ニューヨーク冬のベストフード特集

牡蠣、チーズ、スイーツ。。。ニューヨークの冬の味。美味しいものを食べて寒さなんか吹っ飛ばせ~。

こんにちは、ニューヨークナビです。
さむ~い冬がやってきました。ニューヨークの冬と言えば雪も積もり氷点下になる厳しい寒さ。そんなニューヨークの冬を乗り切る一番の秘訣はやっぱり美味しいものを食べること。体が求めるものは旬のもの、こってり系で味が濃いもの、スープ系。さらに見た目もあったかければ言うことなしです。
それではニューヨークの冬におすすめのメニューをご紹介。

旬の牡蠣を食べつくす

●生牡蠣(Raw Bar)
牡蠣の代表選手と言えば生牡蠣。氷に乗っている姿を見ても「おぉ~寒そう」というコメントよりも、「あ~、これをツルリと食べたい~」と言いたくなる旬の牡蠣。冬は生牡蠣の種類がもっとも多くなり、味も濃厚になります。ニューヨークでもたくさんのオイスターバーがあり生牡蠣の人気のほどがうかがえます。ほとんどのレストランでメニューに産地を明記しています。ちなみにニューヨーク近郊のロングアイランド、ニュージャージー州のケープ・メイ等も東海岸の牡蠣の産地です。西海岸ではワシントン州が産地として有名です。
グランドセントラルオイスターバーのカウンター

グランドセントラルオイスターバーのカウンター

出番待ちのオイスター

出番待ちのオイスター


●カキフライ(Fried Oysters)
火を通した牡蠣の風味も忘れてはいけません。まずは定番のカキフライ。プリっとした食感に牡蠣の香りとエキスが広がるところを想像しただけでもぉ~たまりません。こちらのカキフライは衣が細かく、サクサク感がないので食感は日本の物に比べると物足りないかもしれません。ただし、この衣の薄いカキフライがサンドイッチになるとパンとの相性が良く牡蠣の香りが引き立つ逸品に変身です。
アメリカ版カキフライ

アメリカ版カキフライ

日本版カキフライ(鹿の山)

日本版カキフライ(鹿の山)


●オイスターパンロースト(Oyster Pan Roast)
名前からは想像できないスープ系の食べ物。生クリームにパプリカ、チリパウダーで味付けしているのでオレンジ色をした濃厚なスープ。写真はジョン・ドーリーオイスターバーのオイスター・パンロースト、ウニバターを塗ったカリカリトースト付き。ディナー時のみのメニュー。牡蠣だけでなくウニ(!)バターとシーフード好きならメニューを見ただけで興奮し、即駆けつけたくなります。グランドセントラルオイスターバーにもオイスター・パン・ローストはあり、ここではバーカウンターに座ると目の前で調理している姿が見えます。
プックリした牡蠣が3~4個

プックリした牡蠣が3~4個

ジョン・ドーリーオイスターバーはカジュアルなお店

ジョン・ドーリーオイスターバーはカジュアルなお店


グランドセントラルオイスターバーのオイスターロックフェラー

グランドセントラルオイスターバーのオイスターロックフェラー

<番外編>
●オイスターロックフェラー
(Oyster Rockefeller)
富豪ロックフェラーの好物と勘違いされがちなメニュー。ニューオーリンズのレストランで考案され、名前の由来はRich(濃厚)なソースだからその当時もっともRich(お金持ち)な人の名前をつけたわけです。オリジナルレシピは門外不出で、他店のオイスターロックフェラーは似て非なるものと言うのが元祖の言い分。確かにグランドセントラルオイスターバー版オイスターロックフェラーのソースはまぁ~こういう食べ方もあるなと言う感じです。ただし、質の高い牡蠣を使っているので牡蠣そのものは美味しいです。

身も心もポカポカ、おふくろの味シリーズ

●マカロニ&チーズ(Macaroni&Cheese)
見た目は日本のグラタンそのもの。違いはあくまでマカロニ&チーズが主役でその他の具はほとんど入りません。アメリカではおふくろの味ランキングで常に上位入りするメニューです。以前はサイドディッシュどまりでしたがここ数年でメインディッシュとしてレストランで登場するようになりました。ナビのおすすめはマカロニ&チーズ専門店のSmacとチーズ専門店のCasellula。Smacのバリエーション豊富なメニューは楽しい。Casellulaでは厳選されたこだわりのチーズを数種組合せたワインに合う大人のお味になっています(小さいのですが。。。)。
キャセルーラのマカロニ&チーズ

キャセルーラのマカロニ&チーズ

くつろげるキャセルーラの店内

くつろげるキャセルーラの店内


●グリルドチーズサンドイッチ
(Grilled Cheese Sandwich)

チーズをパンではさんで焦げ目がつくまで焼いたサンドイッチ。家庭で常備している材料で簡単に作れ、アメリカ人なら子供の時から食べなれたおふくろの味です。ダイナーやサンドイッチショップでは定番メニューです。それに数年で専門店が続々オープン。基本はアメリカンチーズまたはチェダーチーズ利用。ここにベーコンを挟んだり、甘さがでるまでよ~く炒めたたまねぎをはさんだ応用編にチーズを数種混ぜてグルメ風にしたものとバリエーション豊富。単純なのにカリっと焼いたパンととろけるチーズの組合せで満足感があるサンドイッチ。

●ミートボール(Meatballs)
スパゲティミートボールも家庭の味。上の二つほど上位にはランクインしませんが。。。でもって専門店もあります。食べ方はミートボールのみ、ミートボールサンドイッチ、もちろんスパゲティとミートボールと様々。なかでもミートボールサンドイッチは冬に食べたい温かいサンドイッチです。専門店ではミートボールのお肉の種類、ソース、トッピングのチーズと選ぶ楽しさを体験できます。

忘れちゃいけないスープ

●オニオングラタンスープ(French Onion Soup)
チーズがおぉ~伸びる伸びる~って困りながら食べるのが楽しいオニオングラタンスープ。ウェイターさんがサーブしてくれるときに「熱いから気をつけて」って言われると熱々を運んでくれた♪ってあたりまえなのに感動。コンソメ系ながら中にはパンも入っているし、結構お腹にたまる一品です。フレンチビストロでどうぞ。
バルサザールのフレンチオニオンスープ

バルサザールのフレンチオニオンスープ

バルサザールの温かみのある店内

バルサザールの温かみのある店内


●ニューイングランドクラムチャウダー(New England Clam Chowder)
トマトベースのマンハッタンクラムチャウダーがニューヨークのスープとして有名ですが今回はニューイングランドクラムチャウダーの出番です。牛乳ベースのスープはシチューに慣れ親しんだ日本人にはとてもなじみのあるお味です。とろみがあってさめにくくて冬にピッタリ。デリにもある定番メニューです。グランドセントラルオイスターバーのものはボリューム満点でおすすめです。
テイクアウトしたクラムチャウダーにオイスタークラッカーをのせて

テイクアウトしたクラムチャウダーにオイスタークラッカーをのせて

グランドセントラルオイスターバーのテイクアウト専用窓口

グランドセントラルオイスターバーのテイクアウト専用窓口

冬に行きたいスイーツショップ

街歩きの途中での休憩回数が増える寒い季節。休憩にはスイーツがかかせません。それになんといっても目の前に並んだスイーツを選んでいる時が一番テンションが高くなる気がします。テンションが高くなって体もあったまりそうなお店はこちら。

モリーズ・カップケーキ
フィリング入りのカップケーキ(Center Filled Cupcake)が人気のお店。中にクリームの入ったカップケーキは他にもありますがここのは一味違います。メニューはバタースコッチ塩キャラメル味、チーズケーキ味等。ありきたりなようでも中はバタースコッチキャラメルプリン、ラズベリーピューレー、ケーキ生地等とオリジナリティあふれるフィリングがたっぷり。見た目だってフルーツのみで控えめな物、アメリカらしい水色のフロスティングの物と本当に多彩です。お味はスポンジ部分はべたついた甘さがなく、フロスティングもしつこくないのでペロッと一個食べれます。15種類あり迷っているうちに寒さを忘れそうです。
ブランコ席のある店内

ブランコ席のある店内

メニューのイラストもカワイイ

メニューのイラストもカワイイ

一番人気のCake Batter断面図

一番人気のCake Batter断面図


■ドミニク・アンセル・ベーカリー
ドミニク・アンセル・ベーカリーはミシェラン3つ星を獲得したニューヨークのフレンチレストラン『ダニエル』の元パティシェが開いたお店。季節の素材を活かした正統派のフレンチスイーツが揃っています。しかも一流ながら値段はマーケット平均価格より少し高いだけ。ケーキを受け取ると自然に笑みがこぼれてしまいます。冬でもアイスクリーム派にはアイスクリームサンドイッチもおすすめ。ガラス張りで冬もオープンしている中庭で小休憩もいいですね。

いかがでしたか?
牡蠣はメインディッシュというより前菜向けなのでグループなら色々なタイプの牡蠣メニューをお試しください。今回ご紹介したおふくろの味シリーズはとろけるチーズの魅力を活かしたメニューで冬に食べたくなるのもわかります。美味しいものを通してニューヨークの冬を楽しんでくださいね。
以上ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-11-14

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