3&4月のニューヨーク【2022年】

こんにちは、ニューヨークナビです。
3月1日でニューヨーク市はコロナ感染者第一号発生から丸2年となります。振り返ってみると早かったような遅いような2年間を経て、ニューヨークは今、感染者数を気にすることなく過ごしています。そして、3月から日本の水際対策措置の緩和が始まるとの嬉しいニュースもありましたね。これにより日本帰国時の自宅や施設での自主隔離期間が大幅に短縮されました。春休みのニューヨーク旅行はまだ難しそうなものの、ゴールデンウィークのニューヨーク旅行は現実味が出てきましたよね！約2年ぶりにニューヨーク旅行解禁となるのではと思うとナビもワクワクしています。
それでは2022年の3月と4月のニューヨークをご紹介します。

カレンダー編

イースターはキリスト教徒にとって大切な行事です。グッドフライデーは一部企業はお休み。イースターサンデーはショップ、レストランは休業または短縮営業になるスポットもありますのでご注意ください。両日ともほとんどの観光スポットは通常営業です。

4月15日　グッドフライデー
4月17日　イースターサンデー

気になるお天気・気候編

今年のニューヨークは2月から寒さが和らぎ比較的過ごしやすいです。それでも例年3月中旬までは氷点下になる日もあり、降雪もあります。服装は真冬同様の準備をしておきましょう。4月初旬までは服装は東京の真冬と同じですので手袋やマフラーの準備をおすすめします。4月になっても風が冷たい日は多いのでくれぐれも油断しないように。例年、4月中旬すぎに一度気温がぐっと下がり季節が逆行する時期があります。スプリングコートに万一のため重ね着できるようにセーターやフリースがあると重宝します。4月中旬までは真冬日もあれば半袖になりたいくらい暑い日もあり天候が定まりません。4月後半になるとお天気も安定し、ゴールデンウィークの時期は観光日和です。なお季節の変わり目の3月末は強風が吹くことがあります。また、暖かくなるにつれ陽射しも強くなります。サングラスがあると便利です。
＜3月平均気温＞　
最高気温華氏52 度（摂氏11度）　
最低気温華氏36度（摂氏2度）

＜4月平気気温＞
最高気温華氏64度（摂氏17度）　
最低気温華氏45度（摂氏7度

3月・4月のトピックス

●夏時間スタート　3月13日
正式にはDaylight Saving Timeと呼ばれる夏時間が始まります。3月13日の午前2時が午前3時になります。3月12日の就寝前に時計の針を1時間進めておくことをおすすめします。飛行機をはじめ乗り物移動がある場合は特にご注意ください。日本との時差は13時間になります。

ニューヨーク市の最近の状況

感染者数も減少傾向でマスクは引続き着用していても、街の人々はコロナをほとんど気にしていないように感じますね。企業は再出勤に動き出しましたし、観光客を含め1月より確実に人出は多くなっています。コロナ禍で閉店しまったお店が多く繁華街は空き店舗がまだ目立ちますが、飲食店も賑わっています。ナビも最近では外食が増えすっかりコロナ前の頻度に戻りました。でも、混んでいる飲食店での食事はまだちょっぴりギクッとします。
なお、ナビの周りには怖いから外食は最小限にしている人もまだいますので、外食については個人差がありますね。

●治安
最近では感染状況よりも気になるのが治安です。アジアンヘイトを始めコロナ禍で治安がかなり悪化してしまいました。ニューヨーク市警によると2021年は2016年以降最悪の状況だったとか。2022年も増加傾向は変わらず、特に地下鉄関連事件は毎日のように報道され、昨年の同時期より交通機関での犯罪は約65％（2月13日時点）増加。ニューヨーク市も地下鉄駅構内で寝泊まりするホームレスを排除する「地下鉄安全計画」を発表し本格的な取り組み始めています。そして、ようやく一部の地下鉄駅でプラットフォームにドアを試験的に設置することも決まりました。ナビも治安を考えると移動に時間はかかってもバスやフェリーを使わざるをえない状況です。また、コロナ前と比べて街全体の活動時間が朝が遅く夜が早くなり、早朝・深夜の行動も避けるようにもしています。

●コロナ関連規制
コロナ関連の規制はほとんど撤廃されており、残るはマスク着用とワクチン接種証明書提示です。
●マスク規制
2月25日にCDCはマスク着用ガイドラインを大幅緩和。感染リスクをレベル別3段階に分け、感染状況が落ち着いているエリアは屋内マスクは義務化ではなくなりました。すでにニューヨークは州知事が2月10日に屋内マスク義務化撤廃を発表しましたが、まだ着用義務が必要な場所もあります。
＜マスク着用が必要な場所＞
１．地下鉄・バス・タクシー・飛行機等の公共交通機関
連邦政府、ニューヨーク市ともに公共交通機関でのマスク着用を義務化しています。連邦政府の着用義務化命令は3月18日で有効期限が切れますがその後は未定です。ニューヨーク市もパンデミックに対する法令は5日ごとに延長しており今後の感染状況により変化が起こる可能性はありますね。
２．ブロードウェイショー観劇　今のところ4月30日までマスク着用義務化予定
３．医療機関
４．学校（屋内）・老人ホーム等
●レストランやショップは？
ニューヨーク市は飲食店やショップ等の上記以外の屋内施設には義務化はしていませんが、各施設で義務化について決めることができます。2月末時点でほとんどの飲食店やショップはマスク着用義務化しています。

●屋内施設利用時のワクチン証明書の提示義務
2021年9月より始まり、2月時点でまだ継続中です。ワクチン接種開始から1年以上が経ち、ブースター接種を義務付けている飲食店もあります。屋内飲食や屋内観光スポット訪問時,、ミュージカル観賞等はワクチン接種証明が出来るものと身分証明書を忘れずに持参しましょう。

●アメリカ入国時
国際線搭乗時に提示が必要なもの（提示できなければ航空機への搭乗を拒否されます。）
1. 有効なワクチン接種証明書（健康上の理由や18歳以下等の場合を除き日本国籍者はワクチン接種完了が米国入国条件です。）
2. 出発1日以内に受けた新型コロナ検査陰性証明書（英文）提示
3. 同意書の提示、
4. 航空会社へアメリカ国内での連絡先伝える
アメリカ入国後は隔離はありません。また陰性テストは到着後3日から5日以内に受けることが推奨されています。
また、コロナ関連書類に気をとられてESTAを忘れないようにしてくださいね。

●日本入国時
今までネックになっていた入国後の自宅待機期間が大幅に緩和されます。
3月1日からの主な変更点は以下のとおりです。
なお、詳細を必ず厚生労働省のサイトでご確認ください。
１．検疫所長指定する機関での待機
ニューヨーク州からの入国時は不要になります。2月までは指定施設での待機が3日間必要でしたので大きな進歩です。
２．入国時の自宅等待機
3回目のワクチン接種完了者：自宅等での待機不要（入国時に公的機関発行のワクチン接種証明書提示必要）
3回目のワクチン未接種者：原則入国後7日間は自宅等での待機。ただし入国後3日目以降に自主的に検査を受け陰性結果報告すれば待機はその後不要。※対象検査機関、陰性結果報告方法については厚生労働省のサイトにてご確認ください。
３．入国後の公共交通機関の使用
入国後、自宅等待機のための移動（入国時検査から24時間以内の移動，かつ自宅等を目的とした最短経路の移動）に限り、公共交通機関の使用が可能。なお、ワクチン３回目追加接種者は、入国後の公共交通機関の使用制限はなし。

また、アメリカ出国72時間以内に受けた陰性証明書の提示（指定フォーマットあり）、質問票の提出、誓約書の提出、スマホにMySOS（位置確認情報）とCocoa（接触確認）アプリをインストールは引続き必要です。

イベント編

■セント・パトリックデーパレード
日時：3月17日　午前11時スタート
場所：44丁目から79丁目までの5番街沿い

アイリッシュ系の人達が集う3月恒例イベントです。2019年ぶりのパレード開催で盛り上がりそうです。また、セント・パトリックデーはアイリッシュパブは昼間からどんちゃん騒ぎをする人で大賑わいです。

■大リーグ開幕
ニューヨークメッツ　ホーム球場での試合初日
日時：3月31日　対　ナショナルズ

ニューヨーク　ヤンキース　ホーム球場での試合初日
日時：4月7日　対　レッドソックス

■スモーガスバーグオープン
4月初旬（詳細未定）

ニューヨークを代表する野外フードマーケットです。2020年はキャンセル、2021年は6月から開催され、今年はコロナ前同様に4月から開始予定です。4月から始まり10月末頃まで毎週末開催です。

■ホイットニー・ビエンナーレ展
期間：4月6日から9月5日まで
場所：ホイットニー美術館

1932年に始まった歴史あるアートイベントです。過去にはジョージア・オキーフ、ジェフ・クーンズ等を発掘。2021年に開催予定でしたがコロナ禍のため今年に延期となっていました。今年は63人のアーティストが参加予定です。

■ブルックリン・マラソン
日時：4月24日

ブルックリン内のみで開催となる初のマラソン大会です。グリーンポイント、ウィリアムズバーグ、ダンボ等のブルックリンの主要スポットを巡るマラソンコースです。

メイシーズ・フラワーショー

イースターパレード

いかがでしたか？
待ちに待ったニューヨーク旅行が現実的になりつつあります。
ただ、コロナのこと、治安のこと、今まで以上に気をつけながら旅行を楽しむようにしたいですね。そのために今から旅行の計画を綿密に立ててくださいね。
以上、ニューヨークナビでした。