町全体がクリスマスムード一色のニューヨーク!

11月後半のサンクス・ギビングが終わるとデパートやオフィスビル、多くの店がクリスマスツリーを飾ったり華やかなデコレーションをして、町全体がいっきにクリスマスの雰囲気に早変わり!

ミッドタウン・オフィスビルのホリデーディスプレイ

ミッドタウン・オフィスビルのホリデーディスプレイ

こんにちは、ニューヨークナビです。ニューヨークは11月後半のサンクス・ギビングが終わると、いっきにデパート、オフィスビルや多くの店は、クリスマスツリーを飾ったり、華やかなデコレーションをし、町全体がクリスマスの雰囲気に早変わりします。その模様をご紹介しましょう。
ミッドタウン・オフィスビルのクリスマスツリー

ミッドタウン・オフィスビルのクリスマスツリー

FENDIのクリスマス・ディスプレイ

FENDIのクリスマス・ディスプレイ

セントラルパーク入り口付近のサンタ登場

セントラルパーク入り口付近のサンタ登場

オフィスビルのホリデー・ディスプレー

オフィスビルのホリデー・ディスプレー

ロックフェラーセンターの巨大ツリー

ロックフェラーセンターの巨大ツリーは毎年、一般の市民から寄付されます。今年(2010年)のツリーは2001年、9・11のテロで救助活動にあたったニューヨーク州の元消防士が寄付したもの。高さ22m、樹齢75年のトウヒに、環境に優しい約3万個のLED電球が点され、トップにはスワロフスキーのクリスタルスターがニューヨークの夜を華やかにしました。クリスマスシーズンの幕開けを告げるニューヨークの冬一大イベントであるロックフェラーセンターのツリー点灯式は、11月30日に行われ、今年は、マライヤ・キャリー、ジェシカ・シンプソンや スーザン・ボイルなどがパフォーマンスを披露し、大勢の観客で賑わい、式典の様子は生中継で全米のみならず、世界に放映されました。ツリーは2011年1月7日まで飾られました。艶やかなツリーを見上げながら、多くの人々がスケートを楽しんでいるのがうかがえますよね。マンハッタンではその他に、メトロポリタン美術館で18世紀にナポリで使われていた天使の飾りをつけたクリスマスツリーが公開されました。
ロックフェラーセンター

ロックフェラーセンター

ロックフェラーセンターのスケートリンク

ロックフェラーセンターのスケートリンク

サウスストリート・シーポートのコーラス

クリスマスツリーの前で合唱の練習をするビック・アップル・コーラス

クリスマスツリーの前で合唱の練習をするビック・アップル・コーラス

また、ローアー・マンハッタンに位置するサウスストリート・シーポートで、巨大クリスマスツリー前で合唱するビック・アップル・コーラスも恒例イベント。ツリーは11月26日に点灯し、”歌うツリー“と称するこのコーラス隊が、”ジングル・ベル“のどのお馴染みのクリスマスソングを約45分間、ユーモアたっぷりに熱唱。全員が男性で、しかもシニアメンバーが多い、アマチュア・コーラス隊。赤いマフラーとマフラー、緑のガウンに身をまとったおじさんコーラス隊の楽しいパフォーマンスとプロ顔負けの歌声に、多くの観客が心をなごませ、寒さを忘れて聞き入っていました。ビック・アップル・コーラスは、11月26日から28日に計6回、12月24日に計2回、出演。その他にも、シティー・ゲイ・メンズ・コーラス隊や、ヤング・ニューヨーカーズ・コーラス隊などが出演しました。
サウスストリート・シーポートのクリスマスツリー

サウスストリート・シーポートのクリスマスツリー

サウスストリート・シーポートのシンボル、灯台にもリースが飾られます

サウスストリート・シーポートのシンボル、灯台にもリースが飾られます

デパートのショーウインドー

毎年クリスマスが近づくと、各デパートのショーウインドーがクリスマスムードで一色になり、買い物客と、ショーウインドの見物客で、デパートも前は大勢の人でごった返します。今年、もっとも目に留まったのが、5番街にある創業80年以上の老舗ロード・アンド・テーラーのショーウインドー。このデパートは75年間、伝統的なクリスマスシーンのショーウインドーを町行く人々に公開。今年は市民に、“お気に入りのクリスマスの思い出”を募集し、その中から12のストーリーが選ばれ、工芸技術を駆使してリアルに再現されたクリスマスシーンは、子供のみならず、大人も懐かしさを憶えながら、ショーウインドーに魅了されていました。人形が動いたり、シーンが変わったりするのをじっと見ているうちに、物語の世界へ引きこまれていきます。
ロード・アンド・テーラーのショーウインドー ロード・アンド・テーラーのショーウインドー
ロード・アンド・テーラーのショーウインドー ロード・アンド・テーラーのショーウインドー

ロード・アンド・テーラーのショーウインドー

メイシーズの正面入り口上のクリスマスツリー

メイシーズの正面入り口上のクリスマスツリー

34丁目のブロードウェイと6番街の全一角を覆うように建っている巨大デパート、メーシーズならではのクリスマスウインドーは、34丁目に面したウインドーには、ホリデー・クラシックの映画、”Miracle on 34th Street(34丁目の奇跡)“をテーマにしたクラシックなディスプレイ。
メイシーズのホリデーウインドー(34丁目側) メイシーズのホリデーウインドー(34丁目側)

メイシーズのホリデーウインドー(34丁目側)

メイシーズのホリデーウインドー(ブロードウェイ側)

メイシーズのホリデーウインドー(ブロードウェイ側)

ミニチュアのサンクスギビング・パレードが可愛らしい。ブロードウェイに面したウインドーは 19世紀にニューヨーク新聞、”Sun(サン)“で 8歳の少女Virginia(バージニア)のサンタは存在するのかとの質問に対して答えた名文句、” Yes, Virginia, there is a Santa Claus.”がテーマで、ウインドーごとにお話の一部分がディスプレイされています。この全てのディスプレイが紙で出来ているのは驚きです。
ブルーミングデールズのホリデーウインドー

ブルーミングデールズのホリデーウインドー

他に、ブルーミングデールズは クリスマスツリー。メッセージなどのイメージを映し出した100台のデジタル・スクリーンをモザイク風に設置。他に比べるとシンプルな仕上がり。
バーグドルフ・グッドマンのホリデーウインドー

バーグドルフ・グッドマンのホリデーウインドー

フィフス・サクスや、高級デパートのバークドルフ・グッドマンのホリデーウインドーは、クリスマスのイメージとはほど遠いかも。今年のバークドルフ・グッドマンは“旅”がテーマで、どのウインドも凝ったディスプレイですが、満員御礼という感じ。 

クリスマス・マーケット

クリスマスホリデーといえば、ショッピング。マンハッタンのあちこちでホリデーマーケットが開催されます。ほとんどが野外で、数多くのテントが犇めき合って立ち並び、衣服、アクセサリ、バックや帽子、食料品等々、品揃えはかなりのもの。クリスマス間近は、クリスマスプレゼントを求める人々で身動きが取れないほどで込み合います。販売しているホットチョコレートを片手に、お店をふらつくのも楽しいかも。 
ランプの店(クリスマス・マーケット)

ランプの店(クリスマス・マーケット)

どの帽子も動物の顔のデザイン(クリスマス・マーケット)

どの帽子も動物の顔のデザイン(クリスマス・マーケット)

ブライアント・パークのヨーロピアンスタイルのホリデーマーケットは100軒以上のブースが立ち並び、マンハッタンで一番規模が大きいもの。そのお店の横でフリーのスケートリンクもあるので、お買い物に飽きたひとはスケートを楽しむのもいいかも。ユニオン・スクエアの赤白のテント群のマーケットも有名。毎年、多くの人々が集まります。その他に、コロンバス・サークルの、セントラルパーク入口や、グランド・セントラルの屋内にもあり、ブライアンと・パーク以外はクリスマスイブまで、開催されます。
ブライアント・バークのホリデーマーケット

ブライアント・バークのホリデーマーケット

ユニオン・スクエアーのクリスマス・マーケット

ユニオン・スクエアーのクリスマス・マーケット


道端で売っているクリスマスツリー

道端で売っているクリスマスツリー

あちらこちらのストリートでは、クリスマスツリーやリースが売られ、大きな木を重たそうに運んでいる人々の風景をみると、またクリスマスがやって来たのだと、実感します。以上、クリスマスシーズンのニューヨークから、ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-01-20

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