近代美術館(モマ)

ザ・ミュージアム・オブ・モダン・アートThe Museum of Modern Art (MoMA)

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MoMA(モマ)で知られる近代美術館が生まれ変わりました!19世紀から現代までの絵画をはじめ、彫刻、建築、デザイン、写真、映画など幅広いコレクションがあります。

こんにちは、ニューヨークナビです。
2019年10月、ニューヨークの人気観光スポットの一つであるMOMAこと近代美術館がリニューアルオープンしました。以前から世界を代表する現代アート美術館として数多くの作品が展示されていましたが、改装を経てさらにパワーアップ!ギャラリースペースは約30%広くなったそうです。早速訪問したナビも広さだけでなく作品の多さにも驚きました。改装後は思わず足を止めてしまう作品が増えて今まで以上に見ごたえありますね。ナビも思いがけず長い時間を滞在してしまいました。皆さんもじっくりと時間をとっての訪問をおすすめします。それでは、近代美術の知識がなくても楽しめる見どころをまじえ、MOMAをご紹介します。

MOMAってどんなとこ?

オフィス街にもとけ込んでいる外観

オフィス街にもとけ込んでいる外観

MOMAは印象派から現代アート、建築デザインや写真も展示され近代・現代美術をいろいろな角度から楽しめる美術館。所蔵作品は約15万点。常設展はもちろん特別展も見のがせません!美術館の前には絵画売りの露店商が多数並び、オフィス街のミッドタウンでこの一角だけはアートしています。
●ミッドタウンの中心にあり!
最寄り駅は地下鉄E/M線の5番街/53丁目(5Ave/53St)駅。駅から徒歩約2分のところにあります。5番街からも徒歩約5分前後でアクセス可能。まさにミッドタウンの中心地です。

知っておきたい、新しいMOMA

ロビー

ロビー

1階の休憩スペース

1階の休憩スペース

営業時間
午前10時から午後5時30分までとなり、以前より営業時間が30分長くなりました(金曜日と第一木曜日以外)。なお、金曜日と第一木曜日は午前10時から午後9時までオープンしています。サンクスギビングデーとクリスマスは休館です。

ギャラリースペース30%増加
ナビも実際に歩いてみて広さを実感。きちんとアート鑑賞するなら1日必要だと感じました。入館料無料である金曜日の夕方から訪問されるなら階を絞って歩くことをおすすめします。

1階のスペースは無料で入れます
1階のスカルプチャーガーデンと西側にある特別展ギャラリーは無料で入れます。ナビも中庭の空間が好きなので、無料で入れるのは嬉しいです。

2階にアトリウム登場
美術館中央にアトリウムとして吹き抜けの空間が新しく登場しました。

1階、2階、3階に休憩スペース
アート観賞の間に休憩できるように1階、2階、3階にソファーや椅子が設けられた休憩スペースがあります。

いよいよ館内へ

入口は53丁目と54丁目の2カ所です。金曜日の午後5時30分以降の入館は54丁目側の入口を利用します。入館時に簡単な荷物検査を受けます。
入館料
美術館の入館料は大人$25.00です。事前に美術館ウエブサイトでも購入できます。美術館での購入はインフォメーションデスクでもキオスク端末でも可能です。
毎週金曜日の午後5時30分以降は無料!
ただし午後6時過ぎまでは行列覚悟で行きましょう。
便利な日本語ガイド
館内を歩き始める前に日本語の館内ガイドを手にいれましょう。日本語を含む多言語対応のオーディオガイドは無料です。オーディオガイドデスクは館内数カ所にあります(午後5時まで)。また自分のスマホを利用してオーディオガイドmoma.org/audioにアクセスも可能です。

館内は1階から6階

まず館内マップを手にいれましょう。ギャラリーは部屋ごとに数字がふってあるため館内マップが非常に役立ちます。回り方は西側のエレベーターで5階まで一気に上り、下りながら観ると効率的です。各フロアー到着後は時計回りに歩くと良いでしょう。なお、5階、4階、2階が目玉なので時間のない人はこの3フロアーを中心に歩きましょう!

<1階>屋外スカルプチャーガーデン・ロビー・ギャラリー2つ・ミュージアムストア 1階スペースは無料で入ることが出来ます。

スカルプチャーガーデン
中庭のスカルプチャーガーデンは見どころの一つです。ピカソやロダンといった巨匠の作品が点在。奇抜な彫刻と周辺のビル群が調和して、いかにも都会の美術館の空間です。緑も多く、がやがやしたロビーを離れ外の空気を吸ってほっと一息。天候によっては閉鎖されるので、天気のいい日に訪れたいですね。

ミュージアムストアー
階段を一つ降りた場所にあります。デザインの凝ったミュージアムグッズが沢山並んでいます。
営業時間:(日―木、土)午前9時30分から午後6時30分、(金・第一木曜日)午前9時30分から午後9時

●ロビーに大きく書かれたHello AgainはHeim Steinbechの作品です。1階西側奥にアートギャラリーがあり、こちらも無料です。


アトリウム

アトリウム

<2階>1970年代後半から現代までの作品・アトリウム・カフェ2・ミュージアムストア・クリエイティビティラボ
アトリウム
2階の中央に吹き抜けのスペース、アトリウムがあります。銀色と銅色のオブジェは韓国人アーティストのヘギュ・ヤンの作品です。よく見るとハンドルがついており、オブジェを回すとガラガラと音がするそうです。毎日午後4時にオブジェを回すパフォーマンスがあります。
ギャラリー(1970年代後半から現代までの作品)
2階のギャラリーは1970年代後半から現代までの作品を展示。ジャン・ミシェル・バスキア、キース・ヘリング等の作品があります。
カフェ2
サンドイッチ、サラダ等の軽食中心です。
カフェの前にコーヒーとペーストリーを販売しているコーナー、休憩コーナーがあります。
ミュージアムストアー
1階のものより規模は小さ目ですが、ほぼ同じ商品が並んでいます。
クリエイティビティラボ
アトリウムのオブジェ

アトリウムのオブジェ

ミュージアムストアー

ミュージアムストアー

カフェ

カフェ

クリエイティビティラボ

クリエイティビティラボ


3階の休憩スペース

3階の休憩スペース

<3階>特別展ギャラリー・休憩スペース


<4階>1940年代~1970年代の絵画・彫刻~美術館の目玉!
4階と5階はニューヨーク近代美術館の目玉!時間がなくても4階と5階は訪れたいです! 
アメリカンポップアート界の代表アンディウォホールの作品もこの階です。ちなみにこの階の目玉であるアンディウォホールが手掛けた映画とマティスの「スイミングプール」は分かりづらい場所にあります。なんとなく歩いていると見逃してしまうので必ずマップで確認してくださいね。
<見どころ作品一例:>
アンディ・ウォホール「ゴールド・マリリン」「キャンベルのスープ缶」
アンディ・ウォホールが手掛けた映画『眠り』
ロイ・リキテンシュタイン 「溺れる女」
アンリ・マティス「スイミング・プール」

有名絵画を撮影しまくりです

有名絵画を撮影しまくりです

<5階>1880年代~1940年代の作品~MOMA観光のクライマックス!
有名な作品のオンパレードの5階。画家名や絵画名からは想像つかなくても展示作品を見ると「あれもこれも知っている」という作品ばかり。展示画家をざっと並べてみると、フリーダ・カーロ、ピカソ、ダリ、モネ、マティス、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、ルソー、ジョアン・ミロ、クリムトなどなど。こうして名前を聞いただけでもこのフロアの作品の充実さが伝わってきます!アメリカを代表する画家のエドワード・ホッパーの作品もありますのでお見逃しなく。ただし、広いうえに作品はちらばっていますので駆け足で歩いても5階だけで1時間はかかると思ってお出かけください。

<見どころ作品一例:>
ゴッホ 「月夜星」「ジョゼフ・ルーランのポートレート」
ピカソ 「アヴィニヨンの娘達」「3人の音楽家」
セザンヌ「水浴の男」
ダリ「記憶の固執」
モネ「睡蓮」
ルソー「眠れるジプシー」
パウル・クレー「猫と鳥」
マティス「ダンスI 」
ルネ・マグリット「偽りの鏡」
*ピカソとマティスの作品は数多く展示されています。


<6階>テラスカフェ・特別展・ミュージアムストアー
この階はテラスカフェと特別展と小さ目のミュージアムストアーです。
テラスカフェはスカルプチャーガーデンを見下ろしながら食事できます。ただし、カフェはウエスト棟にあり、ギャラリースペースとミュージアムストアーとは同じ階ながらも別棟になっているため繋がっていません。カフェとギャラリースペース・ミュージアムストアーを行き来する場合は一度5階に降りてまた上りなおすことになりますのでご注意くださいね。

館外にもショップあり

デザインストア
館内のミュージアムストアーの他に美術館から53丁目をはさんだ向かいにデザインストアーがあります。シンプルだけど凝ったデザインの食器・鞄・家具が見つかります。

デザインストア営業時間
(月-木、土日)午前10時から午後6時30分、(金)午前10時から午後9時 

いかがでしたか?MOMAは年間約300万人が訪れるそうです。改装後は広くなったとは言え、やはりギャラリーは混んでいました。有名芸術作品を一気に鑑賞できる場所はそうありませんから人気なのも当然です。皆さんもぜひ足を運んでくださいね。以上、「ニューヨーク近代美術館(MOMA)」からニューヨークナビでした。
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記事登録日:2011-11-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-02-28

スポット更新日:2011-11-09

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