ニューヨークだからこそ行きたい!ミシュラン三ツ星レストラン探訪記♪

NYで人気の2つのミシュランレストラン体験レポート。さらに予約なしで行く方法や星付きレストラン訪問時の心得もご紹介します。

こんにちは、ニューヨークナビです。
ミシュランと言えばグルメ関係でとっても有名な格付けですね。二ューヨークは毎年11月頃に翌年版が発表されます。2017年は5店が三ツ星を11店が二ツ星を56店が一ツ星を獲得。星付きレストランで一度は食べてみたいと考える方は多いでしょう。そして、せっかくのニューヨーク旅行、三ツ星狙いたいですね。2018年版の三ツ星レストラン5つの中でナビとしてはイレブン・マディソン・パークとル・ベルナルディンがニューヨークを代表するレストランと考えています。ただし、お値段は高いし、予約は一杯だし、ドレスコードも気になるしとくじけちゃう人もいるんではないでしょうか。実は予約なしで行ける方法もあるんですよ。今回は飛込みで行く方法も含めてイレブン・マディソン・パークとル・ベルナルディン体験をレポートします。
(文中の料金は全て2017年11月現在です。)

世界一のレストランで食事、イレブン・マディソン・パーク

ミシュラン三ツ星だけでなく2017年には世界一にもなり、ニューヨークどころか世界最高級フレンチレストランです。
シックな店内はメインダイニングとバーラウンジエリアがあります。メインダイニングもバーラウンジも予約が必要です。予約はオンラインのみです。毎月1日午前9時に翌月分の予約が開始されます。例えば、10月1日から11月分予約が始まります。予約時にはクレジットカードが必要です。また、キャンセル待ちも可能です。
高級感はあるもののシンプルな店内

高級感はあるもののシンプルな店内

ドレスコード
三ツ星しかも世界一レストランにも拘わらずドレスコードはありません。ナビが見た感じでは男性はほとんどがジャケット着用。女性はパンツ、ワンピースなどキレイ目な服装です。ゴテゴテと着飾っている人は見かけませんでしたのでそんなに気合を入れなくてもいいでしょう。でもラフな格好はさけたいですね。ラウンジのお客さんはもう少しカジュアルな感じです。ちなみにナビはビジネスカジュアルで行きました。
バーラウンジ

バーラウンジ

予約なしで世界一の味を堪能する方法とは?
予約がとれなくてもあきらめるのはちょっと早い!イレブン・マディソン・パークには予約は受付けず早い者勝ちで座れるバーカウンターがあるんです。しかもメインダイニングの約半額のお値段で味わえます。バーカウンターは6席のみです。1人、2人の少人数におすすめです。カウンターに席を確保するのは当日行くだけですが、確実に席を確保したければ午後5時レストラン到着必須です。レストランの営業開始は午後5時30分ですが、ドアは午後5時に開くのでバーカウンター狙いの人は午後5時には入店します。ナビも午後5時20分到着した時は、すでに空席はありませんでした。後日、午後5時少し前に到着し無事にカウンター席に座れました。午後5時30分後はその日のタイミング次第です。カウンターのお客さんの中にはドリンクのみで去る人もいるので運が良ければ午後7時頃に席が確保できるかもしれません。

バーラウンジの雰囲気はいたって気楽。お友達や家族で来て高級フレンチを味わいながら語り合っている感じです。
バーラウンジメニュー
さて、気になるバーラウンジのメニューをご紹介しましょう。
バーラウンジではコース料理またはアラカルトがオーダーできます。さらにカウンターの場合はドリンクだけでもOKです。料金はいずれもチップ込み(税金別)です。

バーテイスティングコース(5コース) 155ドル 
以下はアラカルトオーダーの場合:
前菜 32ドル
メイン 52ドル
デザート 22ドル


その他にスナック30ドル前後もあります。

ナビはバーティスティングコースをオーダーしました。参考までにメインダイニングのコースは295ドルで8から10コースです。バーラウンジとメインダイニングのメニューは違います。バーティスティングコースも地元の食材をできるだけ使い季節で変えているそうです。

ナビの右隣のカップルはアラカルトオーダーしていました。また、ナビの左隣の2人組は1人はコースオーダー、もう1人はスナックとドリンクでした。お腹の好き具合によって選択できるので自由度が高いのも良いですよね~。

1皿目。キャビア缶をお皿に見立てて

1皿目。キャビア缶をお皿に見立てて

チーズクラムがのったバター

チーズクラムがのったバター

これがバーテイスティングコース
まずオーガニックのパンが運ばれてきました。黄色のブツブツがのった不思議なバター。黄色のブツブツの正体はチーズクラムでした。バターとチーズの組み合わせでより味わい深いものになっています。

コースは全部で5皿。2皿目、4皿目、5皿目は選択制です。

1皿目:キャビアとウズラの卵スクランブルに自家製ミニイングリッシュマフィン
2皿目:フォアグラのマリネと紫キャベツまたはハマグリのマリネから選択
3皿目:ロブスター
4皿目:子牛またはダックから選択
5皿目:デザート チョコレート系またはクランベリー系から選択

そして、チョコレートプレッチェルとデザートワインの無料サービスがあり終了です。

ナビが驚いたのは2皿目のフォアグラのマリネと紫キャベツ。紫キャベツの葉の間にフォアグラがはさまれていて、まるで栽培時からフォアグラ入りのような紫キャベツの見た目にどうやって調理したんだろ~と好奇心で一杯です。

デザートにナビはチョコレート系を選択しました。お皿の上には楕円形の黒と白の物体がゴロンと2つ。「なんだ、これは。。。」と思いながら、ナイフを入れると外がクッキー生地で中にアイスクリーム。これもうれしい驚きでした。

2皿目。キャベツの葉の間にフォアグラが入っている

2皿目。キャベツの葉の間にフォアグラが入っている

3皿目のロブスター

3皿目のロブスター

4皿目の子牛

4皿目の子牛

5皿目のデザート

5皿目のデザート

バーカウンターでしたが、左右とのスペース十分で窮屈さはありません。目の前でバーテンダー達が忙しそうにドリンクの準備をしているのを見ながら三ツ星であり世界一の味を堪能。支払はクレジットカードのみのキャッシュレスです。チップは料金に含まれているので置いていく必要はありません。お店のサービスは堅苦しくなく居心地が良かったですよ~。メインダイニングルームを途中でちらっと見たら見事に席がびっしりと埋まっていました。
なお、午後5時に入店しお店を出たのは午後8時過ぎでした。

あらゆる賞を総なめのル・ベルナルディン

ミシュラン三ツ星、ニューヨークタイムスの評価は最高の四ツ星、ザカットでは8年連続でニューヨークナンバーワンを獲得とあらゆる格付けで高得点のシーフードフレンチレストランです。ニューヨークでは1986年にオープンし、この競争の激しい街で長い間営業していることもさることながら高評価をキープし続けている稀有なレストランです。シェフのエリック・リペール氏はセレブシェフとして知名度が高いです。
と、高級を絵にかいたような場所ながらもディナーでもテイスティングコースが4コースで157ドルから、ランチは88ドルからとぐっとリーズナブルです(いずれもチップ、税金別)。
そして、ル・ベルナルディンはオンライン予約で満席でも1人や2人の少人数なら電話すると空いていることがあります。先ほどのイレブン・マディソン・パークと比べると行きやすいですよ~。
ドレスコード
こちらはドレスコードがありメインダイニングの場合、男性はジャケット着用必須です。女性もそれに合う服装でワンピース、キレイ目パンツなどでやはり普段よりお洒落を心掛けたいです。足元はスニーカーはダメです。ヒールやパンプスが良いですね。店内は都会的なスッキリしたデザインです。なのでゴテゴテ盛った服装は反対に浮いちゃいそうな気がします。ちなみにナビはビジネスカジュアルで訪問しました。
ラウンジ

ラウンジ

飛込みならランチを狙おう
オンラインで予約が出来なかったので、ランチに飛込みで行ってみました。こちらもメインダイニングとバーラウンジがあります。こちらのバーラウンジも予約をとらない早い者勝ちシステムです。席がなければバーラウンジでも良いかなと思いながら11時55分頃到着。受付で予約していない旨を伝えるとメインダイニングも空いているとのことだったのでメインダイニングを選択。コートを預けたりしているうちにお客さんがどんどん入ってきたのですが、ナビのように飛込みの方も数名いらっしゃいました。
ちなみにバーラウンジは平日のランチ限定で3コース55ドルのお得なメニューがあります。

ランチメニュー
ランチは前菜・メイン・デザートの3コースのプリフィックスコースで88ドル(チップ、税金別)が人気です。前菜はAlmost Raw(ほとんど生)またはBarely Touched(ほんの少し調理しただけ)から一つ選択します。選択肢が18種類もあるので絶対迷うはずです。メインは軽く火を通したという意味のLightly Cookedから選びます。こちらも約10種類の選択肢があります。シーフード中心でしかも生で食べるメニューが多いので日本人には馴染みやすいですね。でもそれでも聞いたことのない組み合わせばかりで流石です。
また、他にはテイスティングメニューもあります。
席につくとまずおしぼりのサービス。アメリカではまずないおしぼりサービスにちょっとビックリ。新鮮な気分で食事に望めます。その後、お店から無料サービスのシャンペンとサーモンのディップ、サワードーブレッドラスクが運ばれてきました。さらにパンも到着です。
ちなみに無料サービスは英語でComplimentaryと言います。
前菜

前菜

ランチ3コースはこんな感じ
ナビは前菜はホタテ貝と炙った骨髄を柑橘系とバターのエマルジョンで、
メインはアンコウにイカスミパスタとチョリソーソース添え
を選択しました。

前菜は肉系の味が入ってはいるもののあっさり系。量も少な目で足りるかどうか不安になってしまいました。
が、メインはパリッと焼かれたアンコウに濃厚ソース。打って変わってこってり系です。いずれの料理も目の前でエマルジョンまたはソースをかけて仕上げてくれるのが高級感があって嬉しいです。
メインのアンコウ メインのアンコウ

メインのアンコウ

デザートのモンブラン

デザートのモンブラン

メインを終了するとデザートメニューが運ばれてきます。こちらも8種類あります。ナビはデザートはモンブランを選択しました。デザートとともに無料サービスのカルネが出てきました。ふぅ~お腹いっぱい~と思っているとナビの前に突然卵に入った物が!なんと、これもお店からのサービスのカスタードとチョコレートムース。もう正真正銘お腹いっぱいです。

ナビの訪問時は席の埋まり具合は7割くらいでした。企業関係の接待風な人は少なく夫婦やお友達が主流でした。ラウンジで食事している人も何組かいましたね。受付担当の人は少し固い印象です。ただ担当のウェイターさんの仕事ぶりは丁寧ながらも柔らかさがあり「ここの仕事が好きそうですね」と声をかけると「ル・ベルナルディンで働くのは楽しい。忙しくて毎日が充実してる。」とのコメントでした。その気持ちがサービスにも反映されているようです。ランチはリーズナブルながらもサービス、お店の雰囲気、料理とニューヨークの高級店のイメージを崩さないル・ベルナルディンおすすめです。

星付きレストランに行く前に知っておこう!


予約はオンラインで可能
レストランのウエブサイトからオンライン予約可能です。もちろんほとんどのレストランが電話予約も可能です(イレブン・マディソン・パークは電話予約不可)。レストランによってはオンラインで満席表示が出ていても少人数のランチや早い時間のディナーなら電話すると予約が取れることがあります。

ドレスコードの確認を
ほとんどの星付きレストランはドレスコードがあります。そのレストランの格にふさわしい服装をしてきてくださいねと言うことです。レストランのウエブサイトに掲載されていますので必ず確認してくださいね。なお、ナビの経験からですが、ニューヨークのレストランは豪華で優雅な雰囲気よりもモダンなインテリアが多いです。フォーマルと書いてない限りは気合の入ったいかにもパーティー的なものよりもシックで都会的な感じが似合う気がします。

水は無料?有料?
座ると同時に「お水はいかがしましょう?Still or Sparking?」とウェイターから尋ねられます。Stillと言うのはミネラルウォーター、スパークリングウォーターは炭酸水です。いずれも有料で瓶で請求されるのが一般的です。有料とは知らずにオーダーしてお会計時にショックを受けたなんて話も聞きます。無料のお水希望なら「Tap Water(水道水), please」と言えば大丈夫です。

Supplementとは?
プリフィックスコースのメニューの選択肢欄にSupplement $20.00など表示がある場合があります。これはこのメニューをオーダーするとプリフィックスコース料金に追加で20ドルかかると言う意味です。

いかがでしたか?
星付きレストランと言うと身構えてしまうかもしれませんが、ラウンジやランチタイム利用なら思いのほか敷居は高くありません。ぜひ、お出かけしてください。ちょっぴりお値段がはってもニューヨーク旅行の良い思い出になりますよ。
以上、ニューヨークナビでした。






上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-11-19

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