橋と川と石畳の街、ダンボを歩こう♪

ブルックリン・ブリッジの美しさが際立つ、なんといっても醍醐味は景色。写真に納めても良いし、ボーっとするだけでも良いですよ。

こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークの人気エリアの一つ、ダンボ。最近はブルックリンの他のエリアが発展して、話題にのぼることは少なくなっていますが、他には無いものがダンボにはあります。なんといってもブルックリンブリッジとマンハッタンブリッジの2つの橋に挟まれた立地が生み出す景色。さらに石畳までもあり、絵になるスポットの連続なんですよね。そして川沿いは景色を眺めながらぼーっとするのに最適です。ダンボではショッピングやグルメはさておき、景色目当てに歩いてほしいですね。2017年には元倉庫を利用したエンパイア―・ストアーもオープン。周辺の建物が変わり、景色も少しずつ変わっています。リピーターさんも再訪したら新しい発見がありそうです。それではダンボを歩いてみましょう。

行き方

地下鉄駅出口

地下鉄駅出口

ダンボ、英語でDumboと書き、Down Under the Manhattan Bridge Overpassの略です。マンハッタンから地下鉄でブルックリンに入って1つ目の駅です。

最寄り駅 地下鉄F線ヨークストリート(York St)駅

地下鉄出口はYork Street & Jay Street出口を利用します。
地下鉄駅前には、周辺の地図もあるので迷ったら参考に出来ますね。ダンボは行ったり来たりしてもさほど苦にならない狭いエリアです。

地下鉄駅近くのストリートアートをチェック!

地下鉄駅を出た目の前の通りがジェイストリートです。遠くに川とマンハッタンが見える右方向が写真撮影のメッカです。でも、その前に!ちょっぴりだけ左手に歩いてみてください。左手は高架下なので薄暗いのですが、ここにYESと描かれたストリートアートが2つあります。そして高架下手前にある校庭のような広場の壁にも薄くなっていますがストリートアートがあります。この3つのストリートアートを見てから歩きましょう。

ブルックリン・ロースティング・カンパニーを目指す!

ブルックリン・ロースティング・カンパニー

ブルックリン・ロースティング・カンパニー

それではジェイストリートを川方向へ真っ直ぐ歩きます(駅出口を出て、右手方向に行きます)。まず、川の手前右手にあるブルックリンロースティングカンパニーに立ち寄ります。古ぼけた外観に広々として居心地の良さそうな店内。パソコンに向かっている人が沢山いて、「おぉーブルックリンしてるな~」と感心してしまう雰囲気をぜひ見て欲しいですね。
さらにコーヒー豆、雑貨の販売もあるでお土産探しをしている人は必見です。
ブルックリン・ロースティング・カンパニー ブルックリン・ロースティング・カンパニー

ブルックリン・ロースティング・カンパニー

川沿いをのんびり歩こう

入口

入口

ブルックリン・ロースティング・カンパニー目の前にある川へ向かう小路に入ります。ここはブルックリン・ブリッジ・パークの北の端にあたります。この辺りは観光客の姿はほとんど見ないですね。時折、ジョギングしている人や犬の散歩をしている人にすれ違います。ニューヨークは都会ながらも、静かに歩ける空間が多いんですよ。この川沿いも距離は短いけれど、その一つです。せっかくだから、マンハッタンブリッジを眺めながら足慣らしの意味でのんびりと歩きましょう。
そのままマンハッタンブリッジの下を歩き、しばらく歩くと2つの橋の間にこんもりした丘のような場所に出ます。ここはマンハッタンブリッジのほぼ真下、ブルックリンブリッジは遠目に見えてどちらの橋の写真を撮るにも絶好のロケーション。この辺りから人がだんだん増えてきます。

さらに、歩き続けると小さな入り江に出ます。ここは狭いながらも岩がゴロゴロとしていて大都会とは思えない雰囲気があります。ブルックリンブリッジが良く見えるのでこの入り江もいつも写真撮影の人でいっぱいです。暖かい季節には地元の人も沢山現れ、憩の場と化します。ナビは川沿い散歩はここで一旦終わりにして、そのまま目の前のエンパイアー・ストアーへ。

素敵な写真が撮れそうなエンパイア・ストアー

港町だったニューヨークは意外と倉庫が多いんですよね。このエンパイアー・ストアーも19世紀建築の元倉庫を利用した、オフィススペース兼ショップとレストランの融合施設です。レンガの壁、アーチ型の窓の連続とノスタルジックで独特な建物は思わず吸い寄せられちゃいます。エンパイアー・ストアーの出現でこの付近は明るくなりましたね。オフィススペースが登場し、人の流れがかわったような気がします。オフィススペースは関係者以外立入禁止ですが、外から見たら自由な空気が漂うオフィスらしからぬ空間でした。そして階段で上れるルーフトップからは気持ちのよい眺めが広がります。エンパイアー・ストアー前は小さいけれどちょっとしたビーチのようでここも人が集まるスポットです。ちなみにショップとレストランの数は少ないのでお土産も買えてグルメもある1日過ごせる場所を想像するとがっかりしちゃうかも。でも、トイレ休憩や座ってスマホをいじりたい時に使えるので覚えておいて損はないです。

最上階からの眺め

最上階からの眺め

エンパイアー・ストアー内

エンパイアー・ストアー内

橋と川と石畳の街、ダンボを歩こう♪ 橋と川と石畳の街、ダンボを歩こう♪
エンパイアー・ストアーとブルックリン・ブリッジ(昼)

エンパイアー・ストアーとブルックリン・ブリッジ(昼)

エンパイアー・ストアーとブルックリン・ブリッジ(夜)

エンパイアー・ストアーとブルックリン・ブリッジ(夜)

ダンボで忘れてはいけない、フォトジェニック・スポット3選

これぞダンボを代表する写真映えスポットです。

フロントストリートとウォーターストリートの間のワシントンストリート

インスタでもおなじみのニューヨークで一番のフォトジェニックスポット。マンハッタンブリッジの足の間からエンパイアーステートビルが見えるんです。沢山の人が写真撮影をしていて、まるで歩行者天国のようですが普通に車は通ります。写真撮影時にはご注意くださいね。

夜も素敵です

夜も素敵です

人でいっぱい

人でいっぱい

プリマスストリート

エンパイアー・ストアーから少しマンハッタンブリッジ方向に歩いたプリマスストリートもブルックリンブリッジの絶景ポイントです。古い線路跡もあり、ここでもかなり多くの人が写真撮影をしています。中には、線路に座り込む人まで。ただ、こちらも車が通るので撮影時には十分ご注意くださいね。

マンハッタンブリッジ下のアーチ

どっしりとして重量感のあるマンハッタンブリッジ下のアーチ。ここは先ほどのスポットよりも人が少な目ですが、やはり必ず訪れてほしいですね。外から眺めて、アーチ内も歩いてみてください。アーチの下はイベント会場にもなっており、夏はコンサートやマーケットが開かれます。

橋と川と石畳の街、ダンボを歩こう♪ ウォーターゲートと言う名のパブリックアート

ウォーターゲートと言う名のパブリックアート

ナビおすすめ、お食事スポット

ダンボではお腹が空いた時や、お茶休憩に利用出来るスポットが多く驚きます。ひと休みする場所を見つけるのは苦にならないはず。ナビのおすすめ店はこちら。

バトラー・ダンボ店
ペーストリー中心のカフェです。休憩にもランチや朝食にも使えます。カウンターには見た目がピカピカしていてセンスの良いペーストリーが並びます。実はお店のオーナー兼シェフはミシュランレストラン出身。高級レストラン同様の味が楽しめると人気なんです。店内で焼くペーストリーはどっしりしつつもアメリカンペーストリーにしては目新しい素材の組み合わせ。きっとどれにしようかと悩んでしまうでしょう。窓の外の眺めはブルックリン・ブリッジです。
セレスティン
マンハッタンブリッジのたもとにあって、眺めが素敵な地中海レストラン。窓からのマンハッタンブリッジの眺めは素敵です。と言うとまるでデートスポットのようなイメージがあるかもしれませんが、客層はご近所さんが多くて気どりのないレストランです。しかも外観はレストランと分かりにくいので、ランチやブランチ時はお客さんがどぉ~っと入ってくることもなさそうです。ナビがブランチで食べたサラダは何気ないのに圧倒される美味しさでした。喧騒から離れてゆっくりと食事したい人におすすめです。
ビネガー・ヒル・ハウス

正確に言うとお店はダンボのお隣のエリア、ビネガーヒルにあります。その分、かなりローカル気分に浸りれます。地元の人が家族や友達とのんびりと過ごす食堂です。ほっとする店内でカリっと焼かれたパンケーキを食べてから街歩きに出るのもおすすめですね。
タイムアウト・マーケット
2019年にオープン。情報誌のタイムアウト監修のフードコートです。情報誌だけあり、ニューヨークの人気レストランが大集合。ファーストフード中心の他のフードコートとは違い、オーダー後に調理、器も使い捨て紙皿は使わない等本格的です。レストランの味が気軽に味わえます。ルーフトップにもお店と席があり、ブルックリンブリッジを眺めがながら食事できます。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ダンボの歴史

ダンボが出発点のジャック・トーレス・チョコレート
今では人気チョコレートショップのジャック・トーレス。実はこのダンボ店が一号店です。まだまだ倉庫が多くて発展段階だった2000年にオープン。その後、ジャック・トーレス・チョコレート目当てに人がダンボに来るようになり、その向かいにベーカリーのアーモンダインができ、さらにダンボに人が集まりだしたそうです。ジャック・トーレス・チョコレートはダンボ発展の立役者のような存在なんですね。チョコレートを買う人やクッキーやホットチョコレートで休憩をとる人でいつも賑わっていますよ。ぜひ立ち寄ってくださいね。
道にある線路みたいなのは何?

ダンボを歩いていて目に入ってくるのがいたる所にある線路跡。ジェイ・ストリート・コネクティングレイルロードと呼ばれたダンボ内を走っていた貨物専用列車の線路です。1958年まで走っており、船から降ろされた荷を運ぶために利用されていたそうです。古い物が何気なく残っているのが良いですね。

ストリートアート

ストリートアートは先ほど紹介した以外にもいくつかあります。時間があったらぜひ探してみてくださいね。

ダンボ観光後は...

ダンボ周辺の観光後、そのまま地下鉄に乗って帰るのはもったいない。出来ればブルックリン・ブリッジの下をくぐり、橋の南側観光へそのまま行ってみましょう。こちらもブルックリン・ブリッジ・パークです。ブルックリン・ブリッジ・パークはまだまだ続きます。歩いてみると思ったより大きいので驚きます。南側はフェリー乗り場もあるし、マンハッタンのダウンタウンの景色が良くていつも人でごった返しています。景色も雰囲気もガラッと変わります。

そして、まだまだ歩ける人はブルックリン・ブリッジを歩いて渡るのはいかがでしょうか?

いかがでしたか?
プリマスストリートやエンパイアー・ストアー前から見たブルックリン・ブリッジは本当に美しいです。ブルックリン・ブリッジの美しさを再発見した気分です。
訪れる人は多いけれども静かで趣のあるエリア、ダンボ。ニューヨーク初めての方もリピーターさんも景色目当てに行ってみてくださいね。
以上、ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-02-19

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