激甘に挑もう!ニューヨークでアメリカンスイーツ食べ歩き!

ニューヨークでもっともっと楽しんでほしいアメリカンスイーツ。どど~んとご紹介します♪

こんにちは、ニューヨークナビです。
今回は甘い物大好きさん必見のアメリカンスイーツ特集です。今風の洗練された味に飽きた人、ストレートな甘さを求める人にはアメリカンスイーツがドンピシャでしょう。アメリカンスイーツと言うとカップケーキ、チーズケーキ、ブラウニーなどすでに日本でも定着しているスイーツも多いですね。でもまだまだ地元アメリカのあっま~いスイーツでご紹介していない物があるんですよ~。日本にはない甘さを求めて食べ歩きしましょう。
それでは魅惑のアメリカンスイーツの世界をお届けします。

アメリカンスイーツミニ知識

■特徴は甘くて重い
アメリカンスイーツと聞いて、ほとんどの方が甘くて、どっしりしたスイーツを想像するでしょう。まさにその通りなのです。そして、甘さが大切なんです。ナビの経験からするとアメリカのボリュームたっぷりの食事の後に繊細なスイーツを食べるとデザートが負けてしまいます。物足りなく感じるんです。だから、ボリューミーな食事の後は激甘アメリカンスイーツがちょうど良いんですよ。ですが、最近ではしっとり落ち着いたアメリカンスイーツも出てきています。ちなみに全体的にチョコやナッツを使った焼き菓子が多く、飾りつけもシンプルでショーケースの中は地味です。

■スライスのバタークリームケーキを買える場所は少ない
アメリカンスイーツ専門店ではもちろんケーキも売っています。ですが、ほとんどがホール売り。特にバタークリーム系のケーキをスライスで買える場所は限られています。ベイクドやエンパイア―ケーキで見かけることがありますが絶対とは言い切れません。バタークリーム系ケーキのスライスを確実に食べるにはエイミーズ・ブレッドまたはマグノリアベーカリー、シュガースイーツサンシャインなどのカップケーキ屋さんに行くことをおすすめします。なお、チーズケーキやキャロットケーキ、レッドベルベッドケーキのスライス売りは一般的です。

どんなフレーバーがあるの?
一般的にチョコレート系、ナッツ系、ピーナッツバター風味、レモン風味が多いです。最近では塩とチョコレートのコンビも人気です。突拍子もない食材は使わないので慣れてくれば大体味の予想はつきます。ただし、いずれも濃厚です。もちろん流行や新しいレシピは出てくるのでまだまだ色々なフレーバーが登場するでしょう。なお、ケーキに使われるクリームは生クリームではなくバタークリーム、クリームチーズを使ったこってりクリームが多いです。

こんなにあるアメリカンスイーツ種類

アメリカンスイーツの代表的なものをご紹介します。ケーキより片手で気軽におやつとしてパクパク食べられるものが多いです。バリエーションも多いのでその日の気分で今日はピーカンパイにしようとか今日はウーピーパイかな~と色々と選べますよ~。なお、カップケーキ、ブラウニーは特集記事も併せてご覧くださいね。

ブラウニー

ブラウニー

カップケーキ

カップケーキ

ブラック・アンド・ホワイトクッキー

ブラック・アンド・ホワイトクッキー

クッキー
おやつの代表と言えばクッキーです。しっとり系、さっくり系と様々なタイプがあり、当たりはずれが少ないのも特徴です。なかでもチョコレートチップクッキーはどのお店でもある定番中の定番です。ニューヨークのチョコレートチップクッキーで有名なのがルヴァン・ベーカリーです。ただナビにとっては味はいいのですが、大きすぎて途中から苦痛になってしまったのが残念でした。
また、ニューヨークならではのクッキーと言えばニューヨーク生まれの説があるブラック・アンド・ホワイトクッキーです。クッキーと名前がついていますが、クッキーほど固くなくスポンジに近い食感です。表面にココア風味とバニラ風味のアイシングがべたぁと塗られています。
レッド・ベルベッドケーキ

レッド・ベルベッドケーキ

ケーキ各種
定番はバニラクリーム系、キャロットケーキ、レッドベルベッドケーキ、チョコレート系です。特にレッドベルベッドケーキは一番人気です。名前の由来は材料のココアパウダー、酢、バターミルクが化学反応を起こして生地が赤くなったためと、しっとりした質感から来ています。挟まっているクリームはチーズクリームが一般的です。最近のココアパウダーは化学反応を起こさないらしく、食紅を使っているパターンがほとんどです。
また、バースデーケーキと呼ばれる人気フレーバーがあります。バニラクリームにアイスクリームのトッピングでみるカラフルなスプリンクルをデコレーションしたものです。残念ながらスライスでの販売はありませんが、バニラクリームのカップケーキにスプリンクルがかかっている物の甘いバージョンと言えば味は想像できるでしょう。

ウーピーパイ
チョコレート風味の黒いスポンジに白いバタークリームを挟んだものです。スポンジはベタベタした質感です。レッドベルベッドバージョンやパンプキンバージョンもあります。どら焼きくらいの大きさが一般的ですが、たまに直径10センチ近くある巨大なウーピーパイも見かけます。発祥の地がメイン州かペンシルバニア州で議論になっています。ナビはバタークリームのケーキが手に入らない時はこちらを食べます。

バー
ブラウニーとそっくりなスイーツにバーがあります。見た目がほとんど同じでナビも最初は違いがわかりませんでした。ブラウニーと違って生地にココアパウダーを使っていません。種類はブラウニーよりも圧倒的に多く、ナッツ系、ピーナッツバター、レモン、チーズケーキ、フルーツ系などがあります。形は正方形、長方形が一般的です。ブラウニーよりも中に入れる具のバリエーションが豊富なので見た目もフルーツの色を活かしたものや表面にナッツをぎっしりと入れたものまで様々です。

パイ
パイも定番中の定番スイーツです。サンクスギビングデーの食後のデザートとして欠かせません。フレーバーはフルーツ系、ピーカンやココナッツなどのナッツ系、上にクリームがのったクリーム系と様々です。レストランやカフェだったらフルーツ系とナッツ系は温めてもらってアイスクリームをのっけてア・ラ・モードにして食べるとさらに美味しいですよ~。秋になるとスイートポテト、パンプキンの季節限定商品が出回ります。日本のスイートポテトパイ、パンプキンパイとは全く違います。どちらも素材の味を楽しむよりも香辛料の味が強いです。もし秋にニューヨークにいたらぜひお試しください。
チーズケーキ

ねっとりした質感とコクのある甘さがたまらないチーズケーキはアメリカンスイーツ代表格ですよね。ナビも初めて食べて以来すっかり病みつきになりしばらくはチーズケーキばっかり食べていた時期がありました。チーズケーキもどこでも買えますし、わりとハズレがないスイーツです。プレーンでも美味しいですし、イチゴやブルーベリーも合いますね。チョコレート風味やオレオ風味もあります。

ディン・ドン、ホォホス
(Ding Dong, Hohos)

主にスーパー、ドラッグストアーなどで買えるB級スイーツです。なかでもホステス社の物が有名です。ディン・ドンはココア生地のスポンジにバニラクリームを挟み、チョコレートでコーティング。ホォホスはココア生地にバニラクリームを巻いた小さなロールケーキをチョコレートでコーティング。スーパー、ドラッグストアーで買えるパッケージ済の物は激甘でチープ感丸出しですが、アメリカ人にとっては郷愁の味と言えます。アメリカンベーカリーで手作りバージョンを売り出しているお店があり、大人向けのディン・ドン、ホォホスとして人気です。

アメリカンスイーツはここで買おう!

アメリカンスイーツを買えるのはアメリカンベーカリー、スーパー、デリなどです。専門店であるアメリカンベーカリーは意外と少ないんです。

トゥー・リトル・レッド・ヘンズ

アッパーイーストサイドにある人気店です。初めてのアメリカンスイーツならここへ行ってほしいです。時代の変化も取り入れ誠実に作られた甘くて美味しい典型的なアメリカンスイーツが買えます。しかもお値段が手頃なのもうれしいです。カントリー調のお店も家庭的で親しみやすくて安心です。お店の人によると1日を通して焼いているので午後に訪れるほうが色々な種類が揃っているとのことです。

<買えるもの>
パイ、チーズケーキ、カップケーキなど

ベイクド
ブルックリン出身の人気店です。定番に捻りを入れたオリジナルレシピが多く先鋭的存在です。新作もしょっちゅう登場します。お値段がこちらも手頃です。ニューヨークらしい洒落た店内はいつも混んでいます。

<買えるもの>
ウーピーパイ、バー、カップケーキ、チーズケーキ、ブラウニーなど

マー・ゼ―・ダーベーカリー
2016年にオープンしてすぐにニューヨーク人気ベーカリーの仲間入りをしたお店。定番スイーツを丁寧に仕上げたしっとりとしたスイーツはまさにこのお店でしか味わえないです。お店はシンプルでモダンです。

<買えるもの>
ブラウニー、キャロットケーキ、チーズケーキ、クッキーなど

ピーティーズ・パイ・カンパニー
マンハッタン内で一番人気のパイ屋さんです。素っ気ないお店ですが、種類が多くパイの奥深さがわかります。ナビおすすめはピーカン系やクリーム系のパイです。

<買えるもの>
パイ各種、チーズケーキ
エンパイアケーキ
日本の商店街にありそうなケーキ屋さんです。他のお店と品揃えが違い、ホォホスをはじめとしたB級スイーツのベーカリーバージョン、カップケーキ、クッキーが主流です。クッキーは量り売りをしています。やはり、こちらではホォホスをお試しください。

<買えるもの>
ホォホス、クッキー、カップケーキなど
ディン・ドン

ディン・ドン

ドゥエイン・パーク・パティスリー
トライベッカにある小さなお店です。特に種類豊富な自家製ディン・ドンで有名です。定番ディン・ドンに加え、ヌテラやピスタチオと様々なオリジナルディン・ドンが並びます。ここ数年はスモーガスバーグでもディン・ドンを販売しています。

<買えるもの>
ディン・ドン、カップケーキ、ブラウニー
グラザ―ズ・べイク・ショップ
2番街を走る地下鉄の開通により非常に行きやすくなりました。正確に言えばこちらはドイツ風ベーカリーです。でも1902年創業でニューヨーク市でも古いベーカリーの一つで、ブラック・アンド・ホワイトクッキーは創業時からすでに販売していたそうです。また、今では他では見ない大ぶりの昔ながらのデーニッシュは一見の価値ありです。

<買えるもの>
ブラック・アンド・ホワイトクッキー、カップケーキ、ウーピーパイなど

いかがでしたか?
甘いと評判のアメリカンスイーツはこの甘さがはまる理由の一つなんですよね。ナビも最初はのけぞりそうな甘さにびっくりでしたが、今では慣れてしまいました。皆さんもぜひニューヨークでアメリカンスイーツを制覇してみてくださいね。食後に罪悪感で一杯になってしまったら、また街歩きしてカロリーを消費しましょう!
以上、ニューヨークナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-01-22

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