ワン・ワールドトレードセンター

One World Trade Center

閉店・移転、情報の修正などの報告

圧倒的な存在感をはなつ摩天楼に復活したニューヨークのシンボル。展望デッキはぜひ訪れてみたいスポット。

こんにちは、ニューヨークナビです。
2014年11月、待ちに待ったワン・ワールドトレードセンターが完成しました。高層ビルが並ぶニューヨークでも頭ひとつ抜きんでたワン・ワールドトレードセンターは存在感がありまさにニューヨークの新しい象徴です。またこのビルの完成により、オフィス街のイメージが強かったこのエリアもグルメスポットやショッピングスポットができ、急速に変わりつつあります。
それでは、ワンワールドトレードセンターを周辺も交えてご紹介します。

交通の便よし

徒歩圏内に地下鉄10路線とパストレインがあります。
一番わかりやすいのはE線の終点World Trade Center 駅下車またはA/C線のChambers St駅下車です。

<最寄り地下鉄>
A/C線 Chambers St駅 または Fulton St駅
E線 World Trade Center駅
R線 Cortland St駅
2/3線 Park Place 駅または Fulton St駅
4/5/J/Z Fulton St駅

<注意点>
一番近いE線のWorld Trade Center駅の地上のサインはChambers St.駅となっています。帰路、World Trade Center駅がないと慌ててしまいそうですが、実はこの駅は入口が1つで駅構内にホームがいくつかあります。E線のホーム上の駅名はWorld Trade Center駅、少し離れたところにあるA/C線のホーム上の駅名はChambers St駅となっています。E線とA/C線はプラットホームは別ですが、構内でつながっています。

これがワンワールドトレードセンター!

着工:2006年4月
高さ:1776フィート(約541メートル)
階数:104階

アメリカだけでなく西半球で一番高いビルです。2015年にオープンした展望デッキは100階から102階です。その他のフロアーはオフィスビルやメインテナンスフロアーのため、関係者以外入れません。

フリーダムタワー?

2003年に復活計画が決定した時点では同時多発テロの記憶が生々しく残っていたため、フリーダムタワーと名づけられました。しかし、覚えやすさから2009年に正式にワン・ワールドトレードセンターに改名されました。ただ、今でもフリーダムタワーと呼ぶ人はかなりいます。

ワン・ワールドトレードセンターの楽しみ方


外観を堪能

まず下から色々な角度から眺めてみてください。よく晴れた日はビルのガラスに青空が反射してとても綺麗です。また、夕方に訪れると夕焼けに映えた姿も見ごたえがあります。もしできれば、対岸のニュージャージー州のジャージーシティからも見てほしいです。
ワン・ワールド・オブザーバトリー

外からの眺めを堪能したら高さを感じるワン・ワールド・オブザーバトリーへ。2015年にオープンしたワン・ワールドトレードセンターの100階から102階の3層からなる展望デッキです。素晴らしい360度の眺めは天気が良ければ50マイル(約80キロ)先まで見えます。展望デッキまでの道のりにも仕掛けがあり目が離せません。レストラン、カフェ、お土産屋さんもあります。展望デッキまでのチケットは当日、チケット売り場でも買えますが数量限定なので事前にオンラインで日時指定で購入することをおすすめします。
地下道

そして、もう1個所訪れたい場所が地下にあります。ワン・ワールドトレードセンターとブルックフィールドプレイス(旧ワールドフィナンシャルセンター)とパストレイン駅をつなぐ地下道です。この地下道は白ですべて統一され、週末の人通りが少ない時に訪れるとまるで異次元の世界。ナビはここに来るとスタートレックシリーズの一部になったような気分になります。
地下道へはワン・ワールド・オブザーバトリーと同じ地上入口を利用し、エスカレーターで下へおります。ワン・ワールド・オブザーバトリーへのセキュリティポイントを背にしたガラスのドアをあけたら地下道です。

必ず訪れたい周辺スポット

その1.メモリアルプラザ

かつてグランドゼロとよばれていた隣接するエリアはメモリアルプラザと呼ばれる緑豊かな公園になりました。敷地内には911メモリアル、911メモリアルミュージアムがあります。

911メモリアル

2011年にオープンした旧ワールドトレードセンター跡地に建設された慰霊碑。慰霊碑はノースプールとサウスプールと2つあります。縁には1993年のワールドトレードセンター爆発事件と2001年の同時多発テロの犠牲者の約3000名の名前が刻まれています。バラの花はボランティア団体により犠牲者の誕生日に飾れます。
911メモリアルミュージアム

2つの慰霊碑の間にある犠牲者の追悼、テロの脅威を伝えるために作られた博物館。入口は地上、慰霊碑の真下の地下が展示スペースとなっており内部はかなり巨大です。見学所要時間は約2時間。こちらもオンラインで日時指定の事前チケットが購入できます。
Survivor Tree

メモリアルプラザのなかほどにあります。同時多発テロから1か月後の2001年10月にグランドゼロで発見されたマメナシの木です。根も枝も折れ、かなりのダメージを受けていましたがその後、ニューヨーク市の努力で見事復活。2010年にメモリアルプラザに戻されました。なお、サバイバーツリー以外のプラザ内の木はカシの木です。
その2.ブルックフィールドプレイス
(旧ワールドフィナンシャルセンター)

ウエストサイドハイウェイを挟んであるビルです。以前から癒しスポットのパブリックスペースのウィンターガーデンが人気のオフィスビルでしたが、2014年以降の変貌は目をみはるものがあります。フードコートのハドソンイーツ、フランス食材マーケットのル・ディストリクトがオープンし、ダウンタウンのグルメスポットになりました。またショッピングエリアもあります。そのままハドソン川沿いをお散歩も気持ちがいいです。ワンワールドトレードセンターから地下道経由で行ってみてくださいね。

今後は。。。

地下鉄駅ターミナル

地下鉄駅ターミナル


今後も隣接したエリアにワールドトレードセンター2、ワールドトレードセンター3、パフォーミングアーツセンター、地下鉄駅ターミナル、ショッピングモールがオープン予定です。


いかがでしたか?
旧ワールドトレードセンター跡地を見守るかのように力強くそびえたつワン・ワールドトレードセンター。展望デッキからの眺めは圧巻ながらも、911メモリアルを訪れるとこの地で起きたことを考えさせられます。様々な思いが交錯する場所です。
以上、ニューヨークナビでした。

記事登録日:2015-08-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-08-09