キャナル・ストリートの南西にひろがる、ダウンタウンの注目エリア。
こんにちは、ニューヨークナビです。
今回は何かと話題の多いトライベッカをご紹介します。今でこそお洒落なイメージがあるエリアですがかつては倉庫街でした。1970年代にアーティストが住み始めたのをきっかけに変貌し始めました。1990年のロバートデニーロもオーナーの一人として名前を連ねたトライベッカグリルのオープンでさらに注目を集め、「全米一裕福な街」に輝いたことも幾度もあります。2001年のSeptember 11直後は経済的にも打撃を受けましたがトライベッカフィルムフェスティバルの開催を中心に見事に復活。それでは有名レストラン、高級住宅地、ギャラリーにセンスのいいショップが点在しているトライベッカを覗いてみましょう。
トライベッカってどこ?
地下鉄フランクリン駅
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トライベッカの東端のブロードウェイは庶民的
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トライベッカとはTriangle Below Canal(キャナルストリートの下の三角地帯)の略からつけられました。ちなみに英語の表記はTribecaではなくTriBeCaとなり、西をハドソン川、東をブロードウェイ、北はキャナルストリート、南はベシーストリート(Vessey Street)に囲まれたエリアです。ダウンタウンにありソーホーやチャイナタウンは徒歩圏内です。
●地下鉄1線 フランクリンストリート(Franklin Street)駅下車が便利です。
散策するなら
かつての倉庫街の面影と石畳の風情のある通りを散策したいならウエスト・ブロードウェイより西を歩きましょう。トライベッカは東西に走っている通りとグリニッジストリートは比較的車両の交通量が少なく歩きやすいです。ショップやギャラリーは集中せずにトライベッカ全体に点在しています。しかも倉庫街の外観を活かした地味な店構えが多くパッと見た目は何屋さんかわかりません。ナビが歩いた印象ではインテリア、家具店、子供用品店が多く、思い切って店に入ってみると外からは予想もできない賑やかなお店が多いです。ショップの開店時間もミッドタウンより遅めで午前11時以降が多いですね。
まずはショップやギャラリーが点在する東西を走るストリートをチェック。おすすめはこちら。
■デュアンパーク(Duane Park)付近
ハドソンストリートとグリニッジストリートの間、デュアンストリート沿いにある小さな三角の形の公園がデュアンパーク。この公園を囲むように小さなショップやカフェが並んでいます。
■ハリソンストリート(Harrison Street)とフランクリンストリート(Franklin Street)
インテリアショップ、アンティークショップも点在。なによりキャスト・アイロン様式の建物と石畳の道が絵になります。
■ノース・ムーアストリート(N.Moore Street)
牛が目印のカフェがあったり、真っ赤なショップがあったりと他のストリートよりもカラフルで何か見つかりそうな雰囲気です。
南北に走るストリートは食がキーワード
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グリニッジストリート(Greenwich Street)フバートストリート(Hubert Street)とリードストリート(Reade Street)の間のグリニッジストリートの東側はレストランやカフェが並んでいます。トライベッカグリルもこの通りです。普段使いできる気取らない店が多いので散策の途中の休憩やランチにはこの通りをチェック。グリニッジストリートとデュアンストリートの角にあるワシントン・マーケットパークという公園では土曜日にはグリーンマーケットが開催されます。
トライベッカ・グリル
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ブランチで有名なサラベスもあり。
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■ハドソンストリート(Hudson Street)
この通りはブーレイ(Bouley)、ブラッシュストローク(Brushstroke) 、タマリンド(Tamarind)とミシェランの星がついているレストランが並び、さらにすでに老舗の風格のノブもあり高級レストランが集まっています。ニューヨークの思い出に贅沢な時間を過してみては?
川沿いが気持ちいい
■ハドソン川沿いトライベッカの西の端はハドソン川。グリニッジストリートからハドソン川はすぐそこです。ちょっと足をのばしてみましょう。ハドソン川沿いはお散歩コースになっていてトライベッカや周辺の人達が子供やワンちゃんとお散歩やジョギングに訪れます。週末にはビーチバレーをしている人達や少年野球を楽しむチビッ子達とほのぼのムードが漂います。対岸にはニュージャージー側の景色、南にはワールドトレードセンター跡地も見えます。
いかがでしたか?
トライベッカはつかみどころの無い場所です。元倉庫街と言うだけあって人の気配を感じないようで、実際歩いてみると子供達の姿も多く生活の場の空気を感じます。インテリアショップなど外観はクールでも個性的なショップが多いので真剣にお買物というよりも感性を磨くために歩いてみたいエリアです。
以上ニューヨークナビでした。