いたって簡単、荷物版AirBNBを利用してみました!

荷物一時預かりサービスのVertoeとLuggageHeroをご紹介します。

こんにちは、ニューヨークナビです。
日本のようにコインロッカーが無いニューヨークでは手荷物の処遇に困るところです。ホテルチェックアウト後はもちろん、街歩き途中でも荷物を預けたくなることがありますよね。今回はそんな時の強い味方、荷物預かりサービスをご紹介します。荷物を預けたい人と荷物を預かってくれるお店(通常、お土産屋さんやクリーニング屋さんが空きスペースを利用して預かっている)を繋ぐシェアリングサービスで荷物版AirBNBとも呼ばれているようです。複数の会社があるなかで今回、ナビはVertoe とLuggageHeroを利用しました。それではVertoeとLuggageHeroをご案内します。

市内の駅やバスターミナルの現状は?

その前に市内のバスターミナル、駅等の荷物預かり所についておさらいしておきましょう。

ポートオーソリティーバスターミナル
荷物一つにつき 10ドル(24時間毎)

ペンシルバニア駅
荷物一つにつき 
10ドル(アムトラック、NJトランジットの有効な切符を持っている乗客:24時間毎)
20ドル(上記の切符を持っていない場合:24時間毎)

簡単便利な荷物版AirBNB


●格安です。Vertoeは5.95ドルから、LuggageHeroは1時間2ドル。

●市内数十カ所で利用可能。

●手続きは全てスマホで完了。アプリのインストール不要です。
フェイスブック、グーグルアカウントでログイン可能。

●支払は基本的にクレジットカード決済。

●荷物を預ける際に書類の記入、署名は一切不要。

荷物版AirBNBその1:Vertoe

ニューヨーク市内で展開する荷物預かりサービスです。約80カ所あります。

料金:
荷物1つにつき $5.95より(お店によって異なる)
大きさは特に関係ありません。同日にピックアップすることが前提です。日をまたいで預ける場合は日数分かかります。

支払方法:
クレジットカード(現金可能な場所も一部あります)
予約時にクレジットカードを登録します。

保険:
予約毎に最高3000ドルの保険がかかっています。(*補償対象外の物もあります)
*パスポート、貴重品、現金等は預けないのは鉄則です。また、割れ物を預けるのもおすすめしません。なお、預ける際に鞄の中を見せてと尋ねられることもあります。
予約方法
1.公式サイトでお店の検索
スマホでウエブサイトを開き、利用したいエリア、日時を入力し検索。場所は住所、ポートオーソリティーバスターミナル等を入力しても良いですし、スマホの現在地をオンにしての検索も可能。

2.お店を選択する

地図で候補のお店が表示されます。クリックすると自分の指定した場所からの距離、お店の営業時間、料金が表示されます。営業時間と金額は必ず確認しましょう。金額はお店によって異なり、荷物1つにつき10ドルなんてこともあるのでご注意ください。この時点ではおおよその位置はわかりますが、住所、店名、業種等はわかりません。

3.予約・支払

お店が決まったらBookをクリックします。日時、預ける荷物の個数を確認し、ディスカウントコードを入力します。同じ画面の下に支払方法入力画面がありますのでクレジットカード情報、メールアドレス、氏名、電話番号(国番号から入力)を入力し、Payをタップで完了。

4.お店情報確認
 
予約後、お店の情報(店名、住所)が表示されます。メールで予約確認書とレシートが届きます。
検索結果

検索結果

お店情報

お店情報

日時、個数等を確認

日時、個数等を確認

支払入力画面

支払入力画面

予約完了

予約完了

予約したお店の住所

予約したお店の住所

荷物チェックイン
1.地図、住所を頼りにお店を探します。
2.到着したらお店の人にVertoe利用の旨を伝え予約確認メールを提示。写真付き身分証明書の提示が必要なこともあります。
3.荷物を渡すとお店の人がその場でプラスチック製の結束バンドを鍵代わりにとめてくれます。番号が印刷されていますので番号の写真を撮っておきます。ナビの利用したお店ではこれとは別に丸い番号札もくれました。これで完了です。

荷物チェックアウト
丸い番号札を渡して、荷物を受け取り終了です。
プラスチックの結束バンドはお店の人がその場で切ってくれました。簡単でした!なお、お店の営業時間内であれば予約した時間からずれてピックアップしても大丈夫です。

ナビが荷物を受け取っている間にもVertoe利用者が来ていました。お店の人に「利用者は多いの?」と聞くと「多いなんてもんじゃないよ。このスーツケースの山。」とお店の片隅にかなりの数のスーツケースがありました。繁盛しているようです。

荷物版AirBNBその2:Luggage Hero

ニューヨーク、コペンハーゲン、ロンドンで展開するデンマーク発の荷物預かりサービスです。ニューヨーク市内には約120カ所あります。預けた時間数で請求されます。

料金:荷物1つ1時間につき $2.00(1日最高12ドル)
大きさは特に関係ありません。なお、ごく一部ですが大きな荷物は受付けていない場所もあるそうです。予約時に確認のこと。

支払方法:クレジットカード
予約時にクレジットカードを登録します。

保険:荷物1つにつき最高3000ドルの保険がかかっています。(*補償対象外の物もあります)
*パスポート、貴重品、現金等は預けないのは鉄則です。また、割れ物を預けるのもおすすめしません。なお、預ける際に鞄の中を見せてと尋ねられることもあります。
予約方法
1.公式サイトでお店の検索
利用したいエリア、日時を入力し検索。住所、ポートオーソリティーバスターミナル等を入力しても良いですし、スマホの現在地をオンにしての検索も可能。

2.お店の選択

地図に候補のお店が表示されます。クリックすると自分の指定した場所からの距離、お店の営業時間、無料Wifiあり等が表示されます。この時点では地図でおおよその位置、業種(お土産屋さん等)はわかりますが、住所はわかりません。
LuggageHeroは荷物チェックイン時にスマホ操作が必要です。万一のために無料Wifiのあるお店を選択しておくと良いでしょう。

3.予約
Book Nowをクリック。日時、預ける荷物の個数を確認し、Nextをタップで予約完了です。
グーグルアカウント等でログインしているとクレジットカード情報を入れなくても予約完了するようです。その場合は、Payment をタップして、クレジットカード情報、ディスカウントコードを入力します。この時点では請求はされず、実際の請求は荷物サービス利用後です。

4.予約完了
 
Find Shopをタップするとお店の情報(店名、住所)が表示されます。お店の外観写真とグーグルマップのリンクがあるので見つけやすいです。

候補のスポットはこんなにあります。

候補のスポットはこんなにあります。

お店の情報表示

お店の情報表示

携帯電話番号入力

携帯電話番号入力

予約完了

予約完了

荷物につけられたタグ

荷物につけられたタグ

荷物チェックイン
Luggage Heroの場合は店頭に大きく案内が出ているのでわかりやすいです。

1.タイマーをセットします。
お店に着いたらドロップオフをタップ、I am at the shopをタップするとタイマーが表示され時間のカウントが始まります。
2.お店の人がプラスチックの結束バンドで封をするのはVertoeと同じです。こちらも番号があるので写真を撮っておきます。
「食べ物は入ってないね?貴重品は入れないでよ」と念押しされ、さらに鞄を開けて中を簡単に見せました。なお、こちらでは預かり札はありませんでした。

*スマホで現時点の利用時間が分かります。
お店に到着したら緑のドロップオフをタップ。

お店に到着したら緑のドロップオフをタップ。

スマホで確認できるタイマー。荷物を受け取る時はオレンジ色のピックアップをタップ。

スマホで確認できるタイマー。荷物を受け取る時はオレンジ色のピックアップをタップ。

荷物チェックアウト
受け取り時に大切なのが、自分のスマホを再度開きPick Up、I am at the shop now, Check outと3回タップしてタイマーを止めます。タイマーが止まっていることを必ず確認しましょう。

2時間程度の利用だったので顔を覚えていたらしく何も見せることなく返却されました。ナビは初めてだったのでスマホの操作でもたついていたら、お店の人が助けてくれました。
すぐに予約時に登録したカードで利用時間分決済されました。

利用時に知っておきたい

預けることの出来ない物
宝石、現金、株券等の重要書類、命にかかわる薬、思い出の品、花火・火薬(発火性・引火性のあるもの)、動物、腐敗しやすい物(食べ物)、毒物、危険物、銃砲刀剣等
これらの物は保険の対象外でもあります。ご注意くださいね。
ディスカウントコード
Vertoeは10%割引、Luggage Heroは1時間無料(初回限定)の割引があります。コードは支払方法入力時にタイプします。その他にも様々な割引があるようです。割引金額は少額ですが、割引になることに越したことはありませんよね。
予約後のキャンセルは?
Vertoeは予約と同時に料金が引き落とされますが、利用しなければキャンセル・払戻可能です。キャンセルする場合はその旨をBooking IDとともにsupport@vertoe.comに連絡します。
Luggage Heroは予約をしても利用しない限り、請求はされません。でも、My bookingから入り、きちんとキャンセルしておきましょう。


いかがでしたか?
日本と違いコインロッカーが無くて不便でしたが、これで解消されました。スマホを利用して、既存のお店と提携するサービスのアイデアに脱帽です。しかも格安です。バスターミナルや駅にある荷物預かり所に比べても安いですよね。ナビの感覚ではVertoeの方がより簡単な気がしました。
以上、ニューヨークナビでした。















上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-05-18

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