5&6月のニューヨーク【2018年】

夏に向かって、いよいよ野外イベントも開始。過ごしやすい季節です。

こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークも初夏を迎えます。5月に入り、42丁目沿いのブライアントパーク脇を歩いていると木々の緑に新緑の季節を感じます。5月下旬まではさわやかな街歩きにちょうど良い時期と言えます。ファーマーズマーケットの野菜や果物も色鮮やかで見て歩くだけでも楽しいです。野外イベントの開催も始まり、外で過ごすことが多くなってきます。陽射しもきつくなるので紫外線対策はお忘れなく。5月下旬から6月初旬まで雨が多い時期です。雨の場合の過ごし方も計画しておきましょう。それでは、2018年の5月6月をご紹介します。

気になるお天気・気候編


5月中は朝晩と日中の温度差が激しいです。日中は汗ばむほどですが、朝晩は半袖ではきついです。半袖もしくは薄手の長袖に重ね着できるようにジャケットの持参をおすすめします。また紫外線が強くなるので日焼け止め、サングラス、帽子があると良いですよ。そして、新緑の5月は花粉の季節です。テレビやインターネットでPollen Countと言って花粉情報が掲載されます。日本と違いマスクの着用はしません。5月末から6月中旬は日本の梅雨のように雨が多くなります。一日中ふったりやんだりし、曇り空のはっきりしない天気の日で湿気の多い日が続きます。雨具は必ず持参しましょう。道路が水溜りだらけになるため長靴があると便利です。雨の日は気温も低く感じるので薄手のジャケット、レインコートなどの持参をおすすめします。6月中旬以降はカラッとした日が続きますが、冷房が効いてくるので冷房対策にやはり薄手のジャケットは必需品です。また、6月は一年で一番日が長い月です。夜景観光は夕食後に予定しておきましょう。

5月 
平均最高気温68°(=20℃)平均最低気温54°(=12℃)

6月 
平均最高気温80°(=27℃)平均最低気温62°(=17℃)

カレンダー編


メモリアルデーは祝日です。学校、公共機関、企業はお休みです。観光スポットは通常営業です。街歩きには影響はありません。ただしオフィス街にあるレストラン、ショップ、個人経営のお店は休業することがありますのでご注意を。母の日にはお母さんの日頃の苦労をねぎらいブランチ、ディナーに家族全員で出かける習慣があります。お目当てのレストランは早めに予約をしておきましょう。

5月13日 母の日
5月28日 メモリアルデー(祝日)
6月17日 父の日

5月のトピックス

ガバナーズアイランドオープン
5月1日より10月31日まで

今年もガバナーズアイランドの季節になりました。営業時間は平日は午前10時から午後6時、土日は午前10時から午後7時です。島までのフェリーが5月1日から5月6日までは無料になります。それ以外は平日は往復3ドル、週末は無料です。
そして、今年は島にホテルもオープンします。全米でテント形式の宿泊施設を経営するコレクティブグループの運営です。ガバナーズアイランドの宿泊施設ももちろんテントです。テントですが、ベッドもタオルも準備されています。料金はプレミアムベルテント(いわゆるスタンダードルーム、トイレ・シャワーは共同)1泊$150.00から、ラグジュアリーテント(プライベートトイレ・シャワー、朝食付き)は1泊$500.00から(いずれも税金別)です。すでに満室の日もあります。なお、週末や祝日前後は2連泊または3連泊必要です。またキャンセルポリシーが非常に厳しく45日前となっていますので予約時にはご注意ください。宿泊施設詳細、予約は下記ウエブサイトを参考のこと。

5月・6月のイベント

地下鉄駅のデビッド・ボウイ展
日時:5月13日まで
場所:地下鉄B/D/F/M線のブロードウェイ・ラファイエットストリート駅(=地下鉄6線ブリーカーストリート駅)


地下鉄ブロードウェイ・ラファイエット駅がデビッド・ボウイ一色になっています。ブルックリン美術館で7月15日まで開催されているデビッド・ボウイ大回顧展にちなんだ展示です。駅構内のいたる所にデビッドボウイのポスター、コンサート写真等が貼られています。プチ回顧展のようです。移動時に遠回りしてでも、訪れてほしいです。
なお、ブルックリン美術館での大回顧展は日時指定したチケットを事前にオンラインで購入する必要があります。チケットの購入は下記ウエブサイトより。
フリーズアートフェア
日時:5月3日から5月6日

(5月3日:プリビュー)午前11時から午後8時、(5月4日)午前11時から午後7時、(5月5日、5月6日)午前11時から午後6時。
料金:1日券$48.00より(入場券は数量限定。早めに購入しましょう)
場所:ランドール島
行き方:
<フェリー>期間中はイーストリバーと35丁目のフェリー乗り場から30分おきにフェア専用のフェリーサービスあり。フェ リー代は往復$19.00。35丁目のフェリー乗り場へはM34バスでアクセス可能。フェリー代はオンラインで事前購入の必要がある。
<バス>期間中はグッゲンハイム美術館からフェア専用のバスサービスあり。所要時間は20分前後。料金は往復$8.00。バス代もオンラインで事前購入の必要がある。

イギリスのアートマガジン『Frieze』が主催するアートフェア。ニューヨークでは7回目の開催。世界30カ国から約190のギャラリーが集まる現代アート業界の縮図とも言える注目アートイベント。学割チケットもある。チケット・フェリー、バスのチケット購入はこちらから。

■Great Five Boro Bike Tour
日時:5月6日 


今年で41回目を迎える自転車のイベントです。約30000人ものサイクリストが自転車でニューヨークのマンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランドを駆け抜けます。全行程40マイル(約64キロ)。トライベッカからスタートし、マンハッタン内は5番街がルートになっています。街歩き中は自転車との接触事故に気をつけてください。なお道路規制がしかれますので時間の余裕を持って移動しましょう。

ジャパンデイ
日時:5月13日 午前9時30分から午後4時
場所:セントラルパーク内バンドシェルエリア及びラムジー・プレイフィールド
(メインの入口は69丁目と5番街)


日本とアメリカの文化交流を目的とするイベント。今年は12回目です。ライブミュージック、日本文化の紹介など一日中イベントが満載です。飲食屋台も出店します。ラムジー・プレイフィールドには持ち込み禁止物があるので訪問時は注意(ウエブサイトを参考のこと)。
アメリカンバレエ2018年スプリングシーズン
日時:5月14日から7月7日まで
場所:リンカーンセンター内メトロポリタンオペラハウス

今年もアメリカンバレエのシーズンがやってきました。「ロミオとジュリエット」、「白鳥の湖」等のお馴染みの演目が揃っています。チケットは22ドルからあります。スケジュール、チケット購入は下記ウエブサイト参考のこと。
ダンスパレード 
日時:5月19日 午後1時から午後4時
場所:スタート地点21丁目とブロードウェイ


今年で12回目。タンゴ、サルサ、ヒップ・ホップと様々なジャンルのダンサーがダンスをしながらパレード。今年のテーマは「キャバレー・オブ・ライフ」。参加団体は約80、参加人数は約10000人です。パレードは21丁目とブロードウェイからスタートしブロードウェイを南下、8丁目で曲がり東へセントマークスプレイスを進み、ダンスフェスティバルの会場となるトンプキンズスクエアパークで終了です。じっくり観賞したい人はアスタープレイスにあるGrand Stand(有料特別席)利用がおすすめです。ダンスフェスティバルは無料で午後3時から午後7時までです。フェスティバルでは無料ダンスレッスンもあります。
特別席の購入は下記ウエブサイトより。
9番街インターナショナルフードフェスティバル
日時:5月19日、20日午前10時から午後6時
場所:9番街の42丁目から57丁目


9番街を屋台が埋め尽くす大々的な野外フードイベントです。例年300以上の屋台・レストランが参加し、100万人もの人が訪れます。9番街に店を構えるレストランの出店も多くあります。中南米、アジア系など様々な味の屋台が並びます。
フリートウィーク
期間:5月23日から5月29日まで
場所:市内各地


今年で30回目。この1週間はアメリカはもとより海外からの軍艦もニューヨークに寄港します。寄港中の軍艦見学はピア90、ピア86等で可能です。例年、イントレピッド海上航空宇宙博物館やタイムズスクエアでイベントが予定されています。この期間は約4500人もの水兵さんがニューヨークに寄港します。タイムズスクエアで水兵さんを沢山見かけます。皆さん、気軽に写真撮影に応じてくれます。
サマーステージ開催
期間:6月2日から9月27日まで
場所:セントラルパーク他市内16の公園


今年で33回目を迎えるニューヨークを代表する夏の野外イベントです。市内の公園で毎年夏に行われる無料音楽イベントです(一部有料)。メイン会場はセントラルパークにあるサマーステージですが、他の公園でも開催されます。約100のイベントが予定されています。6月13日にはブルックリンブリッジパークでのメトロポリタンオペラリサイタルも予定されています。ほとんどのイベントは夕方以降の開催です。詳細は下記ウエブサイトより。
ビッグアップルBBQブロックパーティ
日時:6月9日、10日 午前11時から午後6時
場所:マディソンスクエアパーク、マディソンアベニュー23丁目から26丁目付近


今年で16回目を迎えた肉好きにはたまらない大規模バーベキュー大会です。テキサス、メンフィスなどのバーベキューの本場からの出店も含め17店舗が集合します。色々な種類のバーベキューが楽しめます。お腹を空かせて出かけましょう。お手拭持参をおすすめします。
ミュージアム・マイル・フェスティバル
日時:6月12日午後6時から午後9時
場所:82丁目から105丁目までの5番街沿い

6月恒例のストリートフェスティバル。今年は第40回目です。5番街は歩行者天国になります。さらにライブミュージックやパフォーマーが楽しさを演出。まだ、今年の詳細は発表になっていませんが、過去に参加した美術館は以下の通りです。ただし、ほとんどの美術館が行列になるのでお目当ての美術館には早めに向かいましょう。
マーメイドパレード
日時:6月16日 午後1時スタート
場所:コニーアイランド、パレードは21丁目とサーフストリート発

今年で36回目。人魚や海に関連したものに思い思いに仮装した人達が行き交うパレード。露出度が高くて驚きますが楽しいです。今年はクイーンマーメイドにアマンダ・パーマー、キングネプチューンにニール・ガイマンが登場します。この日にニューヨークにいるならぜひ見物に行きたいイベントです。例年大混雑しますので早めに到着しておきましょう。もちろん参加だって可能です!パレードの前後は名物のホットドッグをほおばったり遊園地で遊んでコニーアイランドの1日を楽しみましょう。
タイムズスクエアでヨガ
日時:6月21日 
場所:タイムズスクエア


今年で16回目です。タイムズスクエアで野外無料ヨガ教室が開かれます。約1時間の様々なヨガクラスが早朝から夜まで数回開催されます。参加は無料ですが事前登録が必要です。ヨガマット持参で当日スペースがあれば飛び入りも可能です。4月現在、時間やインストラクターは未定ですので詳細は下記のウエブサイトで後日チェックしてみてくださいね。
ゲイプライドパレード
日時:6月24日 午後12時スタート
パレードは16丁目と七番街からスタートし、29丁目と5番街で終了


5月下旬から6月中はプライド月間として関連イベントが市内各地で開催されます。ゲイプライドパレードはしめくくりイベントです。パレードの先頭はビリー・ジーン・キングが務めます。また、今年はパレードルートが変更になり、16丁目と7番街からスタートし、7番街をクリストファーストリートまで南下
。そのままクリストファーストリートから8丁目を行進し、5番街を北上します。29丁目と5番街で終了です。この時期はウエストビレッジはレインボーの旗をいたるところで見ることができます。

5月・6月のおすすめメニュー

スモーガスバーグ

さわやかな季節の5月・6月にはスモーガスバーグがぴったり。毎年、4月から11月頃まで開催されるニューヨークを代表する野外フードフェスティバルです。約100店舗の飲食店が出店し、毎週末3万人もの人が訪れます。スパゲティドーナツ、フルーツ丸ごとジュース、見て楽しい食べて美味しい物が大集合です。今年はロブスター丸ごと1尾使ったロスアンゼルスのスモーガスバーグ発のお店も登場。また14歳の高校生が切り盛りするお店も出店し、話題に事欠きません。ウィリアムズバーグ(土曜日)とプロスペクトパーク(日曜日)の2カ所で開催されます。ウィリアムズバーグはイーストリバー沿いでマンハッタンの眺めも最高です。
いかがでしたか?
2018年の5月と6月をお届けしました。暖かくなるのが遅い今年は5月最初の週はセントラルパークを始め、桜がまだ楽しめる可能性があります。
全体的に晴れた日が多い時期ですので気持ち良く過ごせます。思いがけなく暑い日もありますが、そんな日はビールやアイスクリームで涼をとってくださいね。
以上、ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-04-17

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