ニューヨークに行ったら絶対JAZZ!と固い意志の人も、ニューヨークの夜をどう過ごそうと悩んでいる人も必読のジャズ入門心得。
こんにちは、ニューヨークナビです。
ジャズと言えばニューヨーク観光夜部門の人気コース。普段なじみがなくてもニューヨークに着いた途端ジャズいいかもって思い始める人も多いのでは?地下鉄や路上のパフォーマーのジャズといい、ジャズが身近に感じるのかな。でも初めての場所に行くのって勇気要りますよね。ご安心ください、難しいことは考えずに音楽や雰囲気を楽しむというのがジャズクラブですから。ニューヨークには名店揃いのジャズスポットにそうそうたるミュージシャンが集まっているんだから見逃しちゃもったいないです。
ジャズクラブ豆知識
<歴史>ジャズは19世紀末にアメリカ南部で生まれ、その後しばらくは中西部シカゴがジャズの中心でしたがニューヨークに音楽業界が集中していたこともありニューヨークにたくさんのミュージシャンがやってきてジャズの演奏法が発達しました。1920年代後半にはニューヨークはジャズのメッカになっていました。
<ジャズクラブとは?>ジャズ生演奏専門のライブハウス。コンサートホールとは違うのでステージと観客席が近く小さなクラブは客席が60人くらい、大きなクラブでも150人前後と小規模なのが特徴。営業時間外は非公開でレコーディングを行うクラブもある。ニューヨークには1930年代から営業を続けているクラブもある一方でここ数年オープンした場所もありジャズの本場として常に変化しています。
<演奏は?>演奏はセッションと呼ばれ、1晩で1時間強を入れ替わり制で2~3回。トークは少なくソロも含めオリジナル曲を中心に演奏しリクエストコーナーはない。バンドはサックス、ピアノ、ベース、ドラム、トランペット、トロンボーン、ギター、ボーカル等のいくつかの組み合わせで編成されている。ピアノとドラム、ベースはリズム担当なので入っている場合が多い。トリオは3人組、カルテットは4人組、Sextetは6人、8人のこともある。ビッグバンドは17人前後。
ジャズクラブに行く前に知っておきたい
クラブの外にミュージシャン情報が出ている。
<予約は電話またはホームページから>ライブのスケジュールはお店のホームページや情報誌で検索可能。事前に電話またはホームページから予約してから行くほうが安心。ただしスモールズのように予約を受け付けていないクラブもあります。ホームページから予約の場合、カバーチャージのみクレジットカードでオンライン決済するお店と座席確保のみでお金の精算が発生しないパターンあり。いずれの場合もトラブルをさけるためにも予約確認書を印刷して持参。オンライン決済する場合は払い戻し不可の場合もあるから日時を間違えないように気をつけて!
<料金システム>カバーチャージとミニマムチャージの2つがかかります。
♦カバーチャージ:入店料のようなものです。ミュージシャンやテーブルかバーカウンターによって違うけれど20ドルから65ドルくらい。
♦ミニマムチャージ:カバーチャージとは別に飲み物や食事代としてこの料金分はオーダーしてくださいねというもの。10ドルまたはドリンク1杯など。
※カバーチャージ又はミニマムがないお店もあります。支払いはカバーチャージとミニマムチャージを合わせて後払いが多い。
いよいよ今夜ジャズ体験
<服装と持ち物>ビレッジにあるクラブはカジュアル、その他のクラブもカジュアルでもかまわないけれどきれいめのカジュアルを心がければ雰囲気にもっと合う。
♦持ち物:当日はオンライン予約していれば予約確認書とお酒を飲むなら年齢確認のための身分証明書。
せっかくだからステージかぶりつきの席を確保
<何時頃着いていればいいの?>席は早い者順です。事前にドアオープン時間を確認して早めに行きましょう。お店到着時は予約していれば名前を伝えるか予約確認書を提示、係員が席まで案内してくれます。食事もとるならショー開始45分前くらいには到着し、始まる前に食べ終わっているのが理想的。
飲み物だけでも良い
<料理と飲み物>料理を用意してあるクラブが多く内容はハンバーガーのようなアメリカのバーフードとフライドチキンといったジャズ発祥地の南部料理が中心。1回目の演奏では食事をとる人が多い。料理が売りではなくてもきちんとした物がでてくる。ほとんどのクラブは狭いテーブルに隣の人も近くて食事しづらいけどどうせミニマムチャージ分払うんだから料理をオーダーしてもいいかも。
♦飲食代例:ソフトドリンク $5.00、ビール $7.00~、カクテル$12.00~、ハンバーガー$15.00~
<大切なのはミュージシャンへ敬意を払うこと>予定時間を少し過ぎた頃、照明が落ちアナウンスとともに演奏開始。
演奏中は携帯電話はマナーモードか電源オフにしましょう。またおしゃべりも控えましょう。写真撮影はフラッシュをたかないかぎりOKなクラブが多いですが事前に確認してね。ジャズを聴くのに決まりごとのようなものはないですが拍手は忘れずに。リラックスしてライブならではの臨場感を楽しみましょう。気に入ったら必ずCDを売っているので記念に購入してみては?
ミュージシャンの表情観察も面白い
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ギフトショップチェックも忘れずに。
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夜景もゴージャスなディジーズ
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カウンターの雰囲気がいいスモーク
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地下鉄の夜間・週末の運行状況の確認しておこう。
<お会計に気になる帰りの足>演奏終了が近づくと伝票が渡されお会計です。伝票はtab(タブ)と呼ばれることもあります。チップは飲食代の15~20%が目安です。お会計時間も入れてお店から出るのは演奏開始予定時刻から1時間30分後くらい。
さて帰りですが1回目のセッションに行けば終了時刻は午後10時前後で帰りの不安が少ないですね。
気をつけたいのが夜間は地下鉄が工事状況などによって本数が減ったり路線変更等の不定期運行になること。当日の地下鉄の状況を確認しておくのを忘れずに。また夜は地下鉄ホームの人が多い場所で待ちましょう。タクシー利用のことも視野にいれておきましょうね。
さてどのクラブに行く?
ニューヨークにはジャズクラブをはじめジャズの生演奏が聴ける場所が150以上。何を基準に選べばいいのかと迷ってしまいますよね。まず質の高い音楽は絶対条件。それに気楽に行けて居心地がいい場所もゆずれないです。ホテルの近くだったら帰りが安心とかムードが良い所と自分で納得したクラブ選びをしたいですね。こちらをぜひ参考にしてくださいね。
いかがでしたか?演奏が始まればきっと音楽に夢中になってしまうはずです。心地よい音楽があったかと思うとノリのいい曲もありばらくは頭からジャズのリズムが離れないでしょう。ぜひ本場のJAZZを堪能してくださいね。
以上ニューヨークナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-04-11