総合文化施設であるリンカーン・センターは、エンターテイメントの宝箱。無料のパフォーマンスもいろいろ！上手に利用して芸術を楽しもう！
こんにちは、ニューヨークナビです。ニューヨークにあるリンカーン・センターはオぺラハウス、コンサートホール、アート専門のニューヨーク市立図書館、野外劇場、そして音楽学校（ジュリアード音楽院：Ｔｈｅ Ｊｕｉｌｌｉａｒｄ Ｓｃｈｏｏｌ）まで、芸術と名が付くありとあらゆるものを全て集めてしまった文化総合施設。さすが芸術の都、ニューヨークですね！2011年に大々的な修復工事が終わり、正面入口には大きな噴水が再びお目見え！市民が寛げるように芝生やベンチ、テーブル、椅子などが設置され、天気を楽しみながらランチを食べたり、読書やおしゃべりを楽しんだりと、楽しみ方も人それぞれに。時にはその周辺に置かれたピアノをジュリアード音楽院の学生らしき人が演奏していることもあり、美しい音色に耳を傾けながらの休憩もいいもの！今日はリンカーン・センターで心から楽しんでみましょう。
メトロポリタン・オペラハウスでオペラを！
巨大な絵画が建物の両脇にある建物がメトロポリタン・オペラハウス（Metropolitan Opera）。ロビーの両脇の壁全体を覆う巨大な絵画、日本人にも人気のシャガールの作品です。もちろん本物です！
毎年９月末にオペラシーズンが始まります。初心者の方でも十分楽しめる「ヘンデルとグレーテル」もお勧めです。せっかくですから、おしゃれをしてオペラ鑑賞に行ってみて下さい。２５ドルでチケットが手に入るラッシュチケットもありますので、公演の当日に数時間列に並ぶのが苦にならない人は、ぜひお試しを。
ＮＹ響の本拠地、エイヴァリー・フィッシャー・ホール！
次に、入口の右手にはニューヨーク交響楽団の本拠地であるDavid Geffen Hall（旧エイヴァリー・フィッシャー・ホールAvery Fisher Hall）があります。意外と知られてませんが、現在のニューヨークフィルの指揮者は実は日本人とアメリカ人とのハーフ。なんだか親近感がわいてきませんか？
このコンサートホールはニューヨークフィルの公演が主ですが、ホリデーシーズンを間近になると毎年恒例のコーラスが公演されます。日本で年越しに歌われる「第九」でお馴染みのべートーベンの「交響曲第9番」や、ヘンデルの「メシア」など、その迫力にナビはいつも感動します。
ニューヨーク・シティ・バレエのニューヨーク州立劇場＆アリス・タリー・ホール
また左側には、ニューヨーク・シティ・バレエが行われるDavid H. Koch Theater（旧ニューヨーク州立劇場、New York State Theater）があります。ついつい、「白鳥の湖（Swan Lake）」を鑑賞したくなりますが、ホリデーシーズン中は、「くるみ割り人形（Nｕｔｃｒａｃｋｅｒ）」をオススメします。スペクタキュラーな舞台に感動の連続！ホリデー気分にどっぷり漬からさせてくれます。
他にも、最近新しくなったアリス・タリー・ホール（Alice Tully Hall）は、ガラス張りの部分がカフェになり、奥がコンサートホールになってます。クラシック以外にも他のパフォーマンスなども楽しめるのが嬉しいですね。カフェは、お茶やちょっとした食事をするのにも最適！
デイヴィット・ルビンシュタイン・アトリウムで休憩！
休憩場所と言えばブロードウェイと６２丁目に位置するデイヴィット・ルビンシュタイン・アトリウム（David Rubenstein Atrium）にカフェが出来るスペースがあり、そこに設置してあるピアノで気ままに演奏したり、ピアノの演奏に合わせて歌ったりしている人たちをよく見かけますよ。
ここもリンカーン・センターの一部で、当日券のディスカウント用のボックス・オフィスがあり、また毎週木曜日には無料コンサートを開催したりで、音楽、パフォーマンス好きにはたまりません。また無料コンサートと言えば、夏恒例の無料野外コンサート、アウト・オブ・ドアズ（ Out of Doors）が毎年7月末から8月中旬にかけて開催されます。いろいろなジャンルの音楽、ダンスなど多彩なパフォーマンスが連日行われ、多くの人が訪れます。ただだからといって、気を抜いたパフォーマンスをしません。他にも多彩なイベントが目白押しです。リンカーン・センターをもっと楽しく、賢く利用しましょう！以上、ニューヨークナビでした。
関連タグ：
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日：2011-11-25
リンカーンセンター
ログイン