ニューヨークで食べる日本食

独自の発展を遂げた寿司に濃厚スープが人気のラーメン、これからに期待の屋台フード、水準の高いデザート。ニューヨークの『日本食』をご紹介します!

こんにちは、ニューヨークナビです。
スーパーでテイクアウトの寿司を物色するニューヨーカーの姿が日常のようにすっかり定着した日本食。ニューヨークの外食界の水準が上がったここ数年は、日本食も日本と変わらない本物や工夫された物が求められるようになりました。以前は日本食のシェフと言えば、日本人かアジア系の人が中心でしたがかなり様変わりしています。しかも皆さん、研究熱心で独自の発想で『日本食』を発展させているんです。また客層は90%が日本人以外、メニューは英語のみというレストランも多くなりました。それではニューヨークの日本食ご案内しましょう。

インパクトのある寿司ならぬSushi

2000年代後半からお寿司屋さんの幅がかなり広がり、一人前$500前後というレストランも登場。ここまで高級ではなくてもネタは日本からの輸入、メニューはおまかせのみで一人前$100からというお店も増えています。さて、ニューヨーカーに人気は『Roll=巻き物』。生ものを食べる習慣のないアメリカ人のために試行錯誤で色々なRollが編み出されました。特徴は海苔は中に巻き、ネタは魚介類にアボカド、天かす、マヨネーズ、チリソースを駆使しているところ。日本とは全く違う『Sushi』体験ができます。ほんの一部をご紹介。
巻物と握りの一般的なセット

巻物と握りの一般的なセット

玄米のお寿司も定番

玄米のお寿司も定番

赤いドラゴンロール

赤いドラゴンロール

七色のレインボーロール

七色のレインボーロール

辛さが好評スパイシーホタテロール

辛さが好評スパイシーホタテロール

ソフトシェルクラブを蜘蛛に見たてたスパイダーロール

ソフトシェルクラブを蜘蛛に見たてたスパイダーロール

ラーメンをすする姿も板についてきました

日本のソウルフードとして定着したラーメン。ブームは2000年代後半の本格とんこつスープの上陸した頃から始まりました。ニューヨーカーもこってりスープととろ~り焼豚にはまったんでしょう。続いて登場したのが鶏の濃厚白湯スープで勝負にでた鳥人ラーメン。ベジタリアンのためにベジタブルラーメンを提供しているお店もあります。サイドメニューで人気はチャーシューサンドやミニ丼。現在の人気店は濃厚スープで日本そのものの味が主流。まだ発展の余地ありです。ラーメン屋さんの入っているフードコートもあります。
行列は覚悟して行きましょう。

行列は覚悟して行きましょう。

パイタンスープが自慢の鳥人ラーメン。

パイタンスープが自慢の鳥人ラーメン。

味玉のトッピングもはずせない

味玉のトッピングもはずせない

これから拡大する屋台系

今や個性的で進化系グルメの代表ともなった屋台。この屋台にも日本食スタイルが進出しています。たこ焼きに似て非なる照り焼きボールはMIMI&COCO、日本食から影響をうけたタコスが売りのタクミタコ。出没先は各屋台のホームページを参考にしてくださいね。またタクミタコはアーバンスペースバンダービルドに出店しています。
Mimi & Cocoの照り焼きボール

Mimi & Cocoの照り焼きボール

Takumi Tacoの海老天タコス、わさびマヨネーズかけ

Takumi Tacoの海老天タコス、わさびマヨネーズかけ

スイーツ

日本の感覚を活かしたスイーツも絶賛されています。和菓子ではなく洋菓子、言わば日本とフランスとニューヨークの3つのコラボ。ゆずや抹茶と日本の要素が入った物も受けていますがミルクレープ、チーズケーキと日本を前面に出さないスイーツも大人気。日本のスイーツの繊細さが受けているんでしょう。ニューヨークが一号店で日本に進出したお店もありますよ。
チカリシャスの人気スイーツ
チーズケーキ

チカリシャスの人気スイーツ チーズケーキ

レディMの人気スイーツ、ミルクレープ。

レディMの人気スイーツ、ミルクレープ。

チカリシャスのプチ・フール

チカリシャスのプチ・フール

レディMはプラザホテルの地下にも出店

レディMはプラザホテルの地下にも出店


いかがでしたか?
格付け機関のザガットでニューヨーク市の日本食を検索すると600以上もヒットします。まだまだ玉石混合感はぬぐえませんがクオリティが高いレストランが増えてきています。日本にはない日本食も正統派の日本食も味わえるニューヨークの日本食体験してみてくださいね。
以上ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-10-10

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