ミュージカルの本場NYでブロードウェイを体験してきました!

大人気作品から話題の新作まで毎日どこかで公演中!人気のブロードウェイ作品を見てきました!

こんにちは、ニューヨークナビです。ニューヨークと言えばブロードウェイ!せっかくだし何か見てみたいなーと思っても、普段あまりなじみもないしどうやって行けばいいのだろう?という人も多いと思います。
今回はチケットの買い方から実際見に行った様子をご報告します!
チケット代高いから無理だなーと諦めていた人も必見です。

チケットを買ってみよう!

<事前に購入する>
人気作品は売り切れになったり、友人同士やご家族など数名で行かれる場合は席が離れてしまう可能性もあります。大人気作品を確実に見たい場合は事前の購入をおススメします。
各作品のオフィシャルウェブサイト(英語)から購入出来ますが、日本のクレジットカードだと海外扱いになり別途手数料が必要な場合もありますので注意が必要です。受け取りは各劇場のチケット売り場か、自分でプリントアウトして持っていく場合もあります。
英語に自信がない方は日本の代理店を通して購入する事もできます。
<当日劇場にて購入する>
クリスマスシーズンや一部の人気公演をのぞき、ほとんどの作品が劇場窓口にて購入する事ができます。二度足を運ぶ事になりますが当日以外のチケットも購入出来ます。世界中から観光客の集まるニューヨークなので言葉に自信がなくても親切に対応してもらえますし、日本語の説明がある劇場もあります。また座席を選ぶ事も出来ます。
運が良ければ売れ残ったプレミア席のチケット(前売りでは250ドルから400ドル程度)を一般席と同等の料金で購入出来たりする事もあるので当日トライしてみるのもありだと思います。
<チケッツtktsで購入する>
ブロードウェイでは当日になってもチケットが売れ残っている場合、タイムズスクエアとサウスシーポートとブルックリンにあるチケッツ(tkts)で割引価格で購入する事ができます。だいたい定価の30%~50%ですが、どの作品のどの席のチケットが発売されるのかは当日にならないと分からないので注意が必要です。また、座席は選べません。
何でも良いのでとにかく安くブロードウェイのミュージカルが見たい!という方にはオススメです。
支払は現金またはクレジットカードで可能です(ただし一部のパフォーマンスは現金のみ)。

本日の販売チケット内容が確認できるチケッツ(tkts)公式アプリが登場しました。ぜひこちらのアプリをダウンロードして活用してみてください。

サウスストリートシーポート、ブルックリンのチケッツオフィスでは、当日の夜の部のみ販売など取り扱っているチケットに制限があります。
■■もっと安く楽しみたい方必見■■
<ラッシュチケット>

ほとんどの劇場で当日窓口で先着順でとても安い料金でチケットを購入する事ができます。作品によって料金が異なりますが、だいたい30ドル前後と大変お得です。通常1人2枚まで、現金のみとなります。販売しない日があったり学生専用だったりする場合もあります。作品にもよりますがこちらは通常料金では販売しにくいような、ちょっと見にくい席が多いようです。ラッシュチケットは劇場窓口オープンと同時に販売開始されます朝からラッシュチケット待ちの列ができている劇場が数多くあります。人気ミュージカルは窓口オープン2時間前から並びます。

<立ち見席・Standing Room Only>

ごくまれに立ち見席を販売している作品もありますが、その日の公演がソールドアウトだった時のみということがほとんどなようです。こちらも30ドル前後で通常、劇場窓口でのみ購入可能。

<抽選・Lottery Ticket>

またラッシュチケットの取り扱いはない代わりに抽選で格安チケットを販売する劇場があります。抽選方法は2種類あり、劇場窓口で行われるものとオンライン抽選と劇場により異なります。例えば、アラジンは劇場窓口方法で開演2時間30分前までに受付、抽選結果は2時間前に発表されます。ライオン・キングはオンライン抽選方法をとっています。受付は前日の公演開始から始まり当日午前9時にしめ切られます。当選者には締め切り後数分で連絡が入ります。オンライン抽選の場合は支払方法はクレジットカードになります。料金はやはり30ドル前後です。

座席に関して

オーケストラ席…1階席
メザニン席…2階席 前方(フロント)と後方(リア)と分かれている場合もあります
バルコニー…3階席
ボックス席…1階と2階の間にある両脇の個別席
VIP/プレミアム席…1階前方10~15列目くらいまでの中央あたりのシート。劇場によって異なります。


<マチネ公演とは>
水曜日と土曜日、日曜日はマチネ(昼)公演を設けている作品も多いです。
昼の部は公演や曜日によって時間が違ったりするので注意が必要です。

服装は?
Tシャツやトレーナー、ジーンズといった普段着で全く問題ありません。が、せっかくのブロードウェイ、キレイなドレスやスーツといった正装で見に行くのも良いですね。
実際会場は作品にもよりますがシャンデリアや赤じゅうたんなど、とても綺麗にしている所が多く、スタッフの方も正装だったりします。
夏場はものすごくクーラーが効いているので、上に羽織るものを用意した方が良いと思います。
カメラやビデオの持ち込み、また大きいバッグやブリーフケースの持ち込みが出来ない場合もありますので、荷物は最小限にするのが良いと思います。
入り口にクロークがある会場もあります。

食事は?
だいたいの公演が8時に始まり、2時間半~3時間と長丁場です。
できれば事前に食事をとって行った方が良いでしょう。
ほとんどの会場では入り口で荷物のチェックがあり、飲み物や食べ物の持ち込みを禁止している所もあります。変わりにロビーで飲み物や軽食の販売があるので早めに行って楽しむのもありですね。
アルコールを販売しているところもありますが、客席内の持ち込みはほとんどの場合出来ません。

意外と注意が必要なのは、終わる時間です。
ショーは8時から始まる事がほとんど。3時間のショーなら終了は11時です。
帰りの足をあらかじめ用意しておくのもありでしょう。
タイムズスクエア近辺のホテルであれば、夜遅くまで明るく治安も良いので、歩いて帰ることもできますね。

さて、実際に見に行ってみましょう!

今回ナビが見に行ったのは「シカゴ」。米倉涼子さんが主役ロキシー役を演じた事もあり、日本でも有名ですね。映画化もされているので内容を知っている人も多いのではないでしょうか?
<劇場詳細>
場所:アンバサダー劇場
上映時間:2時間30分(途中15分休憩あり)
プレビュー:1996年10月23日
初日:1996年11月14日
チケット:オーケストラ席 49.50ドル~147ドル
メザニン席65.50ドル~147ドル
レアメザニン席49.50ドル~99.50ドル
プレミア席188ドル~202ドル

あらすじ:1920年代のマフィアが暗躍するアメリカはイリノイ州シカゴ。ナイトクラブのスターを夢見るロキシーは自分をだまし続けていた愛人を射殺し、監獄送りになってしまう。が、そこにいたのはロキシーが憧れていた大スター、ヴェルマ。彼女も夫と浮気相手の妹を殺害し投獄されたのだった。
ロキシーは悪徳弁護士ビリーの入れ知恵でスキャンダルを武器にどんどん有名になっていく。
それをヴェルマは気に入るはずがなく…

今回はラッシュチケットに挑戦しました。
ボックスオフィスは10時オープン。少し早めの時間に行きましたがもう既に数名並んでいました。時間どうりにオープンし、なんとかゲット!1枚37ドルです。
ナビのすぐ後ろでなくなった様なのでギリギリセーフでした。
余裕を持って会場に向かいます。事前にインターネット等でチケットを購入し引き換えの必要がある人は早めに向かいましょう。開演時間を過ぎて到着してしまうと、チケットを持っていても中に入れない場合もあるそうなので気をつけてください。
7時開場なので少し前の時間にタイムズスクエア近辺をうろうろしていると衣装をまとったお姉さんが!宣伝用のフライヤーを配っていました。
2人で人ごみの中を歌いながら配ってました

2人で人ごみの中を歌いながら配ってました

写真も撮らせてもらえました

写真も撮らせてもらえました

入り口で軽く荷物のチェックがあります。PLAYBILLという冊子をもらいました。ここに当日の役者さんの情報が書いてあります。
8時5分位前に英語でアナウンスがあり、写真撮影が禁止されている事、途中に休憩があること、トイレの場所などが伝えられます。
座席はまさかの一列目!ただ一番端の席だったため、ちょっと見にくく角度によっては見えないところもありました。が役者さんの息づかいを感じ迫力満点!
途中15分の休憩を挟み、終わったのは23時前でしたがあっという間の2時間半でした。
大きい荷物は持ち込みできない場合もあります

大きい荷物は持ち込みできない場合もあります

その日の出演者はこれでチェックします

その日の出演者はこれでチェックします

過去主役を飾った人達

過去主役を飾った人達


いかがでしたか?
シカゴは米倉涼子さんのようにミュージカル畑ではない女優さんが主役を演じる事も多いフレキシブルな作品です。逆にどの女優さんが演じるかによってチケットの売れ行きも変わるのだとか…もちろん出演者で作品の印象も変わってきたり、お客さんの入りや盛り上がり次第で会場の熱が変わったり…というのが生で見るおもしろさだと思います。作品にもよりますがその日のお客さんの様子でアドリブを効かせたり…ナビは「あーもうちょっと英語が分かれば!」とちょっと後悔してしまいましたが、どこまでが本来の台詞でどこからがアドリブか分からない位スマートな演技に感動しました。
またオーケストラがただ音楽を演奏するだけでなく、お芝居の中に入り込んでいたのもおもしろかったです。事前にウェブサイトや映画などであらすじやそれぞれのキャラクターをチェックしてから見に行くと、より楽しめると思います。
以上ニューヨークナビでした。


おススメのブロードウェイ・ミュージカルを知りたいという方は「ブロードウェイ入門」をご覧ください~。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-09-11

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