ニューヨークの美術館、ベスト5

 ニューヨークには、世界的にも有名な美術館や博物館がとても多い街です。ニューヨークに来たらぜひ立ち寄ってもらいたい美術館ベスト5を紹介します。

こんにちは、ニューヨークナビです。ニューヨークには、世界的にも有名な美術館や博物館がとても多い街です。ニューヨークに来たらぜひ立ち寄ってもらいたい美術館ベスト5を紹介します。芸術の街、ニューヨーク。ニューヨーク観光の最大の目玉のひとつに、美術館めぐりがあげられるでしょう。この街には、世界的にも有名な美術館や博物館が数多くあり、そのジャンルもさまざま、時代を超えた名作から現代アートの最先端まで、じかに触れることができます。今日はニューヨークの数ある美術館の中でも、選りすぐりのベスト5を紹介します。

メトロポリタン美術館

ニューヨークの有名な美術館といってまず名前があがるのが、世界的にも有名なメトロポリタン美術館です。ロンドンの大英博物館、パリのルーヴル美術館とならんで、世界三大美術館のひとつに数えられ、1870年に建てられた重厚な建物とその膨大なコレクションは300万点以上と、迫力も見ごたえも十分な巨大美術館です。メトロポリタン美術館は作品数の多さだけでなく、コレクションの幅もとても広いことが特徴。古今東西あらゆる時代や地域によって展示がわかれています。なので一日で全てをみることはとうてい無理!一日に見たいセクションを思いきってしぼることがオススメします。見どころは、アートに詳しくない人でも教科書で一度は見たことのあるようなルネッサンスや印象派の有名な絵画のセクションなど。またエジプト美術のコレクションは世界最大級とされています。美術館オリジナルのグッズなどがそろうギフトショップはとても人気があり、お土産探しにもオススメです。

グッゲンハイム美術館

ニューヨークは美術館や博物館がとても多く、とくにセントラルパークに沿った5番街は「ミュージアム・マイル」と呼ばれるほど集中しています。その5番街沿いに、カタツムリのような外観でひときわ目を引くのがグッケンハイム美術館です。この白く巨大な巻貝のような建物は、フランク・ロイド・ライトによる設計で、日本では旧帝国ホテルの設計を手がけた建築家として知られています。渦巻き状の建物の外観のとおり、内部もらせん状のスロープになっていて、ユニークな建物そのものを楽しみながら作品を鑑賞することができます。入場したら、まずエレベーターで最上階まで一気にのぼり、あとはらせん階段をくだるように見ていくと楽です。コレクションは、近代から現代にかけての作品を数多く収蔵していて、とくにピカソ、カディンスキー、シャガール、ミロなど巨匠たちの絵をじっくり鑑賞することができます。また絵画のほかにも、期間限定の企画として、写真や彫刻の展示も行われているので要チェックです。

近代美術館

ニューヨークに来てはずすことができないのが、MOMAという名前で親しまれている近代美術館です。1929年の開館からモダンアートの殿堂として君臨し続け、20世紀以降のアートの進化に大きく貢献してきました。現在もモダンアートの世界では最も権威のある美術館のひとつとされています。コレクションは、19世紀以降の絵画や彫刻を中心に、写真やデザインなども幅広く展示されています。ゴッホやセザンヌ、ピカソやマチスなどのヨーロッパモダンの巨匠から、アンディ・ウォーホール、バスキア、ジャクソン・ポロック、ジャスパー・ジョーンズなどのアメリカンアートも充実しています。ミッドタウンのランドマークのひとつになっている建物は、日本人の建築家、谷口吉生の設計によるもので、2004年リニューアルオープンしました。広さは旧来の2倍になり、ガラス張りの館内は、自然光のもとでゆっくりと作品を鑑賞することができるつくりになっています。また日本でもおなじみ、ユニークなデザイングッズを扱うMOMAデザインショップは美術館のとなりにあり、広々とした店内でゆっくりショッピングが楽しむことができます。

ホイットニー美術館

現代アメリカンアートを専門とするホイットニー美術館も見逃せません。2015年5月にアッパーイーストサイドよりミートパッキングディストリクトへ移転し、美術館としての魅力がアップしました。新しい建物になり、アートだけでなく街も楽しむ場所として大変身。テラスからは素晴しいマンハッタンの眺めが堪能できます。展示コーナーは屋外も含めて今までの2倍以上になりとても広々しています。コレクションは、エドワード・ホッパーをはじめ、バスキア、アンディ・ウォーホール、ジャスパー・ジョーンズなどを中心に、20世紀以降のアメリカンアートをじっくり鑑賞することができます。また2年に一度開かれる「ホイットニー・バイエンナル」は、美術館が推薦する新進アーティストの作品を紹介するエキシビジョンで、毎回世界中の注目が集まります。アメリカの現代アートの最先端を知りたい人にはぴったりなミュージアムです。

ニュー・ミュージアム

最後に、ダウンタウンでユニークな概観がひときわ目をひく美術館、ニュー・ミュージアムを紹介します。白い箱を不規則に積み上げたような建物は日本人建築家、妹島和世・西島立衛の設計によるもので、2007年にバワリーに場所を移して、より広々としたスペースに生まれ変わりました。ニューミュージアムは、1977年に開館して以来、現代美術の専門の美術館として、比較的無名なアーティストや実験的な作品を紹介してきました。80年代には、キース・へリング、リチャード・プリンス、ジェフ・クーンズなどをいち早く紹介したことでも知られています。現在もその理念は受け継がれ、常に新しいアートのかたちを発信し続けています。ときに奇抜で難解な作品もありますが、現代アートのエッジに触れることのできるミュージアムです。また週末のみオープンする7階にあるラウンジ、スカイルームはマンハッタンの東側を、ダウンタウンからミッドタウンまでを一望することができる穴場スポットで、アート鑑賞の合間に立ち寄ってみるのがオススメです。

今日紹介した美術館は、アートに詳しい人でもそうでない人でも、観光スポット、アトラクションとしても楽しめるものばかりです。ぜひこれらの美術館に立ち寄って、ニューヨークという街が持つ、ダイナミックな都市とアートの息吹に触れてみてはいかがでしょうか。以上、ニューヨークナビでした。

その他情報

*ホイットニー美術館の写真、説明をアップデートしました(2015.11.14)。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-26

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