シアター、映画館、ホテル、レストラン、ギフトショップが集中し、派手なネオンと途切れることのない車と人の波。「眠らない町」を実感する場所。
こんにちは、NYナビです。ニューヨーク、といえばタイムズ・スクエアを想像する人も少なくはないと思います。大晦日のカウントダウンや、コカコーラなどのネオン街のイメージは世界中の多くの人に親しまれています。そんな知っているようであまり知らないタイムズ・スクエアの魅力を大公開!
タイムズスクエアとは?
マンハッタンのミッドタウンにある42nd ストリートと7thアベニューの交差点を中心として北は53rdストリート位から39thストリートほど、そして6thアベニューから9thアベニュー程まで東西に広がるエリア。境界線のようなものは特になし。そしsてNYでおなじみ、ブロードウェイのミュージカルが上演されるシアターが集まるのもタイムズ・スクエアと同じ地域です。
タイムズ・スクエアという名前ですが、1900年代初頭につけられたものでNYの大手新聞社、ニューヨーク・タイムズの本社が移転してきた時に命名される。今ではオフィスは他の場所に移ってしまいましたが、この場所は大晦日にカウントダウン/ボールドロップの行われる場所としていまでも有名です。ちなみに最寄り駅である、地下鉄のタイムズ・スクエア駅も新聞記者たちの要請により、作られたものとか。
10数年後にニューヨーク・タイムスのオフィスが移転した後は劇場やホテルなどの建設が相次ぎ一気に発展。しかし1930年代の世界恐慌の訪れとともに、タイムズスクエアは治安の悪い風俗街へと成長。1990年代半ば、当時のNY市長、ルドルフ展ジュリアーニの指揮の元、風俗店などは姿を消し、安全も向上、多くのショップやレストランなどもオープンし、今では観光客に親しみやすい地域として多くの人訪れる観光名所に!
でも実際に観光ついでにタイムズスクエアに行って何ができるか?というのも疑問の一つ。コカコーラのネオンの前で写真を撮ったのは良いけど、そのあと何をしよう、と手持ち無沙汰になった事のある方もいるのでは?そんなときにチェックしてみたいのが、タイムズスクエア運営局が主催している季節ごとのスペシャルイベントたち!いつもと違ったタイムズスクエアを体験できるチャンスをお見逃し無く!
季節ごとに行われるスペシャルイベントたち
まずは世界的に有名な、大晦日のボールドロップ。2005年にはイベント100周年という事で世界各地から70万人以上の人が集まった。当日は観光客であふれるこのイベント、ニューヨーカーも自宅などでホームパーティー、というときもテレビでボールドロップの様子を流している、など皆に親しまれています。1907年の大晦日に最初に行われて以来、戦時中の1942年と43年を除き、毎年行われているという歴史の長いもの。きらびやかなネオンあふれるNYの中心とも言える場所でのカウントダウンはとてもエキサイティング!
そして年明け後の最初のイベントはバレンタイン・デーに関するイベント。
カップルで旅行されている方などにぜひおすすめがこの毎年2月に行われるもの。毎年多数の応募作品の中から選ばれる1組のアーティストがハートをモチーフにして制作したアートがタイムズ・スクエアの中心に置かれ、既にいつもとは違った甘い雰囲気が漂う。それとともに、舞台にあるような真っ赤な階段?が出現。誰でも使えるこのスペース、愛を誓い合う/確認し合うための階段なのです。
ロマンチックなアメリカ人に混ざって、大切な人と獄寒のNYで暖かい瞬間を過ごしてみませんか?!ちなみにハートをモチーフにしたアート作品は3月中頃まで設置されていますが、この赤い階段はバレンタイン・デーだけのスペシャルとか。
そしてもう一つ、ナビの大好きな展示物?あるのです。イギリスのコンテンポラリー・アーティストの作品であるこのプロジェクト’I Promise To Love You’(あなたを愛する事を約束する)は2月中毎日、午後11時57分から3分間のみ行われるミニ・アートショー。タイムズ・スクエアにあふれるネオンサインの中のいくつかが、このアーティストの制作したネオンサインに入れ替わる。そして同じオンを掲示している近所のお店まで出現!!いつものきらびやかなネオンとは少し変わって、ピンクのハート形のネオンが街にあふれるとなんだか街全体も甘い雰囲気。
梅雨の存在しないNY、5月、6月は過ごしやすい日々が続く事が多く、外でうろうろするにはもってつけ。そんな6月の始めに行われるのが‘テイスト・オブ・NY’。イタリア、チリ、アジア各国、アメリカ各地、キューバなど世界各地の料理を提供する、ニューヨーカーにも人気のレストランたちが屋台を並べ、気軽に今話題のレストランのスペシャルフードが食べられるというもの。幅広いジャンルの屋台に目移りしてしまいそう。一度に気になるものを数点、様々なレストランから試す事ができるのも嬉しい。
そしてこのイベント、食べ物だけでなく、音楽のフェスティバルでもある。アフリカン・ドラム・サークルに誰でも参加する事のできるカフェが出没したり、NYでも屈指のストリートミュージシャンなどがライブパフォーマンスを披露している。とても活気のあるイベントです!
そして夏の正式な始まりの日といわれる夏至の日に行われるのはこのちょっとユニークなイベント。朝の9時頃にスタートし、1時間程の、様々なヨガクラスが開催されます。2013年には当日8000人以上の人が参加、様々なヨガクラスを楽しんだそうです。タイムズ・スクエアの真ん中で、世界中から集まった人たちと一緒にヨガをする機会なんて、なかなか無い!!しかも一般の人でもウェブサイトから参加を申し込む事ができます。ヨガに興味が無い人も、これだけの大人数がNYの中心でヨガ、なんて一見の価値あり?!
その他にも9月にはブロードウェイで、フリーマーケットが行われたり、様々な企業主催のイベントなども。ぜひタイムズ・スクエアのウェブサイトをチェックしてみよう。