7&8月のニューヨーク【2021年】

472日ぶりにニューヨークが戻ってきた!コロナ関連規制解除となり全面再開へ突入しました!

こんにちは、ニューヨークナビです。
ニューヨークは1回以上のワクチン接種率が成人人口70%以上となり、6月15日にコロナ関連規制を解除しました。パンデミックが始まってから472日目の全面再開です。4月末にデブラシオ市長が7月までに全面再開を宣言した通りにニューヨーク復活の夏となりましたね。振り返れば1年前の夏は再開が始まっていても制限があり心から楽しむには程遠い状態で、今とは比べられないほど人出が少なかったですね。今年の夏で大きく変わった感があるのは野外イベントの復活ですね。公園の無料音楽ライブイベント、ヨガクラス等の夏のお馴染みの光景が戻ってきました。さらにニューヨーク市は全面再開を祝してセントラルパークで野外大コンサートを計画しています。
それでは2021年7月と8月のニューヨークをご紹介します。

カレンダー編

7月4日 独立記念日
1776年に公布されたアメリカ独立宣言を記念した国を挙げての祝日です。今年は7月5日が振替休日となり土日と合わせて三連休です。毎年、各市町村では花火大会を開催し、ニューヨークでも毎年メイシーズ主催の花火大会が開かれます。
お盆休みやバカンスは?
お盆休みも街をあげてのバカンスもありません。ほとんどのショップ、レストランは7月8月ともに通常営業です。ただし夏に需要が落ちるチョコレートショップをはじめとした個人商店は夏休みで2週間ほど休む場合もあります。

お天気・気候編

暑さのピークは7月です。8月も中旬までは30度超えの日もありますが、中旬過ぎには涼風がたち秋を感じ始めます。全体的に東京と比較すると蒸し暑さはなくとも陽射しはかなりきついです。帽子、日焼け止めクリームは必須アイテムです。室内の冷房がかなり強いのでカーディーガン、羽織る物が必要です。また、地下鉄は駅構内がモアッとして不快です。常にペットボトルの水を持ち歩いてこまめな水分補給を心がけましょう。日没は遅いので夜景観光は夕食後に計画しておきましょう。7月は早朝や夕方にサンダーストームが多い時期です。雷をともなった豪雨がふりますが1時間ほどでおさまりますからカフェやショップで雨宿りしてくださいね。8月後半からはハリケーンシーズンです。ハリケーンが上陸すると地下鉄、バスの交通機関がマヒすることもありますのでご注意を。また、フライトがキャンセルになることもありますので航空会社の連絡先は控えておきましょう。
7月:平均最高気温 29℃(85°F) 平均最低気温 21℃(70°F)
8月:平均最高気温 28℃(83°F) 平均最低気温 21℃(69°F)


ニューヨークの新型コロナ関連ニュース

今回の感染規制解除で変わったことは?
ニューヨークの場合、X月X日に規制解除予定とせず、1回以上のワクチン接種率が成人人口70%を超えたら解除としていました。方針発表時点で68%だったとは言え、6月15日に「70%超えたので今から州の規制解除です。」と発表があり「今から」で驚きました。すでに5月から規制解除が進み全開モードだったので今回が大きな変化とは感じませんでしたが、規制解除という言葉に大きな意味があった気がします。

今回で変わったことはレストラン、ショップ、スポーツジム等はソーシャル・ディスタンス、収容人数制限、消毒・清掃、健康チェック等の感染対策が義務ではなく任意になったこと。これにより、レストランはソーシャル・ディスタンスやパーテション不要でテーブル設置可能、100%収容可能になり、ショップもソーシャル・ディスタンス不要、100%収容可能となり、通常営業に晴れて戻りました。ただ任意のためソーシャル・ディスタンス、マスク着用等を継続するお店もあるかもしれませんね。
また、野球観戦はワクチン接種証明書も陰性証明書も不要で収容制限なしマスク無しで観戦可能になります。
他方、ワクチン接種を受けていない人は、CDCのガイダンスに従いマスク着用とソーシャル・ディスタンス順守が引続き必要です。
まだ規制のある場所、場面
以下の場所ではCDCのガイドラインがまだ適用され、ワクチン接種完了者でもマスク着用とソーシャル・ディスタンスが必要です。
公共交通機関、医療機関、公立学校、5000人以上が参加する大規模屋内イベント等
マスク携帯必須
ナビが見たところ、屋外のマスク着用率は40%くらいまで下がりました。ですが、ショップやスーパーの屋内はほとんどの人がまだ着用していますし、公共交通機関でも着用必要なため、街歩き時は着用していなくとも皆さん持ち歩いています。

ニューヨークの感染状況
ニューヨーク市の直近7日間平均新規感染者数は181人(疑いも含める)、直近7日間の陽性率は0.4%となっています。(6月23日現在)
18歳以上の州民70%が少なくとも第1回目ワクチン接種をしたことによりNY州ではメガサイトの一部を閉鎖、接種率が比較的低いエリアに接種会場を新たに設けることに方針転換しました。
なお、ニューヨークでは感染者数が減少傾向ながらもアメリカ全体ではデルタ株感染者率が少しずつ増えているためCDCは注意を促しています。
本とニューヨークの往来再開は?
ニューヨークは全面再開に入りましたが、それでも日本からのニューヨーク旅行再開は残念ながらまだ先ですね。まず渡米する際の陰性証明書提示、さらに日本入国時の陰性証明書提示及び入国後14日間の自宅等で待機が必要で、気軽にとはいきませんね。

7月・8月のイベント

メイシーズ独立記念日花火大会
日時:7月4日 午後9時25分頃スタート


昨年は大規模集会が禁止されていたため、小規模の花火大会を市内各地で開催したりオンライン配信でした。今年は規制もなくなりコロナ後ということで大復活です。花火大会は25分間でイーストリバー沿いでの開催予定です。65000発の花火が夜空に輝きます。

ネイサンズ・ホットドック早食い大会
日時:7月4日午前11時女性スタート、午後12時30分男性スタート
場所:コニーアイランド、Maimonides Park


こちらも花火と並び独立記念日恒例イベントです。10分間でホットドッグを何個食べられるかを競います。昨年はマスコミ関係者のみ招待し開催されましたが、今年はパンデミック前同様に一般開放され開催予定です。観戦チケットは無料ですが事前予約必要です。
ホームタウン・ヒーロー・パレード
日時:7月7日 午前11時スタート

パンデミック中のニューヨークを支えてくれた医療従事者、宅配業者、食料品店などのエッセンシャルワーカーを称えるパレードです。デブラシオ市長により2020年4月にはすでに考案が出ていました。パレードルートはバッテリーパークからスタートし、シティ・ホールで終了予定です。

レストランウィーク
期間:7月19日から8月15日まで(土曜日は除外)

パンデミック前は冬と夏に開催されていたレストランウィーク。前菜、メイン、デザートの3コースが通常よりお得な値段で味わえる人気企画です。パンデミック中、2020年夏のレストランウィークは中止、2021年冬はテイクアウトのレストランウィークが開催されました。2021年夏のレストランウィークは詳細は未定ですが開催決定です。

ニューヨーク・メガ・コンサート
日時:8月21日
場所:セントラルパーク グレートローン


ニューヨーク完全復活を祝してセントラルパークで大型コンサートが予定されています。まだ参加歌手は未定です。
ブライアントパークムービーナイト
期間:8月23日から9月28日までの月曜日、火曜日開催
午後5時 開場、日没後上映スタート(午後8時頃)


夏の恒例イベントの公園での野外映画祭も戻ってきました。芝生の上でくつろぎながら映画を観ましょう。

USオープンテニス
期間:8月30日から9月12日まで

昨年は無観客で行われたUSオープンテニスも今年は制限がなくなり人数制限なしで開催されます。7月15日よりチケット売出し開始です。
いかがでしたか?
パンデミック第一波で一番被害を受けたニューヨークは今や全米で最も低い感染率となりました。そして6月15日の規制緩和発表。野外イベント復活で大勢の人が集まった公園を見た時はナビも嬉しかったです。ニューヨークの夏が戻ってきました。
以上、ニューヨークナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2021-06-24

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