自由の女神に上ってきました!~チケット購入から島到着までを解説~

下から見ているだけなんてもったいない!ぐるぐる螺旋階段が楽しい王冠への道のり。

クラウンのとんがりも間近に見えます

クラウンのとんがりも間近に見えます

こんにちは、ニューヨークナビです。2011年の10月28日は自由の女神125周年。実は125周年を祝った次の日から自由の女神は約1年の修復作業に入り、王冠・台座への入場はしばらくおあずけ。と言うことで今日は高所恐怖症気味のナビも重い腰をあげて、クラウンまで上ってきました!王冠訪問体験をレポートします!

まずチケットを購入

王冠(クラウン)部分へは、354段の階段を自分の足で歩く以外アクセスがありません。入場制限も1日240人までとまるで秘境です。制限に達していなければ当日でもチケット購入可能ですが、そんな日はほとんどなし。事前にウエブサイトで購入しましょう。ナビは4ヶ月前に購入しました。

<チケット購入方法>
下のページにアクセスします。
実際のチケットへは当日交換

実際のチケットへは当日交換

1.ホームページ左のStatue of liberty & Elis island ticket をクリック
2.出発地を選択。
-ニューヨーク・バッテリーパーク または ニュージャージー・リバティステートパーク
3.チケットのタイプを選択。
○Crown Access(王冠&台座&博物館)16ドル
○Pedestal(台座&博物館) 13ドル
○Reserve Only(島まで) 13ドル
選択すると料金表がでます。上記料金は2011年9月現在。日本語もあるオーディオツアーをつけると8ドル追加。
4.Buy Ticket をクリック
5.一番下のカレンダーから日付と時間を選択。予約可能日はAvailableの表示。
6.希望のチケットに必要枚数記入。一度に4枚まで購入可。
7.Add to Cart →Check out
8.住所・氏名を記入。
クラウンアクセスは参加者全員のフルネーム記入が必要。チケットに名前が印刷されます。当日、身分証明書の提示がありますのでスペルミスにも注意。
9.当日持参するクレジットカードで支払います。
*購入後の払い戻し、日程・名前変更不可。
10.Eメールで予約確認書を受け取ります。プリントアウトをして当日持参します。

当日の流れ<バッテリーパーク編>

当日は予約確認書と購入したクレジットカード、身分証明書(パスポート)を忘れずに。歩きやすい靴は絶対です。またお腹がすいてしまったらクラウン観光どころではなくなるので出発前の腹ごしらえも忘れずに~。

まず、チケット売り場のプリペイド窓口で予約確認書とクレジットカードを提示し、実際のチケットへ交換します。チケットの交換は当日のみ。
*チケットの時間はフェリーに乗る時刻。予約した時間前までにセキュリティを終了しておきましょう。またチケットに記載されているクラウンアクセス最終時刻までに上り始めなければなりません。予約していてもこの時刻をすぎたら上れませんので遅刻に注意。島到着後も手続きがあるので時間に余裕を持って行動を。

それからReserveLineに並び、セキュリティチェックを受け、フェリーに乗ります。
プリペイド窓口は空いています

プリペイド窓口は空いています

チケットを受け取ったらリザーブの列へ

チケットを受け取ったらリザーブの列へ

当日の流れ<島に上陸編>

まっすぐ進みます

まっすぐ進みます

インフォメーションセンター

インフォメーションセンター

センター内で受付中

センター内で受付中

島に到着後まっすぐ進み、門を通過後、左にあるインフォメーションセンターでチケットと身分証明書を見せ、手続きをします。左手首にチケット代わりのリストバンドをつけてもらい、携行品の注意と次の手順の説明を受けます。インフォメーションセンターをはじめ、所々で出会うカーキーの制服を着た係員はレンジャーと呼ばれ、フレンドリーで物知りな頼りになる存在です。

クラウンへ持っていける物はカメラ・薬・眼鏡(薬と眼鏡は必要な人)の3つのみ。リストバンドもありますが、チケットを念のためお持ちすることをオススメします。クラウンからの帰りに博物館に再入場する際にチケットの提示が求められることがあります。


インフォメーションセンターを出て、左へ国旗広場まで進みます。国旗広場を右に曲がると見える白いテントが次の目的地です。

テント入口でカメラ・薬・眼鏡以外の荷物をロッカーに預けます。ロッカーは2時間で2ドル(2011年9月現在)。タッチスクリーン式で日本語表示もあります。
*2時間を越えた場合は1時間につき1ドル追加。クラウン見学のみならば往復の階段を含めて1時間10分くらい。

テント入口でリストバンドを見せ、2回目のセキュリティーチェックを受けます。
リストバンドをもらったら受付終了

リストバンドをもらったら受付終了

このテントが目印

このテントが目印

ロッカーは指紋認証式で鍵がかかります

ロッカーは指紋認証式で鍵がかかります

354段の旅

トーチのあるロビー

トーチのあるロビー

セキュリティチェック後、女神の土台部分へ入ります。トーチのあるロビーに左にクラウンアクセス者用の受付デスクがありますので再度リストバンドを見せます。上り始める前に簡単な説明を聞きます。アクセスできる人数が決まっているので少し待つこともあります。上り始めてしまうとトイレはないので2階のトイレで済ませておきましょう。いよいよ354段の階段を上り始めます。クラウンまでたどり着けるかドキドキです。
チェックポイントでは係員にリストバンドを見せます。

チェックポイントでは係員にリストバンドを見せます。

図を見ながら説明を受けます

図を見ながら説明を受けます

ここから登り始めます。

ここから登り始めます。

残り334段!

残り334段!

狭いので一方通行

狭いので一方通行

最後のチェックポイント

最後のチェックポイント

下から見ると渦をまいているようです

下から見ると渦をまいているようです

台座までの約150段は螺旋階段ではなく踊り場も頻繁にあり、順調です。台座付近と螺旋階段入口の2箇所にチェックポイントがあります。螺旋階段入口は最後のチェックポイントになり、リストバンドが回収されます。ここからは横幅大人約1人分の、急で暗い螺旋階段をぐるぐるひたすら歩きます。

普段見ることのない自由の女神の裏をせっかく歩いているのに上へ上へと気持ちがあせり、往路は自由の女神の裏見学どころではありません。いつ着くのかと思い始めたころ上から話し声が聞こえ、やっと到着。約25分の道のりです。螺旋階段は下が見えにくくなっているため怖さは感じないのでご安心を。

とうちゃ~く!

この日は気温約20度にもかかわらず、クラウン到着時は思わず「暑い~」と叫んでしまうほど。夏季の内部気温はかなり暑くなります。もちろん水は持参できないし、クラウンで売っていないので夏に訪れる場合は事前の水分補給を忘れずに。
レンジャーならではの裏話も。

レンジャーならではの裏話も。

常時、レンジャーがいて自由の女神にまつわる話をしてくれます。クラウン内部は思ったより狭く、大人8人くらいでもう一杯。飛行機の窓に似た窓が並び、左端と右端の窓は写真撮影のため開いています。左手の独立宣言書は7月4日とはっきり見えます。右手のトーチは残念ですが肉眼では確認できませんでした。クラウンからはマンハッタン、ブルックリン、スタテン島が見渡せます。女神目線で地上を見下ろします。ほとんど風のない日だったにもかかわらず時折ゆれを感じ、ヒヤッとしました。ここでレンジャーから教わったトーチの写真の撮り方を伝授。右の窓から手をだしてカメラのレンズを上に向けて撮影します。デジカメのストラップを手首にまいて落とさないように撮影しましょう。
トーチ撮影はコツがいります

トーチ撮影はコツがいります

マンハッタン方面の眺め

マンハッタン方面の眺め

ブルックリン方面の眺め

ブルックリン方面の眺め

女神の腕が目の前

女神の腕が目の前

上りと下りの階段は別々。帰りは女神の裏を観察する余裕もあります。下り始めてすぐがちょうど顔にあたり、鼻がすぐわかりますヨ。
鼻は下り始めて10段目くらい

鼻は下り始めて10段目くらい

体の部分の凹凸もなんとなくわかります

体の部分の凹凸もなんとなくわかります

台座と博物館も忘れずに

この入口から博物館へ再入場できます

この入口から博物館へ再入場できます

台座と自由の女神博物館へは往路に寄ってもいいけれど、クラウンアクセスの人数と時間に制限があるため先にクラウンへ行き、帰りに寄るパターンをすすめられます。ずっと暗くて狭い階段を下りてくると、台座で吸う外の空気がとても気分転換になります。

クラウン見学の帰りに博物館へ寄る場合、再入場のドアが多少わかりにくいかもしれません。台座見学を終え、下りてくると木の階段がある階に外から中へ再入場できるドアがあります。
博物館には実物大のものがたくさん。

博物館には実物大のものがたくさん。

ちょうどよい広さの博物館

ちょうどよい広さの博物館

ちょうどおでこのあたりです!

ちょうどおでこのあたりです!

心配していた高さからの恐怖はなかったけれど、普段運動不足だと階段は少しきついかも。それでも上がる価値あります。自由の女神の体内を通りおでこ部分にいたんだと思うと不思議です。しばらく休業になってしまいますが、皆さんも是非機会があったらチャレンジしてみてくださいね。以上、ニューヨークナビでした。
関連タグ:自由の女神

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-10-11

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