閉店・移転、情報の修正などの報告

レンガの壁がかわいらしいグリニッジビレッジの有名店。地元のお客さんでいっぱいです。

こんにちは。NYナビです。ベーグル屋さんで一番大切なのは家の近くにある事!と言われるくらい、ニューヨーカーにとっては身近な存在のベーグル。そんな中でもミュレイズベーグルはグリニッジビレッジという場所柄か、スーツ姿のサラリーマンよりは家族連れや近所に住むママ達がふらっと買いにくる、と言った感じ。平日よりも週末の方が賑わっているのも分かります。かわいい店内と確かな味で、新しい物好きのニューヨーカーの心を離さないミュレイズベーグルを紹介していきましょう!

グリニッジビレッジにあります

グリニッジビレッジとは、北は14丁目(14th street)南はハウストン通り(Houston Street)東はブロードウェイ(Broadway)西はハドソン川に囲まれた地域です。
セントラルパークと並んで有名なワシントンスクエアパークが中心にあり、19世紀末から20世紀半ばにかけて「芸術家の天国」として知られたものの20世紀半ばより地価の高級化が進みアーティスト達はソーホーやトライベッカへ移っていったと言われています。ジャズで有名なヴィレッジヴァンガードがあるのもこのエリアです。
また14丁目より北側のような碁盤の目(グリッド)になっていないのも特徴的です。19世紀の街並が残されているため、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されており、閑静な高級住宅地として有名セレブなども多く住むエリアです。
6番街を南に向くとワールドトレードセンターが見えます。

6番街を南に向くとワールドトレードセンターが見えます。

14ストリートと6番街の交差点にはアーバンアウトフィッターずが。

14ストリートと6番街の交差点にはアーバンアウトフィッターずが。

カフェのような店内です

青がポイントカラー
ベーグル店には珍しく、女の子が好きそうなかわいらしい店内。落ち着いた青を基調とし、テーブルやイスだけでなく照明や壁にもこだわりが。決して広い店内ではないけれども、家族や友人達と簡単なブランチにとお店で食べて行く人が多いのもうなずけます。

名前がかわいい
ほとんどの人はベーグルにクリームチーズを挟んだものや、バターとジャムだけ、というシンプルなものが多いようですが、中には変わった名前のサンドイッチもあってちょっと心そそられます。どれも10ドル前後しますがボリュームたっぷりなのでランチ代わりにもなります。
オーナー自らの名前がついたものや、ベーグルが好きになるきっかけでもあり、良きアドバイザーでもある父親のお店のある通りの名前がついているものもあるので、それぞれの由来を聞いてみるのもおもしろいかもしれませんね。

*バンガローコロニー…ホームメイドローストビーフもしくはターキー、ムンステールチーズ、コールスロー。ドレッシング
*レッドフックブルックリン…スモークターキーもしくはローストビーフ、スイスチーズ、焼きパプリカ
*リヴィングトンストリート…スモークサーモン、プレーンクリームチーズ、トマト、オニオン
*アダムズチョイス…チキンカツ、豚の薫製ハム、スイスチーズ、トマト、オニオン
などなど
改装してメニューが見やすくなりました。

改装してメニューが見やすくなりました。

レジ前にはバナナやクッキーなども売ってます

レジ前にはバナナやクッキーなども売ってます

スタッフと同じTシャツも買えますよ

スタッフと同じTシャツも買えますよ

ドリンクにもこだわってます。

コーヒーはなんとカウンターカルチャーコーヒー。日本でもブルーボトルのコーヒーショップがオープンするなど、サードウェーブコーヒーの波はアメリカ内だけにとどまらないようですが、小売店を持たないにも関わらずその一員として有名なノースカロライナのコーヒーは豆をおろすだけでなくスタッフの教育にも力を入れているのだとか。小さい店内のわりにイートインスペースが充実しているミュレイズで、美味しいコーヒーも飲めるなんてうれしいですね。

そして紅茶はハーニー&サンズ。こちらもニューヨーク郊外生まれの世界中のグルメに愛されているブランドです。顧客リストに「フォルドフアストリア」「フォーシーズンズ」などの高級ホテルが名を連ねているだけでなく、本場英国の最高級ホテル「ドーチェスター」のハウスティーとして、紅茶界のオスカー英国ロンドンのアフタヌーンティー賞を受賞したというもの。
セレブが多く住むグリニッジビレッジで愛され続けているのは、こういったドリンクへも抜かりないところからなのかもしれません。

いかがでしたか?
メリルリンチの副社長をしながら長い間自分の店を持ちたいと考えていたオーナーが、幼い頃父親が毎週木曜日に買ってきてくれたジューイッシュの伝統的なベーグルサンドイッチ=彼にとってのソウルフード、のお店をオープンさせたのが1996年。
ニューヨーク最強といわれたH&Hベーグルなき今、ネット上やナビの周りでもニューヨークナンバーワンと呼び声高いミュレイズ。伝統的なニューヨークベーグルを守り、機械を使わずハンドクラフトで毎日お店で焼き上げ、当たり前のようにベーグル以外の部分もこだわっているからこその今の評判なのかもしれません。いつ行っても列が出来ているのもうなずけますよね。
フレンドリーなスタッフ達が素早い手さばきでオーダーを受けているので、初めはちょっと戸惑ってしまうかもしれませんがぜひお好みのオーダーをしてみてください。みんな優しく「ベーグルの種類はどうする?」「他に何か挟む?」「ドリンクは?」と聞いてくれます。トーストサービスはないのでご注意を。
以上ニューヨークナビでした。
いつも賑わっています

いつも賑わっています

賞もたくさんとってます

賞もたくさんとってます

記事登録日:2014-08-21

ページTOPへ▲

主なメニュー

単位:ドル

ベーグル各種

Bagel

$1.15

オーガニックベーグル

Health Grain

$1.45

コーヒー

Caffee

S $1.65/M $1.95/L $2.25

エル・イー・オー

LEO

ロックス、卵、スライスタマネギがサンドされたベーグル
$7.75

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2013-03-18