています。2014年後半に登場しました。
ドローリ
ドーナツ+カノーリ

(アリドロ)

イタリアンサンドイッチが美味しいと大評判のお店のスイーツ。カノーリとは筒形のクッキーのようなものにクリームチーズベースのクリームが入ったイタリアンスイーツ。ニューヨークではイタリアンベーカリーはもちろんスーパーでも買える定番です。こちらのお店はドーナツと合体させましたが、食べてみるとクリームチーズ風味のクリーム入りドーナツです。ぼってりと重いです。ナビはドローリは1回でいいかなと思いましたが、こちらのお店のサンドイッチは本当におすすめですよ。


いかがでしたか?
ハイブリッドフードのほんの一部をご紹介しました。頻繁に新顔が登場して、「おお~!これは美味しい」と思うものもあれば、「一度食べればいいかな~」と思うものまで様々です。でも、きっと日本では会えない味に出会えるはずです。皆さんも不思議メニューを見かけたらニューヨークの新名物に挑戦するつもりで試してみてくださいね。
以上ニューヨークナビでした。



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-01-27

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