ブロードウェイ(Broadway)とは、マンハッタンを南北に走る通りの名前なのですが、その周辺に劇場街が広がっていることから、今ではミュージカルの代名詞となっています。碁盤の目の様に垂直に交わる他の道路に対し、唯一ななめに縦断するこの大きな道路はバッテリーパークを起点とし、ユニオンスクエアやタイムズスクエアを経由しコロンバスサークル、北はウエストチェスターまで続きます。劇場が特に多いのはやはりタイムズスクエア近辺になります。
とりわけブロードウェイと呼ばれるものは
500席以上の大劇場のものを指し、現在約40のミュージカルが上演されています。
ウエストサイド ストーリーやキャッツ、ライオンキングなど日本でも上映されているものもたくさんありますね。
<オフブロードウェイとは>500席以上の大劇場のものをブロードウェイと呼ぶのに対し、499席から100席の劇場のものをオフブロードウェイと呼びます。また100席以下の小さい劇場はオフオフブロードウェイと呼ばれています。
「レント(RENT)」はオフブロードウェイからブロードウェイに進出し、世界中でも公演して映画化もされました。
また「ブルーマングループ(BLUEMANGROUP)」の様に世界中でも公演される程有名になっているにもかかわらず、オフブロードウェイとして同じ会場で何年も公演し続けているものもあります。
ナビ的オススメミュージカル!
1:ウィキッド WICKEDナビの一番のオススメはウィキッドです。ウィキッドって名前は聞いた事あるけど、実はよく知らない…という人も多いのでは?実はナビもそうでした。物語はオズの魔法使いのドロシーが、オズの国に迷いこむずっと昔の話。2人の魔女が西の悪い魔女と良い魔女グリンダになるまでのお話なんです。2人の友情とちょっと恋愛と。アドリブかな?と思われる粋なジョークも飛び会場は大爆笑になったり、思わず涙しちゃいそうな場面があったり。音楽も分かりやすいポップスで聞いた事あるなーと思われる曲もチラホラ。ミュージカル初心者にはうってつけの名作です!
2:フェルザブルタ FELZA BLUTAこれは全く新しい形のショーです。まず座席がありません。開演時間直前になるまで客席にも入れてもらえません。ロビーの様な場所でビール飲んだり荷物預けたりと思い思いに過ごし、始まる10分程前にやっと案内されたものの、同じように何もないスペース…他のブロードウェイがほとんど写真撮影を禁止しているにもかかわらず、フラッシュなしなら写真ドンドンとってFacebookにいっぱいアップしてね!なんてアナウンスがあったり、暴風と水が降ってきたり右へ左へ移動しろと指図されたり…役者さん自信もステージ上だけじゃなく客席に降りてきたりお客さんをステージに上げてみたり、と次から次へとめまぐるしくいろんなことが起こり、あっという間に魅入ってしまいました。舞台自身のおもしろさはもちろん、日本ではたぶん出来ないだろうなーと思われる仕掛けもたくさんあり、ニューヨークで見ておいて損はない作品です。
いかがでしたか?ニューヨークには本当にたくさんの劇場があり、毎年どんどん新しい作品も上映されています。
そんな中で何年も公演し続けられているというだけで本当にすごい!それにも関わらず人気公演の良い席は数ヶ月前になくなってしまうことも。それだけ長年ニューヨーク人気を得てきたエンターテイメント、ブロードウェイ。一度楽しんでみてはいかがでしょうか?
以上、ニューヨークナビでした。