大都会だけど花がいっぱいのニューヨークの春です。
こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークもいよいよ春を迎えます。まず今年の3月の大きな変化と言えばメトロポリタン美術館の入館料義務化でしょう。25ドルと聞くと高いような気もしますがチケットは3日間有効ですので広い美術館、分館を思う存分堪能できます。
3月も中旬以降は街のいたる所で花が咲き始めます。特によく目につくのはピンクがかった白色のマグノリアでしょう。空気は冷たくても青空の下で花を見るとやはり春を感じますね。3月のセントパトリックデーパレードを皮切りにパレードの時期も始まり、4月には冬季休業していた野外マーケットも再開します。この時期は夏の本格的な野外イベントへの序奏時期と言えます。
それでは、2018年の3月と4月をご紹介します。
気になる天気・気候編
今年は2月でなんと華氏70度（摂氏21度）を超える日がありました。暖かい日も続き、このまま3月に突入するのか気になるところです。例年ですと3月と4月は暖かさは増すものの風が冷たい日が多く、１日中外を出歩くにはまだ不向きです。真冬日が続いたと思ったら初夏のようなお天気の日があったりと気温が定まらないので油断できません。3月中旬までは氷点下の日や雪が降ることもあります。4月初旬までは服装は東京の真冬と同じですので手袋やマフラーの準備をおすすめします。例年、4月中旬以降に一度気温がぐっと下がり季節が逆行する時期があります。スプリングコートに万一のため重ね着できるようにセーターやフリースがあると便利です。それを過ぎた4月後半になるとお天気も安定し、外でも過ごしやすい日が増えてきます。ゴールデンウィークの時期は観光日和です。なお季節の変わり目は強風が吹くことがありますのでご注意くださいね。
＜3月平均気温＞
最高気温華氏50度（摂氏10度）
最低気温華氏35度（摂氏2度）
＜4月平気気温＞
最高気温華氏60度（摂氏16度）
最低気温華氏45度（摂氏7度）
カレンダー編
イースターパレード
イースターはキリスト教徒にとって大切な行事です。グッドフライデーは一部企業は休業になります。イースターサンデーはショップ、レストランは休業または短縮営業になるスポットもありますのでご注意ください。両日ともほとんどの観光スポットは通常営業です。4月1日は恒例のイースターパレードが開かれます。２月中旬からイースター関連のウサギやひよこのグッズがドラッグストアーに溢れています。
3月30日 グッドフライデー
4月1日 イースターサンデー
3月・4月のトピックス
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メトロポリタン美術館の入館料義務化
3月1日よりメトロポリタン美術館の入館料ポリシーが変わります。Pay as you wish （自分の好きな金額を支払う）はニューヨーク州住民及び周辺州（ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州）の学生にのみ適用され、それ以外の訪問者は以下の入館料を支払う必要があります。ただしチケットは3日間有効でその間はメトロポリタン美術館、ザ・クロイスターズ、ザ・メット・ブロイアーに同じチケットで入館できます。
料金：大人25ドル、学生12ドル、12歳以下の子供は無料
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夏時間スタート 3月11日正式にはDaylight Saving Timeと呼ばれる夏時間が始まります。3月11日の午前2時が午前3時になります。3月10日の就寝前に時計の針を1時間進めておくことをおすすめします。飛行機をはじめ乗り物移動がある場合は特にご注意ください。なお、サマータイム時の日本との時差は13時間になります。
イベント編
●ニューミュージアムにてトリエンナーレ展開催
期間：2月13日から5月27日まで
場所：ニューミュージアム
2009年に始まった3年に一度開催されるトリエンナーレ展。4回目となる今回のテーマは"Songs for Sabotage"です。アートをつうじて人種差別や植民地主義等へ抗議するアーティスト作品が展示されます。世界19国のアーティスト26名が参加します。ほとんどのアーティストがアメリカ初出展です。
なお、毎週木曜日午後7時から午後9時まではPay as you wishとなり、自分の好きな金額を支払えば入館できます（ミニマム2ドル推奨）。
●デビッド・ボウイ大回顧展
期間：3月2日から7月15日
場所：ブルックリン美術館
チケット：
〇スタンダードチケット ＄20.00（水―金）、$25.00（土日）
事前に日時指定をしてオンラインで購入します。
〇スペシャルチケット
スペシャルチケットは入場日指定の前売り券です。日を指定してオンラインで購入します。指定日の美術館営業時間内なら好きな時間に入場できます。いくつか種類がありますので一部ご紹介します。
ライトニング・ボルト・チケット $35.00（指定日の好きな時間に入場できます）
ジギースタンダードチケット $85.00(回顧展の写真集とトートバッグ付きチケットです。指定日の好きな時間に入場可能です）
東京やシカゴで開催されたデビッド・ボウイ大回顧展がニューヨークで開催されます。世界を巡回している回顧展でニューヨークが最後の展示になります。60以上の衣装、デビッド・ボウイ直筆歌詞、デビッド・ボウイの描いた絵画など計400点以上の品々が展示されます。チケットに含まれるヘッドフォンで曲を聞きながら展示を観賞できます。前売り券の購入を強くおすすめします。購入は下記オンラインから可能。すでに売切れている日時もありますので早めに購入しましょう。
● アーモリーショー
日時：3月8日から3月11日 (3/8, 3/9, 3/10 午後12時から午後8時、3/11 午後12時から午後6時)
場所：ピア92、ピア94（12番街と55丁目）
ニューヨーク最大のアートの展覧会。作品の購入もできます。行き方は地下鉄E/C線50丁目(50th St)駅下車で49丁目より西へ行くM50バスに乗ります。地下鉄50丁目駅から徒歩も可能です（駅から約15分）。また、ホテルアメリカーノ、ハドソンホテルから無料シャトルバスサービスもあります。ショーのチケットは一般1日券が47ドル、3月8日と9日の午後5時以降は特別料金で25ドル、期間中通しチケットは80ドル。チケットの購入は下記ウエブサイトから。
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セントパトリックデーパレード日時：3月17日 午前11時スタート午後5時頃終了
場所：5番街44丁目から79丁目まで
アイルランド系のパレードです。パレードは5番街と44丁目からスタートし、5番街と79丁目で終了です。数日前から街のいたるところでアイルランドにちなんだ緑色のTシャツや帽子を見かけるようになります。パレード当日はニューヨーカーは緑色の物を身に着けた思い思いの格好でパレード見物に出かけます。また、この日はアイリッシュパブは昼間からアイルランド系の人が集まり大騒ぎのどんちゃん騒ぎです。パレード見物客も羽目をかなり外しているので賑やかなイベントです。
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メイシーズフラワーショー期間：3月25日から4月8日
場所：メイシーズ
春を告げるメイシーズの恒例イベントです。テーマに沿ったお花や花アートがメイシーズの店内に登場します。今年のテーマは"Once upon a Spring Time"です。期間中のメイシーズ店内はとても華やかです。お買い物する予定がなくてもぜひお出かけください。
イースターパレードでごった返す5番街
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イースターパレード日時：4月1日 午前10時から午後4時
場所：5番街49丁目から5７丁目
春のニューヨークを代表するイベントです。この日にニューヨークにいるならば絶対に観ていただきたいです。パレードと言ってもマーチングバンドやダンサーは登場しません。ボンネットと呼ばれる帽子をかぶった人達や正装した人達が5番街に入り乱れます。趣向を凝らした帽子は被り物状態で仮装大会に近いです。手作りで完成度の高い帽子やコスチュームに驚きの連続です。参加も事前登録は必要ありませんので、参加希望者はコスチュームを作って当日5番街へお出かけください！5番街の49丁目から57丁目まではパレードの時間は歩行者天国になります。
●大リーグ開幕
3月29日 ニューヨークメッツ、ホーム球場での試合初日、対戦相手はカーディナルズ
4月2日 ニューヨークヤンキース、ホーム球場での試合初日、対戦相手はレイズ
野球ファンお待ちかねの大リーグシーズン開幕です。3月4月はまだ寒いので観戦には着込んで行くことをおすすめします。
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メトロポリタン美術館のルーフトップガーデンオープン期間：4月17日から10月28日
場所：メトロポリタン美術館
毎年春から秋にかけてオープンするメトロポリタン美術館の屋上ギャラリー。今年は4月17日からオープンします。展示はパキスタン人アーティスト、Huma Bhabhaの作品、"We come in Peace"の予定です。屋上からのセントラルパークとマンハッタンの高層ビルの眺めは最高に気持ちが良いですのでぜひ訪れてみてくださいね。
●トライベッカ・フィルムフェスティバル
日時：4月18日から4月29日
場所：トライベッカ周辺を中心に市内劇場（ウエブサイトを参考のこと）
今年で第17回目を迎えるニューヨークを代表する映画祭です。チケットは12ドルから40ドル。期間中は映画上映だけでなく俳優、監督などによるトークショー、ストリートフェアのイベントも数多く開催されます。有料イベントのみならずフリーイベントも予定されています。イベントの会場はトライベッカ周辺に散らばっています。期間中有効なパスの販売は2月26日開始、1回券の販売は3月27日開始。
タイムズスクエア周辺
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アースデー・歩行者天国場所：タイムズスクエアからユニオンスクエアまでのブロードウェイ（42丁目から14丁目）
日時：4月21日 詳細未定
地球環境を考える日、アースデー(4月22日）を記念して市内各地でイベントが開催されます。今年は4月21日にブロードウェイが約30ブロックにわたり大々的な歩行者天国になる予定です。
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桜祭り日時：4月28日、4月29日 午前10時から午後6時
場所：ブルックリン植物園
ニューヨーク周辺でも桜祭りが開催されます。ブルックリン植物園のものが一番有名です。桜の木の数は約200本。約60の日本関連イベントが予定されています。園内の桜の開花状況は植物園ウエブサイトで確認できます。
スケジュール未定ですが4月恒例イベント
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スモーガスバーグニューヨークのグルメトレンド発祥地のスモーガスバーグ。野外フードコートとも言えるし野外パーティーのような楽しいフードフェスティバルです。ウィリアムスバーグは川沿いで開催されマンハッタンの眺めも最高です。
まだ今年の日程は発表になっていませんが、毎年4月にオープンして11月までの毎週土曜日（ウィリアムスバーグ）、日曜日（プロスペクトパーク）に開催されます。
5月の先取り情報
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ガバナーズアイランドに宿泊施設オープンニューヨーカーの夏の人気お出かけスポット、ガバナーズアイランドに宿泊施設がオープンします。全米でテント形式の宿泊施設を経営するコレクティブグループが運営します。ガバナーズアイランドの宿泊施設ももちろんテントです。テントですが、ベッドもタオルも準備されています。部屋によってはプライベートバスルームです。料金はプレミアムベルテント（いわゆるスタンダードルーム、トイレ・シャワーはシェア）1泊$150.00から、ラグジュアリーテント（プライベートトイレ・シャワー、朝食付き）は1泊$500.00から（いずれも税金別）です。すでに満室の日もあります。なお、夏休み中の週末はミニマム3連泊必要です。またキャンセルポリシーが非常に厳しく45日前となっていますので予約時にはご注意ください。宿泊施設詳細、予約は下記ウエブサイトを参考のこと。
今月のおすすめレストラン
ミムズ・ダイナー
激熱！まさに今、ニューヨークで話題のレストランをご紹介します。
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ミムズ・ダイナー2017年11月にブルックリンにオープンした小さなご近所さん使いのレストランです。メニューは捻りの効いたアメリカの家庭料理。でも、とんがりすぎていない好感が持てる捻りで驚きはあるものの食べやすい味です。リピしたいお店として各メディアで絶賛されています。ナビも近くに住みたいと思ってしまったほどです。席確保には開店時間10分前には到着しておきたいですね。
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ミズノンイスラエルのセレブシェフ、Eyal Shani氏のニューヨーク初店舗。1月末にオープン。ヨーロッパにもあるピタサンドチェーンです。まずピタパンのしっかりした厚さに驚きます。オーダー後に調理される具はステーキ、野菜、魚介と様々で、味付けも世界各地からヒントを得ているようです。今までのピタパンサンドとは全く次元の違う味です。ナビが食べたキノコサンドも焼いたキノコの美味しさが凝縮されていて大満足。またShani氏のオリジナルメニューの丸焼きカリフラワーもあります。行きやすいチェルシーマーケット内です。
いかがでしたか？
この時期はポカポカ陽気の日があったかと思えば肌寒い日もあり不安定です。ポカポカ陽気の日はノースリーブの人や公園で日光浴をする人も現れ、「まだ3月だよ！」と思わずツッコミたくなります。そんな光景も含めニューヨークの春楽しんでくださいね。
以上、ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日：2018-02-20
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