ニューヨーク・エスニックタウン巡り~クイーンズ編~

ギリシャ系にインド系、スパニッシュ系、発見する楽しさがある移民街へ突入~

こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークでマンハッタンとは違う雰囲気を感じてみたいと思う人は多いのではないでしょうか?様々な人が住むニューヨークで『ひと味違う』を見つけたいならエスニックタウンが一番。
今回はイーストリバーを渡りクイーンズの代表的な移民の街、アストリアのギリシャ人街、ジャクソンハイツのインド人街、ラテンアメリカ系の人が多い南米人街をご紹介します。アクセスも良くて、美味しい物もあって活気に満ちて、地元の人気分も楽しめて、皆さんの旅行気分を盛り上げてくれること間違いなしですよ~

※文中の値段は2013年5月のもの。

アストリア・ギリシャ人街

<アクセス方法> 
地下鉄N/Q線 アストリアディトマスブルバード駅

まずギリシャ系の街アストリアへ。最寄駅は地下鉄N/Q線の終点、アストリアディトマスブルバード駅。駅周辺はギリシャ色薄い日常的な商店街。それもそのはずアストリアはマンハッタンへの地の利の良さから様々な人に人気があるんです。日本食レストランも多いし、1本大通りから入ると静かな住宅街。ギリシャはどこに~と探しながら歩いているとありました~。ギリシャ文字や国旗、街角のカフェでコーヒー片手にたむろしている男性達にカフェニオンのイメージが重なります。


■■■ ギリシャはここにあります ■■■
歩いているだけではギリシャに遭遇しにくいのでナビ厳選のギリシャに浸れる場所へご案内です。どこも店員さん達は最初はいかめしいような感じですが実は気さくな人達ばかり。

タベルナ・キクラデス(ギリシャレストラン)
食事時は大混雑の人気店。

ビクトリーガーデンカフェ(ギリシャスイーツ専門店)
ギリシャのデザートならココ。お値段手頃で大きめスイーツです。

ギリシャ教会
きらびやかな内部に見とれます。ちょっと気分転換しましょう。
ティタンフーズ(ギリシャ食品専門スーパー)
プチギリシャのメッカ。青空の日は白い建物がギリシャ色を一層濃くしてくれます。上の3つとは地下鉄で1駅分離れていますが徒歩10分たらずの道のり。地下鉄が走る高架線沿いをプラプラ歩いて移動しましょう。(地下鉄N/Q線はクイーンズに入ると地上を走ります。)

ジャクソンハイツ

ジャクソンハイツにはリトルインディアことインド人街と南米人街があります。74丁目の駅を降りて北に行くとインド人街、ルーズベルトアベニューを東へ行くと南米人街ですの両方に行くことをおすすめします。またこの2つは歩くだけで異国情緒を感じます。

■■■リトルインディア■■■
<アクセス方法>
地下鉄7線 74丁目・ブロードウェイ駅
または地下鉄E/F/M/R線
ジャクソンハイツ・ルーズベルトアベニュー駅利用

メインストリートは地下鉄駅すぐのルーズベルトアベニューと37番街の間の74丁目。またお店が多いエリアは37番街沿い、ルーズベルトアベニューと37番街の間の73丁目、75丁目です。狭いエリアにタバーンを巻いた男性、サリーを来た女性が行き交い、お店もサリー店、インド料理店、ボリウッドDVD店とインド色濃厚です。


おすすめスポットその1
インド食材専門スーパー

ナビが思わず我を忘れたのがクッキー・ビスケットコーナー。種類豊富でパッケージがカワイイうえに小ぶり、そして安い。ちょっとしたオヤツに最適です。さらに山積みになったニューヨークのインド系ベーカリー産のクッキーコーナーもお見逃しなく。手作り感があってショートブレッド風のものが多くなかなかイケます。ティーバックのチャイも一緒に購入すればインド風ティータイムの出来上がり?!
(エリア内に大きめスーパーが2軒あります)


おすすめスポットその2
スイーツ

インド伝統菓子専門店とケーキ・クッキー専門の2種類あります。特に前者は覗くだけでも足を止めて欲しい。カラフルで味の予想不可能な未知の世界にタジタジになるはずです。ナビは銀箔のはられたクリームマライバルフィとケサールサンドイッチに挑戦。ケサールサンドイッチは薄味でしたがクリームマライバルフィは練乳を固めたような味で当たりです。伝統菓子には手がでないと言う方はインドの棒アイス、クルフィをぜひ。フレーバーは食べやすいマンゴーやビスタチオ等です。

クルフィ

クルフィ

ニューヨーク・エスニックタウン巡り~クイーンズ編~ インド人街 ギリシャ人街 スパニッシュ 中南米 アルファホール カレーラテンアメリカ

本場のカレー?
このエリアにはインド、アフガニスタン、バングラデシュ、ヒマラヤ料理と種類豊富です。74丁目沿いのインド料理店はランチバッフェ(10ドル前後)があるお店が多いです。バッフェは手っ取り早いんですが、ナビの印象では腑抜けな味になっているのでメニューから選んだほうがよさそうです。また見たことのない惣菜が並ぶテークアウト兼食堂の趣きの小さな店を覗くのも一興。

ジャクソンハイツ・南米人街

<アクセス方法>
地下鉄7番線82丁目駅

リトルインディアの隣駅、地下鉄82丁目が中南米系移民の街、南米人街の最寄駅です。英語ではヒスパニックネイバーフッドと言います。インド人街からルーズベルトアベニュー(地下鉄高架線沿い、地下鉄7線はクイーンズでは地上を走ります)を東へ約10分歩けば到着です。
この周辺はブラジル以外の中南米出身者が多く、特にコロンビア、エクアドル、ウルグアイ系の住民が多いそうです。メインストリートは洋品店、靴屋さん、雑貨商、中南米各国レストラン、屋台が並ぶルーズベルトアベニュー。スペイン語の看板、道行く人の会話もスペイン語、店頭に$2.99の札が下がる洋服屋さん、レストランでモリモリと食べる家族連れ、猥雑な活気に満ちた通りでうれしくなってしまいますよ~。
賑やか過ぎて疲れたら一つ北の37番街を歩いてみましょう。こちらも南米系商店街ですが少し地味でのんびりしています。


南米おやつの旅

屋台、レストラン、ベーカリーと食べ物屋さんが多い中、ナビが皆さんにお伝えせずにはいられない面々はこちら。お味もさることながら売っている方達も好い味を出しています。面倒くさがらずに親切に対応してくれるし、アレコレ勧める商売熱心さに南米の人達の底力を感じます。オーダーはスペイン語でも英語でも可能ですよ。

●アルゼンチンのアルファホ-ル
値段:1.75ドル
購入場所:ラ・ヌエバベーカリー

ドーセ・デ・レチェと呼ばれるキャラメルに近いミルククリームを挟んだ大きめクッキー。個人的にはまった品。生地が独特でクッキーよりも食べ応えあり。チョコをコーティングしたものやココナツをまぶしたり、バリエーションがあります。見た目より甘さ控えめかつドーセ・デ・レチェソースはミルクが濃くてウットリ~。美味しいです!


コロンビアのチョラド
値段:6ドル
購入場所:エル・パラシオ・デ・ロス・チョラドス

フルーツジュース、苺、バナナなどのフルーツにコンデンスミルクがたっぷり入った冷たい飲み物。苺とコンデンスミルクの黄金コンビです。ココナツの追加も可能。暑い日にぴったりです。お店が駅から少し遠いのですがさらにさらにディープなスパニッシュ街を垣間見ることができます。


エクアドルのエスプミーリャ 
値段:1ドル
購入場所:
地下鉄7線90丁目駅高架線下のアイスクリーム売りのおばさん

路上のアイスクリーム店で不思議なものを発見。アイスクリームのようですが常温保存?!オーダーするとコーンに盛り付けてくれるので見た目はアイスクリームそのもの。売り子のおばさんはホイップクリームと言ってましたが…さて実態は?なんとメレンゲです!ピンクはグアバ味です。


チュロス、パン・デ・ケーソ
購入場所:ラ・ヌエバベーカリー

日本でもお馴染みのチュロス。ドーセ・デ・レチェソースやチョコソースを挟んだものがあります。パン・デ・ケーソことチーズパンはチーズの風味がほんのり、おやつにも朝食にもイケます。

いかがでしたか?
マンハッタンから一歩でただけで街並みも雰囲気も変わります。エスニックタウンのローカルパワーに触れ、気分もお腹も満たされてきっと帰路はスッキリした気持ちになりますよ。ナビはいつも後ろ髪を引かれる思いで家路に着きます。1日かけてエスニックタウン巡りもいいですし、時間がなければ1箇所だけでも訪れてみてくださいね。
以上ニューヨークナビでした。



上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-07-17

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