2017年も安全なニューヨーク旅行にしよう!最新安全情報と対策

ニューヨークで用心したいことを具体例を交えてご紹介します。

こんにちは、ニューヨークナビです。
トランプ大統領も就任し何かと注目のニューヨーク。そんな、ニューヨークの治安って最近どうなの?本当に大丈夫なの?と心配する人も多いでしょう。実際、普通に旅行している分には問題ないはずです。それでも、安全面は気をつけるに越したことはありませんよね。今回はニューヨークを旅行する際の最新注意事項を具体例を交えてご紹介します。また、基本情報としてニューヨークの治安、旅行者のための安全情報も併せてご覧くださいね。

ニューヨークならではの気を付けたいこと

タイムズスクエアでのパフォーマー
ストリートパフォーマー見物も旅行中の楽しみの一つですよね。でも、タイムズスクエアの人気キャラクターの着ぐるみ達、パフォーマー達との写真撮影は要注意です。一時期、チップの支払い強制でかなりトラブルになっていました。これを受けてニューヨーク市でも彼らの行動範囲を制限し、「チップは強制ではありません」と書いた看板を設置するなど対策を取っています。それでもまだもめることがあります。2016年夏にはトップレスパフォーマーにチップとして1ドル渡した観光客が金額をめぐってマネージャーと殴り合いのけんかになりました。有名な裸のカウボーイさんのようにプロに徹してる方は別ですが、着ぐるみ関係とトップレスパフォーマーなどとの一緒の写真撮影は避けたほうが無難です。※女性トップレスパフォーマーはマネージャーと称した用心棒の男性がすぐ近くで見張っています。

偽お坊さん
観光スポット付近を歩いているとお坊さんに扮した中国系の人達に遭遇します。ニコニコしながら金色のカードを手渡してくるのですが、本物のお坊さんではなくお金目当てです。受け取るとお金を要求されます。お金をあげたくなければ、カードを返して早歩きで去れば問題はありません。

トランプ大統領就任後は?
ニューヨーク出身のトランプ氏が2017年1月に大統領に就任しました。大統領自身はワシントンDCでほとんどの時間を過ごすとは言え、ご家族が2017年6月まではニューヨークに住む予定です。トランプタワーの厳重警備は今後も続きます。また、何かとお騒がせ大統領ですので抗議運動など発生の可能性があります。ご旅行中も報道等により,最新の情報の入手に努めるとともに,抗議デモや集会等,人が集まっている場所等を見かけた場合は興味本位で近づかず,その場から速やかに離れるなど,群衆に巻き込まれることのないよう身の安全には十分注意してください。

最近の犯罪傾向と対策

年々、犯罪パターンも変化しています。実際に起きた犯罪と対策をご紹介します。事前に犯罪パターンを知っておけば未然にふせげますね。
■CD詐欺
<手口>

ストリートで自称ミュージシャンがCDを無理矢理購入させる。比較的、人通りの多い場所で起きています。まるで無料で配っているように見えるのでついつい受け取ってしまいがちです。一旦、手にするとお金を要求されます。また、名前を尋ねられ、CDにXXさんへと書いたサインをされます。相手の言い分は「サインをあなたの名前で入れてしまったからこれは他の人には売れない。買い取れ。」と言うものです。
<対策>
まず無視し、CDを受け取らないようにする。
名前や連絡先は伝えない。
万が一、絡まれたらすぐに警察に連絡。
近くにお店があったら逃げ込んで助けを求める。

眼鏡詐欺
<手口>

わざとぶつかってきて、眼鏡を壊されたと主張し弁償しろとせまってくる犯罪です。最近は加害者の服装や身なりがきちんとしたパターンが増えています。
<対策>
まず人にぶつからないようにする。
名前や連絡先は伝えない。
万が一、絡まれたらすぐに警察に連絡。
近くにお店があったら逃げ込んで助けを求める。

腕時計強盗
<手口>

レストラン、バー、ショップなどでまず高級時計をしている人を物色。ターゲットが人のいない場所に移動したところで襲う。特にアジア系男性が狙われています。
<対策>
高級品を身に着ける時と場所に注意。

スリ・置き引き
<手口>

一人が気をそらしている間に他の人が荷物を取るグループ犯罪が増えています。最近は小さな子供を使って気をそらすパターンもあります。
場所は人混みの多いところがやはり要注意です。最近ではミュージカル終了後の出待ち中にスリにあった、チャイナタウンでのスリなども報告されています。
<対策>
鞄はいつも自分の視線内になるように持ち歩く。
鞄から目を離さない。
たすき掛けする場合は鞄が自分の体の前にくるようにしておく。

ATMのスキミング
国際キャッシュカード、クレジットカードのキャッシングなどでATMを使ってお金を引き出す方もいらっしゃるでしょう。気をつけたいのがスキミングです。ATMを使ったスキミング犯罪の手口はカード読み取り部分に違法に設置されたスキミング装置でカード番号を入手し、偽パネルまたは設置された小型カメラでパスワードを入手というものです。
<対策>
ATMは外に設置されたものは避け、銀行内のATMを利用しましょう。パスワードをタイプするときは手でパネル部分を覆います。なお、何かあった場合はすぐに再発行、利用停止措置をとりたいものです。必ずカード会社の緊急連絡先は出発前に控えておきましょう。

地下鉄で気をつけたいこと

地下鉄もトラブルが比較的発生しやすい場所です。ニューヨーク市は地下鉄内の警察官数を増員して見回りしていますがやはり気をつけましょう。
地下鉄乗降口での窃盗
<手口>
地下鉄の車内でドアのそばに立っていたら、ドアが閉まる瞬間に鞄をひったくられた。相手はそのまま地下鉄を降り、ドアもすぐに閉まってしまった。
<対策>
乗降口に立つのは避ける。鞄はしっかりと持つ。
他に利用時に注意したいことは
1.押して乗らない
日本では当たり前のことかもしれませんが、ニューヨークでは押して乗ることはしません。口論、ケンカにまで発展してしまうことがあります。
2.ホームの端に立たない
ニューヨークの地下鉄は落下防止柵がありません。誤って落ちてしまった人はもちろんのこと、誰かに押されて落ちてしまったニュースも耳にします。

タクシー・UBER・自転車利用時の注意点

タクシー
ニューヨークを代表するイエローキャブでも法外な料金を請求してくる例が発生しています。法外な料金を請求された場合は運転手さんの情報を控えておきニューヨーク市にすぐに通報しましょう。オンラインで通報できます。またイエローキャブそっくりに模倣した偽物も存在します。正規のイエローキャブは車体にメダリオンと呼ばれる金属製のプレートがあります。そして、ナンバープレート、車体の天井にあるライトの数字、メダリオンのナンバーが全て一致します。また、正規のイエローキャブは全てNY州のナンバープレートで小さくTAXIの表記されています。グリーンのボロータクシーのナンバープレートはTから始まりCで終わるパターン、TLCと書かれたパターンもあります。

UBER
スマホで自分の現在地まで車が呼べる便利なサービスのUBERはニューヨーカーの足として当たり前になっています。UBERでは運転手を装った強盗がありました。UBER利用時には自分の呼んだ車のナンバープレートを確認してから車に乗り込みましょう。UBERに登録されている車もニューヨークの審査があります。正規のUBERはナンバープレートはTから始まりCで終わるか、またはTLCの表示があります。

自転車
2013年にバイクシェアプログラムのシティバイクも登場し、自転車はすっかり市民の足として定着しました。ニューヨーク市交通局の統計によると2000年と比べると自転車人口は4倍にも増えたとのことです。その分、自転車関連の事故も増えています。ナビが歩いていて気になったのが逆走する自転車や信号無視する自転車の多さです。車と車の間から不意に飛び出してきたり、歩行中でも接触事故の危険性もあるので十分ご注意くださいね。

テロ対策は?

国際情勢による事件も気になります。アメリカもテロ対策を強化しており、アメリカ入国時に必要になるESTA、指紋採取などが一例です。ニューヨーク市でも独自にテロ対策をしています。例えば、街で見かけるSee Something Say Something(不審物を見たらすぐに通報を)のポスターもテロ防止のためです。また、繁華街や交通機関を中心に警察、治安部隊を増員し警備強化しています。
また、ご旅行前に外務省の海外安全ホームページで最新情報を一読しておきたいものですね。もし万が一、滞在中に事件が起きた場合は安全確保と情報収集を行いましょう。そして、日本のご家族へ安全であることをただちに連絡するのも忘れずに。外務省ではオンライン安否照会システムを導入しています。出発前に日本のご家族に伝えておきましょう。

こちらは外務省海外安全ホームページによるテロ事件に万一遭遇したときの対策です。
「テロ・爆発事件に遭遇した場合に被害を最小限に抑えるため,例えば次の点を心がけられることをお勧めします。

(1)予防措置
● 退避ルートを確認する。
● 隠れられる場所を確認する。
● 常に周囲の状況に注意を払い,不審者や不審物を見かけたら速やかにその場を離れる。

(2)対処法
● 爆発音・銃撃音を聞いたらその場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる,あるいは,頑丈なものの陰に隠れる。 
● 周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。

万が一の緊急連絡先

ニューヨーク緊急連絡先 :911 
「ジャパニーズ・プリーズ」と言えば日本語通訳に繋いでもらえます。

在ニューヨーク日本国総領事館緊急電話番号:212-371-8222 
緊急時は24時間対応

万が一、被害にあったときは警察でポリスレコードを作成してもらう必要があります。ポリスレコード作成のために被害届が必要です。領事館作成の日本語の被害届作成依頼書をぜひ活用してください。

いかがでしたか?
ニューヨークの注意事項をまとめました。安全対策については事前の情報収集も大切です。ご旅行前に安全情報の入手を心掛けましょう。それでは、安全にニューヨークをお楽しみくださいね。
以上、ニューヨークナビでした。









関連タグ:スリスキミングテロ対策

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-01-08

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