1&2月のニューヨーク【2021年】

一番はコロナの終息!外出制限の緩和、旅行の再開など沢山の「今年こそ!」がある2021年。

Happy New Year! ニューヨークナビです。
新しい年の始まりです。パンデミックもとうとう2年目になってしまいましたね。12月のニューヨーク市の新規感染者数は一日あたり3000人前後です。そう聞くと不安に思う方も多いでしょうが、実際に生活しているナビからすると、街行くニューヨーカーの表情に悲惨さはないんですよ。春のロックダウン中に比べると、ニューノーマルの中で普通に生活しているように見えます。ホリデーも例年より人出は少なくともそれなりにエンジョイしているようでした。ただ、ナビは空き店舗が増えた街を見ると「コロナなんてことをしたんだ!」と腹立たしさが込み上げてきますけどね。
さて、1月2月は消費がぐっと落ち込む時期です。例年開催されるレストラン・ウィークやブロードウェイ・ウィークは今年はなく、静かな2ヶ月になりそうです。それでは、2021年の1月2月をニューヨークのコロナで変わったことと一緒にお届けします。

カレンダー編

1月1日 元日(祝日)
祝日ですが日本ほどお祝いしません。郵便局、銀行、公的機関はお休みです。観光スポットはほとんど営業し、ショップ、飲食店は大手チェーンを中心に営業します。個人経営のお店はお休みのことがあります。なお、営業していても短縮営業になることが多いのでホームページ、SNSなどで訪問前に営業時間を確認しましょう。また日系レストランはお正月三が日を休業する場合が多いのでご注意を。一般企業の仕事初めは1月4日からです。
1月18日 マーティンルーサーキングJRの日(祝日)
2月15日 プレジデントデー (祝日)

マーティンルーサーキングJRの日とプレジデントデーは休日扱いにしない企業もあり、お店、飲食店、観光スポットともに通常営業です。郵便局、公的機関はお休みになります。

お天気・気候編

1月と2月は最低気温は氷点下、日中も気温はほとんど上がらず、ロングコート、手袋、マフラー、毛糸の帽子、厚手の下着は必須です。足元が冷えるので靴用ホッカイロ使用かUGGのようなムートンブーツだと心強いです。また、降雪時は道が滑りやすくなりますからスニーカーやスノーブーツ着用が良いです。室内は暖房が効いていますので脱ぎ着しやすい服装がおすすめですね。非常に乾燥しているので静電気防止グッズと保湿クリームも必ず持参しましょう。降雪に備えて傘も必要です。大雪の場合は公共交通機関運休、公園や観光スポット等も閉鎖になります。雪の日は帰りの足を考慮して遠出を控えることも必要です。お天気を確認してから外出しましょう。なお、悪天候時のために航空会社の連絡先は日本出発前に必ず確認してくださいね。




<1月の平均気温>
平均最高気温39°F(3.8℃) 
平均最低気温26°F(-3.3℃) 
<2月の平均気温>
平均最高気温40°F(4.4℃) 
平均最低気温27°F(-2.7℃)


新型コロナ関連ニュースまとめ

日本からの入国
アメリカは州によって自主隔離ルールが異なります。ニューヨーク州の規定は以下の通りです。
日本からの移動者は連絡先等を記入したトラベル・ヘルス・フォーム提出と14日間の自主隔離が義務付けられています。トラベラー・ヘルス・フォームは機内において様式が配布されることとなっています。
違反者には罰金が科されることがあり得ます。連絡先情報等を提供しない場合や自主隔離に従わない場合には2000ドル(最大1万ドル)の罰金が科されることがありますのでご注意ください。
日本帰国後
日本到着後も空港での検査、14日間の自宅待機の対象になります。
カナダとの国境は1月21日まで閉鎖(延長の可能性大)

●市内飲食店規制
店内飲食は12月14日から禁止されています。
バー、レストラン等のアウトドアダイニングは午後10時までです。(食事のデリバリーとピックアップは午後10時以降も可能。)

コロナワクチン接種キャンペーン
2020年12月中旬から優先順位順にコロナワクチン接種が始まりました。一般の接種開始は2021年中頃とも言われ、まだ先ですがニューヨーク市はワクチン接種推進のため「NYC Vaccine for All」キャンペーンを立ち上げました。ワクチンの安全性、接種可能な場所等を記載したパンフレットを作成。ワクチン接種は無料です。

●休演中のイベント
ブロードウェイミュージカル:2021年5月30日まで休演 
※6月に再開しても、ショーにより再開時期が異なり、本格再開は2021年秋と言われています。
メトロポリタンオペラ:2021年9月再開予定
ニューヨークフィルハーモニック:2021年6月再開予定
ニューヨークシティバレエ:2021年9月再開予定

イベント編

クリスマスツリーは年始まで展示
メトロポリタン美術館:2021年1月6日まで
アメリカ自然史博物館 :2021年1月10日まで
ロックフェラーセンターのクリスマスツリー:
2021年1月2日午後10時まで
旧正月 
2月12日

例年ならチャイナタウンで爆竹フェスティバルやパレードが開催されますが、今年は無理でしょう。
バレンタインデー
2月14日

いつもの年ならバレンタインデーはレストランで豪華な食事ですが、今年はステイホームのバレンタインデーになりそうです。また、恒例のタイムズスクエアのハートをテーマにしたパブリックアート展示も開催未定です。
ブライアントパークのアイススケートリンク
期間:3月7日まで
場所:ブライアントパーク

ホリデーマーケット終了後もアイススケートリンクは営業します。

ニューヨークはコロナでこんなことが変わりました!

マスクはきちんとしましょう
コロナ禍で始まったマスク着用も最近では単に「マスク着用」ではなく、「マスクは鼻まで覆ってください。」と表示している場所が増えてきました。鼻マスクでは効果ないですよね!

物価上昇
春は買い占め、物流の乱れ、食肉工場のクラスター等で食料品を中心に生活出需品の物価が急激に上がりました。その後、物価上昇は少し収まったものの、経済活動再開後は感染拡大防止対策で今までになかった費用が発生しています。例えば、レジのアクリル板、消毒液、従業員用マスク、ソーシャルディスタンスマーク、飲食店はアウトドアダイニング設置等と出費がかなりかさんでいます。そのため、どの業界も少しだけですが値上げをしているようです。
コーヒーの牛乳が消えた
スターバックスのようなセルフ式コーヒーショップはお客自身で購入後に牛乳を入れるのが一般的でしたが、パンデミックで牛乳セルフ方式は無くなりました。コーヒーをオーダーする際に牛乳の希望を聞かれ、お店の人が入れてくれる方式になっています。牛乳といっても普通、低脂肪等あり、「牛乳入れてください。」と言った後に「普通の?低脂肪?」と聞かれることもあります。アクリル板越でマスク着用で聞こえづらく、店員もナビもお互いに「えっ?もう一度言って。」と何度も聞くことになることもしばしばです。こういった小さなことでも、ニューノーマルの生活で変わったことは気が付けば多いんですよね。
試着が出来ない
ロックダウン後、デパートやショップが再オープンし久しぶりの買い物に出かけたものの、感染防止のため試着室使用禁止のお店がほとんどで不便でしたね。

いかがでしたか?
ナビは2020年年始に中国で原因不明の肺炎が発生とのニュースを見て、「当分、中国旅行は無しだな。」と思ったのを覚えています。その時は、まさかアメリカで感染爆発し、ロックダウンを経験すると予想もしませんでした。あれから1年あっと言う間に過ぎましたね。
2021年は終息に向かう年と信じて、引き続きコロナ対策をしっかりして元気に過ごしましょう。
それでは、今年もニューヨークナビをよろしくお願いいたします。
以上、ニューヨークナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-12-23

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