恒例イベントが続々と復活。今回はコロナ禍で変わったニューヨークの一面もご紹介。
こんにちは、ニューヨークナビです。
5月のニューヨークは新緑がまさに眩しい季節です。緑鮮やかな公園の芝生の上で寝っ転がったり座ったりするニューヨーカーの姿をあちこちで見かけます。さわやかな5月は街歩きもアウトドアダイニングもピッタリな季節ですね。6月は雨が少し多いものの、日も長くなり外で過ごすことが増えてきます。ストリートフェアやパレードのイベントも始まる時期です。
今回は日本でもニュースになっているアメリカの脱マスク事情やコロナ禍で変わったこともお伝えします。
それでは2022年5月6月のニューヨークをご紹介します。
お天気・気候編
5月中旬くらいまでは朝晩と日中の温度差が激しいです。日中は晴れればカラッとした気候で過ごしやすいですが、朝晩はまだ冷え込むこともあります。半袖もしくは薄手の長袖に重ね着できるようにジャケットの持参をおすすめします。また陽射しが強くなるため日焼け止め、サングラス、帽子は必須アイテムです。そして、新緑の5月は花粉の季節です。テレビやインターネットでPollen Countと言って花粉情報が掲載されます。5月末から6月中旬は日本の梅雨のように雨が多くなります。一日中ふったりやんだりのはっきりしない天気が続きます。雨具は必ず持参しましょう。道路が水溜りだらけになるため長靴があると便利です。雨の日は気温も低く感じるので薄手のジャケット、レインコートなどの持参をおすすめします。これを過ぎると夏日がやってきますが、冷房が効いているため冷房対策にやはり薄手のジャケットは必需品です。また、6月は一年で一番日が長い月です。夜景観光は夕食後に予定しておきましょう。
5月
平均最高気温68°(=20℃)平均最低気温54°(=12℃)
6月
平均最高気温80°(=27℃)平均最低気温62°(=17℃)
カレンダー編
お花は母の日の定番プレゼント
メモリアルデーは祝日です。この日が夏の始まりと考えられており、海水浴やバーベキューのシーズンが始まります。学校、公共機関、企業はお休みです。観光スポットは通常営業です。
母の日にはお母さんの日頃の苦労をねぎらいブランチ、ディナーに家族全員で出かける習慣があります。
ジュ―ンティーンスは2021年から始まった新しい祝日です。今年は日曜日になりますので20日を振替休日とする企業が多いでしょう。
5月8日 母の日
5月30日 メモリアルデー(祝日)
6月19日 ジュ―ンティーンス(祝日)
6月19日 父の日
ニューヨークの最近のコロナ関連情報
CDCが義務化していた公共交通機関でのマスク着用は4月20日から解除されています。ですが、ニューヨークは独自ルールがあり地下鉄や市バスでのマスク着用義務は続いていますのでご注意くださいね。第一波で酷い状況だったニューヨークはマスク規制解除には慎重な方だと感じています。なお、アメリカ国内線の飛行機とアムトラック利用時のマスク着用は義務ではなくなっています。
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主なマスク着用が必要な場所地下鉄・市バス(駅構内を含む)
タクシー・Uber・Lyft等
JFK国際空港、ラガーディア空港
ブロードウェイショー(今のところ5月31日まで)
医療機関
※レストラン、ショップ、ジム等の屋内施設は市としてのルールはありませんが、施設により着用義務を求めている場合があります。
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屋内施設利用時のワクチン接種証明義務市としてのルールは3月初旬で解除されていますが、施設により証明義務が必要なこともあります。
また、5月1日よりブロードウェイショー観賞時もワクチン接種証明義務が解除されます。ただ、これも各劇場で独自ルールを設定できますので、ミュージカル観賞時は劇場ルールをウエブサイトで必ず確認しましょう。
コロナで変わったニューヨークのこんなこと
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アウトドアダイニングが楽しいアウトドアダイニング登場でニューヨークの風景はとても変わりました。もちろん、良い方に。アウトドアダイニングがあると街が華やぎますね。コロナ前にニューヨークを訪問したことのある人だったらストリートの変わりようにびっくりするはず。当初は禁止されていた屋内飲食の代わりの一時的な措置だったんですが、継続されすっかり定着しました。パリのテラス席とも違い小さな小屋タイプ、テントタイプ、ストリートを丸々活用したタイプ等様々です。デコレーションにも凝った映えるお店も多くて、ついつい足を止めてしまいます。コロナ前には無かったニューヨークの新しい楽しみ方ですね。
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コーヒーのミルクが消えた?コロナ前はセルフ式コーヒーショップではミルク、豆乳等は一カ所に置いてあり、コーヒー購入後に自分で注ぐ方式でした。コロナ禍で自分で注ぐ方式は消え、注文時に店員さんにミルクや砂糖の希望を伝える方式が主流になりました。ミルクだけでも普通のタイプ、低脂肪、無脂肪、クリーム等とあり、一瞬とまどいます。
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無料サービスのパンに異変レストランで出されていた無料サービスのパンにも異変が出ています。メニューオーダー後、何も言わずに出てくるのが当たり前だったカゴに入ったパン。パンを食べながら料理を待つのが普通でした。コロナ前からパンを有料にするお店はありましたが、コロナ禍でパン有料のお店が増えました。メニューの一部となり、有料のせいかパン自体にもバターにも凝ったお店が増えています。なお、完全に消えたわけではありませんので無料で提供しているお店もまだまだ沢山あります。
イベント編
■9番街インターナショナルフードフェスティバル
日時:5月14日、15日の午前10時から午後6時まで
場所:42丁目から57丁目までの9番街沿い
ニューヨークでも最大規模と言われるフードフェスティバル。ヘルズキッチンのレストランが中心の出店です。インターナショナルの名がついているようにラテンアメリカ系、ギリシャ系、韓国系、インド系等、様々なジャンルの屋台が楽しめます。
■ダンスパレード
日時:5月21日、午後1時から午後4時
今年で第16回目を迎える恒例イベントです。昨年はオンライン形式での見学が主でしたので、本格開催は久しぶりです。1万人にもおよぶダンサーが踊りながら行進する圧巻のパレードです。パレードルートは19丁目とブロードウェイからスタートし、ユニバーシティプレイスを南下。8丁目で東へ曲がり、トンプキンスクエアパークで終了。トンプキンスクエアパークではそのままダンスフェスティバルが開催されます。
■フリートウィーク
期間:5月25日から31日
場所:イントレピッド海上航空宇宙博物館、タイムズスクエア、セントラルパーク、サウスストリートシーポート等
今年で第34回目を迎えるフリートウィーク。コロナ禍はオンライン形式で開催でしたので、インパーソンは3年ぶりです。海軍、沿岸警備隊等の艦隊がハドソン川に寄港。イベントはイントレピッド海上航空宇宙博物館、タイムズスクエア、セントラルパーク、サウスストリートシーポート等で開催されます。ただ、何と言っても一番の楽しみは普段はすれ違うことさえない海軍さん達の姿を街中で見かけるですね。時間があれば写真撮影にも応じてくれます。
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ウィリアムズバーグでのスモーガスバーグオープン6月予定
ニューヨークのフードフェスティバルの代表であるスモーガスバーグ。本拠地とも言えるウィリアムズバーグでの開催が6月から始まります。毎年、工夫を凝らしたグルメな屋台が登場し話題に事欠きません。川沿いでマンハッタンを見ながらピクニック感覚で食べるのも楽しいんですよ。
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ミュージアムマイルフェスティバル日時:6月14日 午後6時から午後9時
場所:82丁目から105丁目までの5番街沿い
美術館が並びミュージアムマイルと呼ばれる82丁目から105丁目までの5番街で年に1回開催されるフェスティバルです。フェスティバルの時間はミュージアムマイル沿いにある美術館に無料で入館できます。また、ミュージアムマイルが歩行者天国になります。
■マーメイドパレード
日時:6月18日
場所:コニーアイランド
コロナ禍でずっと中止になっていたマーメイドパレードが3年ぶりに戻ってきます!マーメイドの名前のとおり人魚や海にちなんだ仮装をした人達が大集合。楽しい仮装行列です。ナビも大好きなパレードです。
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タイムズスクエアでヨガ日時:6月21日
場所:タイムズスクエア
今年で第20回目です。タイムズスクエアでヨガをする大胆な企画です。ヨガクラス参加の場合は事前登録必要です。詳細はまだ発表になっていませんが、下記リンクからご確認くださいね。
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ゲイプライドパレード日時:6月26日 午後12時スタート
インパーソンでの開催は3年ぶりです。パレードは6月中に多く開催されるプライド関連イベントでも最大のイベントです。また。プライド月間の6月は市内いたる所でレインボーカラーの旗がはためきます。
いかがでしたか?
気温も上がりつつあり、ナビを含め外を歩いている時はマスクを外している人が多いです。すっきりと晴れた青空の下、ニューヨークの街を歩くのはとても気持ちがいいので、マスク無しで楽しみたいですよね。でも、ナビはまだ屋内ではマスク着用派です。
以上、ニューヨークナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2022-04-24