ニューヨークでお茶しませんか? ~ニューヨークのおすすめカフェのスポット

観光や街歩きのひと休みに欠かせないカフェ。ニューヨーカーになりきってほっとひと息つけるおしゃれなカフェのおすすめスポットを紹介します。


エネルギッシュなニューヨークの街を歩き続けて、ほっとひと休みしたいときに欠かせないのがカフェの存在です。それは観光客だけでなく、地元のニューヨーカーにとっても同じで、カフェは大都会の風景に溶け込んだものです。今日はニューヨークの街の風情を感じさせるカフェのスポットを紹介します。

ニューヨークの喫茶文化


ニューヨークの街には、歴史的に見てヨーロッパのように、コーヒーのような飲み物を媒介として人びとが集まり、議論したり、情報交換をしたりするような意味での「カフェ文化」はもともと強くはありませんでした。でも、ニューヨークはヨーロッパ移民のつくった街、比較的歴史の古いダウンタウンのエリアに行けば、そんなおもかげが感じられるカフェがみつかります。ここでは、ダウンタウンを中心に、ニューヨークの街の風情を楽しみながら喫茶ができるカフェのスポットを紹介します。

マクドゥーガル・ストリート


まずニューヨークのダウンタウンで、風情のあるカフェを探したいならグリニッジ・ヴィレッジがあげられるでしょう。とくにワシントン・スクエア沿いに、ウェスト8th・ストリートからプリンス・ストリートまでのびているマクドゥーガル・ストリートは、いかにもダウンタウンらしい味わいのある老舗のカフェが点在しています。20世紀前半は著名な文学者や音楽家たちが集ったことで有名で、そんな時代に思いをはせながらのんびりとお茶をする、そんな過ごし方がおすすめです。なかでも1927年創業のカフェ・レッジオはアメリカで初めてカプチーノを売り出したカフェとして有名です。

リトル・イタリー


もうひとつ、ダウンタウンではずせないエリアといえば、リトル・イタリーです。とくに、マルベリー・ストリートを中心にひろがっていて、その名の通りイタリア系移民によってつくられた街です。昔からあるイタリア系のお店が並び、ニューヨークの移民の歴史を知ることのできるエリアです。リトル・イタリーのカフェは、まさにそんな歴史を感じさせる風情ある佇まいを持っています。コーヒー類の飲み物はもちろん、イタリア風のクッキーやケーキなども本格的な味わいで、雰囲気も味も同時に楽しみながらお茶をすることができます。

番外編:テイクアウト系のコーヒー


ゆっくりとカフェでくつろぐのもニューヨークの風景ですが、コーヒーの紙コップを片手に忙しそうに歩くニューヨーカーの姿もまた、いかにもニューヨークらしいものです。ここで紹介した「カフェ」とは少し外れますが、テイクアウト系のコーヒーは、チェーン系のコーヒーショップから、ベーグルやホットドッグを売っているような手軽な屋台まで、ニューヨークの街のあらゆるところでみつかります。とくに最近見かけるのが、移動式のベンダーのコーヒーです。見た目もおしゃれなトラックで、こだわりのコーヒーを出すベンダーは、近年ちょっとしたブームになっています。移動式なので、いつどこに出没するかわかりませんが、運よく見つけたらぜひトライしてみてはいかがでしょうか。


都会の風景に欠かせないカフェの存在。きっとカフェを通してニューヨークの街の風情を味わうことができるでしょう。ニューヨークに遊びに来たら、今日紹介したエリアやスポットを手がかりに、自分だけのお気に入りカフェをぜひみつけてみてください。以上、ニューヨークナでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-07-11

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