新しいニューヨーク観光の足登場。ニューヨークの風を感じながら走ろう!
こんにちは、ニューヨークナビです。
2013年6月からニューヨークでもバイクシェアプログラム(自転車共有プログラム)、シティバイクが始まりました。地下鉄・バスが発達しているニューヨークですが環境にも健康にもいい点から自転車派が増えているんです。自転車専用レーンも整備され、満を持しての登場です。シティバイクは16歳以上なら市民はもちろん旅行者の方も簡単に利用できます。自転車でかろやかに走りながらの観光も気軽に出来ますよ~。
それではシティバイクのあれこれご紹介しましょう。
(文中の料金は2017年5月のもの)
バイクシェアプログラム・シティバイクって?
バイクシェアプログラムは簡単に言うとレンタル自転車です(オートバイではありません…)。路上のステーションにてセルフサービスで貸出・返却を行います。シティバンクがメインスポンサーなのでシティバイクと命名されました。ちなみにシティバンクを中心に民間企業からの資金を使い、税金は全く投入されていません。
2016年5月時点で自転車台数8000台、ステーション(駐輪場)はマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ニュージャージー州のジャージーシティに500あります。しかもステーションはソーラーパワー利用です。
ステーションマップはこちらを参考に↓
■■利用時間■■ 24時間、年中無休
■■対象者■■ 16歳以上、パス購入は18歳以上
■■料金■■
24時間パス $12.00+税金
3日間(72時間)パス $24.00+税金※保証金が別途$101.00かかります。問題があったときに引き落とされます。
パス有効期間内は1回の利用が30分以内ならば無料で、何度でも利用可能。
追加チャージ:15分毎の超過につき4ドル。
■■利用方法■■パスを購入したらステーションで自転車を借り、最寄のステーションに返却。借りるステーションと返却場所が別でもOK。30分以内にステーションを見つけ返却、また借りるを繰り返せばパス代のみです。
自転車はこんなタイプ
●カゴ、荷台はありません。
カゴの代わりに荷物をはさんでゴムで固定する場所があります。ゴムが固く、しっかり固定されますがたくさん入りません。今日はお買い物!と言う日には不向きです。
●7段階調節可能なサドル
身長158センチのナビは一番低いサドルでつま先がやっと地面に着きました。ただこの状態で平気な人をよく見かけます。
●鍵はない
お茶休憩やショッピング時は必ず最寄のステーションに返却しましょう。万が一、盗難にあった場合は借りている人の責任になり弁償代が加算されますのでご注意を。
●ブレーキはハンドル部分
以前、レンタル自転車でペダル式ブレーキで戸惑ったことがあります。シティバイクはお馴染みのハンドルにブレーキです。
●3段変速ギア付き
スマホユーザーはアプリのダウンロードを!
利用前にスマホユーザーは便利な無料アプリをダウンロードしましょう。
アプリではこんなことができます。
1.ステーションと自転車台数のクイック検索
各ステーションに周辺ステーションが記入された地図がありますがアプリは現在地から検索できるので便利。返却したいのに見つからない時に使用する可能性大。
2.自転車専用レーンの表示
3.ルート検索
4.25分過ぎたらアラームが鳴るように設定可能(時間設定は変えられます)。
パスの購入
それではいよいよシティバイクを利用してみましょう。まずパスの購入をします。ステーション脇のタッチパネル式の機械からクレジットカードまたはデビットカードで購入できます。現金不可、対面販売はありません。またアプリからも購入できます。
※ライドコードはPrint(印刷)を選択しない限りは印刷されません。なお、パスは紙では発行されません。パスが有効かは購入に利用したクレジットカード番号で判別されます。レシートは②の画面でPrint Receptsを選択します。
ピックアップ・返却方法
コードはここに入力
空いているドックに返します
<自転車をピックアップ>ライドコードは5分間有効ですのでその間にピックアップしたい自転車のドックにコードを入力します。ランプが黄色から緑になったらロックがはずれます。力をいれて自転車を引き抜きます。もし5分以内にピックアップ出来なかったら、別のコードを入手します(2回目以降の欄を参考にして下さい)。
<返却>ステーションを見つけ、空いているドックに自転車を返却します。きちんと返却されるとランプが黄色→緑と点きます。追加チャージをさけるためにもランプが点いたか確認しましょう。赤色のランプ、ランプが全く点灯されない場合はきちんと返却されていない可能性があります。
ステーションが一杯の場合は時間延長できます。画面のRequest Time Creditで延長手続きをし、Find Nearby Stationで最寄のステーションを探します。
<2回目以降>パスが有効な間は何度でも借りられます。その都度、新たなライドコードを入手します(一旦返却するとライドコードは無効になります)。Rent a Bike を押し、クレジットカードを差し込みます。この時に必ずパスを購入したクレジットカードを利用しますしてください(違うクレジットカードを利用すると再度パス代が請求されるので注意)。新しいライドコードが発行されます。なお、返却後2分以上間隔をあけれなければ次の利用はできません。
道路を走る際の注意点
自転車専用レーン
自転車専用信号機が設置されている場所もあり
自転車は車両と同じ扱いですので車と同じ交通ルールが適応になります。
◎自転車専用レーンがある場合は専用レーンを走る。
ニューヨーク市内は自転車専用レーンがかなりあります。自転車専用レーンがない道は車に混じって走るので怖いです。
◎歩道を走ってはいけません。自転車からおり、引きながら歩くならOKです。
◎逆走はできません。
◎信号を守る
◎歩行者優先なお、ヘルメットの着用は義務付けられていませんが半分くらいの人が着用しています。ヘルメットは自転車ショップ、Kマートなどで20ドルくらいから購入可能です。
利用状況を確認しよう!
ステーションで利用回数や実際の請求額等が確認できます。
Get Account Informationを選択します。Billing Statement で超過料金を含めた利用料金の詳細、Trip Information で自分が利用した状況が確認できます。どちらもPrint を選択すると印刷されます。
シティバイクでおでかけ
晴れた週末に早速利用してみました。ナビは41丁目とブロードウェイを始点に、マディソンスクエアパーク、ハドソン川沿い、ミートパッキングエリア、グリニッジビレッジ周辺、ユニオンスクエア、41丁目と8番街で終了。行き先によるでしょうが、いつもの「地下鉄+バス+徒歩」より「自転車+徒歩」のほうが効率的に回れました。躊躇してしまう川沿いにも行けて、普段より行動範囲は広がりましたね。それに様々な人に声をかけられビックリです。信号待ちでは興味津々の歩行者達からの質問、「自転車で走るマンハッタンは最高だよね!」と話しかけてきたサイクリスト。体は疲れても楽しいです。
さて、ナビの体験から利用の心構えをまとめてみると、
◎車、歩行者に気をつけて安全運転を心がける。◎事前に自転車の目星をつける。コード入手前にサドルの高さ、自転車の状態をチェックして自転車を選んでおくと良いです。
◎自転車専用レーンを中心に走る。各ステーションに周辺地図があり、自転車専用レーンは緑色で表示されています。目的地までのルートをチェックしておくことをおすすめします。
◎マンハッタンは一方通行が多いので迂回もやむなし。◎事前に目的地近辺のステーションチェック。◎路上駐車に注意。突然、ドアが開いたり、歩行者が車と車の間から出てきます。
川沿いは気持ちいい
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車両も人も多いミッドタウンは少し怖い
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石畳の道は不向き
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自転車専用レーンを走ろう
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シティバイク連絡先
■シティバイクカスタマーサービス
1-855-BIKE(245-3311)英語
事故・盗難・その他利用時の問題は上記に電話します。
いかがでしたか?
車と一緒に走るので最初は緊張しましたが慣れてくるととても爽快です。特に川沿いは気持ちよすぎて30分のタイムリミットを忘れそうになりました。徒歩とは全く違った視線で見るマンハッタンは新鮮で自転車にはまってしまいそうです。美味しいものを食べ過ぎても運動してすぐ消化できそうですしね。
以上ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-07-10