移民街と観光地が混在する不思議な通りモットストリート。色々な顔を見せてくれるごちゃごちゃ感がたまりません。
こんにちは、ニューヨークナビです。すっかり人気観光スポットとして定着したチャイナタウン。ニューヨークのチャイナタウンは全米最大規模。安くておいしいグルメに中国の活気を感じる街は散策しがいあり。今回はチャイナタウンの目抜き通りとして有名なモットストリートをご紹介します。
モットストリートを目指して歩く
キャナルストリート沿いのチャイナタウンインフォメーションセンター
チャイナタウンへの入口、キャナルストリート駅を出て、キャナル・ストリート沿いを東へ進みます。駅を出た途端ごみごみとして漢字表記のお店も増えチャイナタウンムードで盛り上がってきます。でもまだこんなの序の口、偽ブランド売りが声をかけてきても無視してモットストリートを目指しましょう。
●モットストリート入口に到着!
駅から徒歩約5分。キャナルストリートから南側のモットストリートが今日のお目当て。横浜の中華街の様に門があるわけではありませんが、さすがチャイナタウンを代表するストリート、賑やかです。モット・ストリートは19世紀後半から中国系移民が住み始め、すぐ近くのペル・ストリートとドイヤーズ・ストリートともにチャイナタウン発祥の地となりました。現在は雑貨中心のショッピングスポットに成長。時とともに拡大したチャイナタウンを奥に行けば中国語オンリーのストリートもありますが、中国語を話さない人にはディープすぎて入りづらいんですよね。その点、モット・ストリートは最低限の英語は通じるし中国系の住民も多く見かけ観光地感と地元感がほどよくミックスされた安心感があります。
英語と中国語の2ヶ国語表記
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モットストリート入口にあるビル
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ニューヨークの中国を求めて南下開始
自分だけのお気に入りが見つかりそう
●宝物探し感覚で歩きたい!モット・ストリートの人気を支えているのが中国風雑貨も扱っているお土産屋さん。ディスプレイにも気を使っているらしくきらびやかな色につい惹かれて立ち止まってしまいます。よ~く見ると面白い物やかわいい物が置いてあります。
●一軒一軒見るつもりで歩いて欲しい!歩いているとあれ、このお店何屋さん?という店も。そんな時は思い切って入ってみて。お店は間口が狭くて奥に長い造りになっていることが多いです。狭い店内、天井も壁も利用して売り物でぎっしりだから歩く時は注意。ゆっくり歩いて地味造りのお店も見逃さないで下さいね~。
カラフルな提灯
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ニューヨーク土産の宝庫
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お祭りみたいで覗いてみたくなる店
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かわいい獅子舞グッズ
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仏様にまずご挨拶
●旅の無事を祈ってお参りも!こんなところに?とびっくりするのがモット・ストリート中心にあるお寺。といっても普通の店と変わらない外観なので見過ごしてしまいそう。入るとお線香の匂いが漂う中にお店番(?)の人に熱心にお願いことをしている人もいて厳かな気分になります。奥には百仏像もあるのでお見逃しなく(百仏像は写真撮影は不可)。1ドルの英語のおみくじ(Fortune Teller)もどうぞ。
おみくじはわかりやすい簡単な英語で書かれている
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気をつけていないと通り過ぎてしまう
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●カメラが手放せない!
ちょっと目線を上にすると漢字看板とニューヨークの古いビルの洒落た空間が広がります。
チャイナドレスの仕立ても
●住民になりきって~
一見、観光地のお土産屋さん街の様相だけど生活感漂うお店がしっかり残っています。豆腐花屋さん、チャイナドレスの仕立て屋さん、昔ながらのパン屋さん、薬屋さん、本屋さん、文房具屋さん。ひっそりとした外観に常連さんが世間話をしているそんな店も多いんです。
時計修理屋台
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豆腐花屋さんで売っている中国版ういろう
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気になる「食」は?
モット・ストリートはどちらかというと食べ歩きスナック系よりも小人数グループ向けレストランが多い。北京ダック、上海料理、飲茶とどこの店もメニューは外に見える所に貼ってあるのでよく吟味してから入りましょう。一人だったら、モットストリートから路地に入れば麺やおかずぶっ掛けご飯中心の食堂がすぐに見つかります。
気軽に入れるのが餅屋(ベーカリー)とバブルティー屋。おすすめはキャナルストリートから曲がってすぐ右手にあるフェイダベーカリー(中国語名:飛達西餅、英語名:Fay Da Bakery)。チャイナタウン価格はパン1ドル前後、ケーキ1~3ドルなので、最初は驚いてしまいます。昔風のベーカリーもありいろいろ食べ比べて自分のお気に入りをみつけて下さいね。ほとんどのベーカリーでバブルティーは扱っているけどやっぱりバブルティーは専門店で飲みたいです。台湾のお茶の名店Ten Ren Teaが経営するTen Ren Tea Timeでは季節によって変わるスペシャルティーをはじめ種類豊富なバブルティーがありお茶文化の奥深さを物語っています。
伝統継承の中心地でもあります
チャイナタウンならではのイベントも多く、特に旧正月のときには獅子舞に提灯と新年のお祝いムード全開。恒例の爆竹(といっても最近は音だけの物を使用している)も鳴り響きます。獅子舞チームには若い世代もアメリカ人も多く参加していて伝統が大切にされているのを実感。
店先の青菜を目指し、最高潮の盛り上り
いかがでしたか?ニューヨークのチャイナタウンの魅力がギュッとつまったモット・ストリート、是非行ってみて下さいね。以上、ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-08-30