ストリートアートの美術館?!以前のストリートアートの聖地をホテルの非常階段に復活させたアートスポットです。
こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークにはブッシュウィック、クイーンズ、ローアーイーストサイド等と数々のストリートアートスポットがあります。最近ではミッドタウンにも出現し、まさにいたる所ですね。実は意外と知られていませんが、ニューヨークにはミュージアム・オブ・ストリートアートがあるんです。このミュージアムはかつてのニューヨークを代表するストリートアートスポットを復活させたもので、しかも無料なんですよ。ただ、ホテル内に位置しているせいか知る人ぞ知る存在になっているようです。
今回はミュージアム・オブ・ストリートアートをご紹介します。
ミュージアム・オブ・ストリートアートとは?
訪問前に知っておきたいのが、こちらには特別な思いがこめられているんだということ。ミュージアムの壁アートはかつてストリートアートの聖地として知られたファイブ・ポインツ出身のアーティスト20人によるものなんです。ファイブ・ポインツはクイーンズに位置し、1990年代前半から古い工場の壁を利用したストリートアートで注目を浴びるようになりました。5階相当の工場の壁全体をキャンバスに描かれたアートは圧巻で地下鉄7番線からも一部を見ることが出来たんですよ。ですが、2013年に建物の取壊しが決定。同時にアートは上から白ペンキで消され無残な姿になり、2014年には建物自体が完全に取り壊されてしまったんです。そんな辛い経験をしたアーティストが再集合し、それぞれの思いを壁に描いたのがミュージアム・オブ・ストリートアートです。
場所はローアーイーストサイド
ミュージアム・オブ・ストリートアートはローアーイーストにあるお洒落なホテル、シチズンMホテル・バワリ―内にあります。
場所:シチズンMホテルバワリ― 189 Bowery New York, NY
営業時間:(毎日)午前10時から午後4時30分まで(最後の入館午後4時30分)
入館料:無料※ミュージアム訪問には事前予約が必要です。下記、ウエブサイトより希望の日時を選択して、予約しましょう。予約方法はとても簡単です。
いよいよミュージアムへ
フロントデスク
当日はホテルのフロントデスクで予約確認書を提示して、ミュージアム見学の旨を伝えます。カメラや貴重品以外の荷物はクロークに預けます。
渡された荷物札は失くさない様に気をつけてくださいね。その後、係員がミュージアムスタート地点である20階までエレベーターで案内してくれます。
ナビも驚いたのですが、ミュージアムは20階から3階までの非常階段の壁なんです。20階到着後はガイドはいませんので、自由に写真を撮りながら歩いて下りるだけです。17階分歩くと聞くと少し不安になるかもしれませんが、階と階の間は広くなく、何よりもフロアーごとに変わるアートを見ながらなので全く苦になりません。ナビは写真を撮りながらゆっくり歩いて約40分くらいかかりました。
歩く時の注意点
ホテル内の非常階段がキャンバスになっているので、途中はトイレも休憩場所ももちろんありません。トイレは事前に済ませておいたほうがいいですね。
また、写真撮影に夢中になって、階段から足を踏み外してケガなんてことにならないように、必ず立ち止まってから撮るようにしてくださいね。
最後はフロントデスク脇のカフェに出ます。
自分のいるフロアーを確認
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フロントデスク脇のカフェ
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ミュージアムと併せて楽しみたい!
見学後にそのまま帰ってしまうのはもったいない!
シチズンMホテルのロビーはリビングルームと呼ばれ、素敵なことで有名です。リビングルームも凝った造りで写真映えします。ミュージアム見学の後はぜひ、このリビングルームでコーヒー休憩しながら、くつろいだ時間を楽しんでくださいね。あまりにも居心地よくて長居しすぎちゃいそうです。もちろん、トイレもあります。
いかがでしたか?
知る人ぞ知るスポットなので、他の観光客が行かない場所を求めている人にぴったりです。ミュージアムとはなっていますが、インドアストリートアートスポットです。ローアーイーストサイド訪問時のちょっとした観光におすすめですよ。
以上、ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-01-12